時間が来れば選手達は出てくる。今回はミニキャンピングカーが選手の控え場所。このキャンピングカーは前の週にバイエルンのレースでも見た。今回もジョニー・シュレック氏が居た。地元なので、様々な人たちに挨拶やらしてた。選手達が出てくる前に、一冊の写真集のようなものを持ってやって来た。キャンピングカーの窓からそれを中に入れ「フランク、サインしろ」と。サインを頼まれたらしい。
キャンピングカーの周りはサイン様のペンを握りしめて、帽子、ノート、ジャージ等々をもってサイン待ちしてるファンが大勢。
今日のターゲットはJJとカンチラーラ。もちろん両方とももらいました。
しつこくTeam CSCを追いかけてるので、選手達も気安く声を掛けてくれます。アーヴェセンには「ツールに出るよね」とずばり一番気になることを聞きました。答えは「Hopefully(そう期待してる)」でした。「来週はツールドスイスで、今年はツール全ステージ行くぞ」と宣言したら、「聞いてる」って、スタッフから聞いたのか。とにかくツールには絶対に出て欲しい。
この日アーヴェセンは積極的に走り、最終的に8位でした。前日までの遅れ時間が大きかったので、ちょっと心配だったのですが、それまでゆっくり走って、最終日に好調さを見せるために逃げるつもりだったのでしょう。総合争いしてると逃げれないので(最終日の紳士協定)、予定と通りの遅れだったんだと思います。ゴール後にもお話ししましたが、「好調さを示すために、今日は常に前に走って端だね、ツールへ向けて」と聞いたら、「そうだね」ということでした。
同じくグストフも総合に絡まない位置に居て、今日は積極的に前で走ってました。彼もツール出場の可能性が高いと言われてます。山での引き役を担うためです。最終的に11位でした。静かなグストフですが、「元気?」と声を掛けてもらいました。昨年のドーフィネリベレ以降に気安く近づけるようになりましたから。
フランクも「元気?」と。彼はツールドフランス決定ですから。今年はラルプデュエズゴールのステージがあります。再度の勝利を期待ですが、マークが厳しいので、どうでしょうか。
さて、最後に出て来たのがカンチラーラでした。サインを求められて、静かにサインをしてました。僕もサインしてとペンを出しました。すると、笑顔で「どうだ、調子は」と。そうなんです。彼は人見知りするので、何回も応援に行って、覚えてもらう必要があるのです。一度覚えてもらえば、本当に優しく接してくれます。この日は疲れてて、翌週のツールドスイスもあるし、脚休めだったのでしょう。ルクセンブルクの街に入ってからの周回中に遅れて、最後の1周回を残して棄権となりました。Voiture balaiの後方から登ってきて(チームカーは坂を登りきった先にあったので)、そのまま棄権でした。
JJは最後の周回はゆっくりと一人で登ってきました。でも完走してます。スプリンターの彼には辛い周回だった様子です。彼も将来ツール等でのスプリントジャージを着たいなら、上りもこなさなくてはなりません。スプリンターが山を登る様子は時に観てる方が辛くなるのですが、ここは「がんばれ」と見守りました。一人旅の哀愁が漂ってる写真ありです。
これが最終周回での彼の雄姿です。公式記録ではこの日ブービーで、総合は最終です。
とTeam CSC一筋の追いかけ屋の僕の独り言です。
レース開始後はゴール地へ向かいます。多少の渋滞がありましたが、順調に街に入る。車はゴール近くの地下駐車場へ入れ、一旦ゴール地の確認へ出かける。すると、シュレックファンクラブのおじさんはすでに場所取りしてました。後にシュレックママのギャビーさんやらがそこに居ました。この時点で12時30分過ぎだったと思います。
続く
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2008/06/09(月) 00:22:08|
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