■ 18年ぶりの古巣復帰が濃厚開幕前は「昇格候補の1つ」に挙げられながらまさかの低迷。最終的にはクラブワーストとなる14位に沈んだジェフ千葉は賛否両論ある中でエスナイデル監督の続投を決めた。続投の効果なのか?否か?は分からないが、FW船山貴、MF熊谷アンドリュー、MF佐藤勇、GK佐藤優、DF鳥海、MF為田など主要メンバーの契約更新がすでに発表されている。主力の流出の話も流れていないので今のところは順調である。
→ 2018/11/28 【賛否両論あり】 エスナイデル監督(ジェフ千葉)の続投も悪くないと思う5つの理由ただ、FWラリベイの退団は確定している。何だかんだで33試合に出場して11ゴールを記録したFWラリベイの穴をどのようにして埋めるのか?は大きな注目点になるが元日本代表で市原ユース出身のFW佐藤寿(名古屋)の加入が濃厚となった。早い段階でジェフを離れていたので実に18年ぶりの古巣復帰となる。先のとおり、MF佐藤勇の残留は確定しているので、佐藤兄弟が千葉でタッグを組むことになった。
実績は申し分ない。J1とJ2で通算すると216ゴール。日本代表としても31試合で4ゴールを挙げている。Jリーグでの通算ゴール数は歴代最多となる。広島時代の2012年には「MVPと得点王とベストイレブンの3冠」を達成するなどJリーグ史上でも屈指のストライカーである。来シーズンは久しぶりにJリーグの舞台で千葉ダービーが実現することになったがFW佐藤寿の加入でダービーはさらに盛り上がるだろう。
近年の千葉はかつてチームに在籍した選手がチームに戻ってくるケースが多くなっている。MF羽生は現役の最終年は千葉でプレーしており、MF工藤浩も今夏に千葉に復帰してきた。J2でも低迷していることを気にかけているOBがたくさんいるがFW佐藤寿もそういう選手の1人だった。抜群の知名度と人気を誇るスター選手なのでいろいろな面でチームに貢献できるだろう。ピッチ外でも存在感を発揮するはずである。