■ 若手トリオが落選・・・。0対2で敗れたガーナ戦から一夜明けた5月31日(木)にロシアW杯の最終登録メンバー23名が発表された。ガーナ戦に招集された選手は怪我で離脱したMF青山敏を除くと26名。サプライズでの追加招集がなかった場合でも、少なくとも3名が落選することは確定していたがFW浅野拓(シュツットガルト)、MF井手口(レオネサ)、MF三竿健(鹿島)というリオ世代の若手3人が最終登録メンバーから外れることになった。
ロシアW杯出場を決めた去年8月のオーストラリア戦(H)でゴールを決めたFW浅野拓とMF井手口はどちらも落選となったがリーグ戦が佳境に入った時期に所属クラブで試合に絡めなかったことが響いた。3月の欧州遠征のときも代表から外れており、当時のハリルホジッチ監督は「所属クラブで試合に絡めない状態が続くようだとロシア行きは難しい。」という趣旨のコメントを残しているが最後の最後で落選となった。
この2人はリオ世代であり、手倉森JAPANでも活躍した。Jリーグでベストヤングプレーヤー賞を受賞して欧州に羽ばたいていったところも共通点になる。ハリルホジッチ監督が末期の時期に積極的に起用していた選手であり、世代交代を進めようとしたハリルJAPANの象徴的な存在になっていた選手と言えるが、あれだけ所属クラブで試合に絡めないとW杯行きは難しくなる。致し方ない落選と言える。