■ 絶対に外せないのは4人2007年のJFLで2位となってJ2昇格を果たしたロアッソ熊本は2008年からJ2でプレーしている。FC岐阜が同期となるが今シーズンが区切りの10年目となる。高木琢也監督が率いた2010年に19チーム中で7位と躍進したがそれ以外のシーズンは全て2桁順位となる。今シーズンも2桁順位が濃厚。ここ最近は残留争いに巻き込まれるシーズンが続いており、「J1昇格」よりも「J2残留」を目標にせざる得ない状況である。
今シーズンもJ2の残留争いに巻き込まれているので「J2残留」を目指して戦っている最中であるが、過去を振り返ってみると現チームの監督であり、代表取締役社長を務めていた池谷氏が柏の前身である日立サッカー部の出身ということもあって柏とのつながりが深いクラブである。柏のトップチームで活躍したベテランや柏で出場機会に恵まれていない若手を積極的に獲得して戦力として活用してきた歴史がある。
熊本の歴代ベストイレブンを考えたときに絶対に外せないのはGK南、DF片山奨、MF清武功、FW高橋泰の4人である。長きに渡って柏の守護神として活躍したGK南は1999年のワールドユースの準優勝メンバーの1人である。年代別代表の正キーパーとして大きな存在感を発揮したが熊本では2010年~2013年までプレーした。前述とおり、クラブ史上最高の成績を残した移籍初年度(=2010年)の活躍ぶりは印象深い。