■ 加速度的に成長してきた松本山雅2014年のJ2で2位になって初のJ1昇格を果たした松本山雅は熱狂的なサポーターと良質なスタジアムを武器にJリーグの中で存在感を発揮している。2012年にJ2初昇格を果たしたクラブなのでJ2昇格からわずか3年でJ1昇格を成し遂げた。異例の超・スピードでクラブは成長を遂げてきたが反町監督が松本山雅の監督に就任したのは2012年なのでJ2に昇格してからはずっと反町監督がチームを指揮している。
過去を振り返ってみても主力が大量に引き抜かれたり、契約満了の選手が続出したオフはJリーグに昇格してからは1度も無い。Jリーグのクラブでは珍しいほど基本的なメンバーがあまり変わらないチームであるが、ベストイレブンのオートマチックチョイスはMF田中隼とDF飯田真の2人である。右WBのMF田中隼は2014年から地元のクラブである松本山雅でプレーしているが勝者のメンタリティを植え付けた。
DF飯田真はJFL時代の2010年から松本山雅でプレーしているので早くも在籍8年目。JFL時代からチームに在籍しているのはDF飯田真のみ。チーム最古参となった。187センチのサイズを生かした空中戦は松本山雅の大きな武器になっており、空中戦の強さに関しては「日本人屈指」と言っても過言ではないだろう。2016年にはJ2で7ゴールを挙げるなど彼の攻撃参加は松本山雅の得点源の1つになっている。