愛媛FC→ アカデミー・ヘッド・オブ・コーチングという役職だった和泉氏を監督に据えて21位からの巻き返しを図った愛媛FCだったが開幕から6試合勝ちなし。大きく出遅れたところで和泉監督は辞任を表明した。7節からコーチを務めていた實好監督が就任したが監督交代後は2勝1分けと負けなし。3試合で勝ち点「7」を獲得して最下位を脱出した。初陣となった岡山戦(H)も引き分けだったが一時は2対0とリードを奪った。
監督交代によってチームは様変わりしたが9節を終えた時点では2勝4敗3分けとなる。16位まで順位を上げてひとまず降格圏を脱出することが出来たが重苦しい空気が一掃されたのは良かった。9節の松本山雅戦(H)は3対1の完勝だったがMF森谷やMF前田凌といったテクニックのある選手を起用。アタッキングサードでアイディアを出して相手の守備を崩す場面が多かった。結果も内容も申し分ない試合になった。
「この勢いがどこまで続くのか?」が目下の注目点になるが10節が新潟戦(H)、11節が京都戦(A)、12節が磐田戦(H)、13節がFC琉球戦(H)になる。上位4チームの対戦になる。いずれのチームも調子がいいので難しい試合になる可能性は高いはそのうちの3つはホーム戦なので「愛媛FCにも勝てるチャンスはある。」と言える。いい状態で上位との4連戦を迎えることになったがどんな戦いを見せるのか?は興味深い。