■ 初戦の相手はU-19コスタリカ第40回目となるSBSカップが開幕。今年はU-19日本代表、U-19スロバキア代表、静岡ユース、U-19コスタリカ代表の4チームが参加して総当たり方式で対戦する予定になっている。2017年に行われるU-20W杯の出場権がかかったU-19アジア選手権を約2か月後に控えた内山監督率いるU-19日本代表は初戦でU-19コスタリカ代表と対戦した。藤枝総合運動公園サッカー場での試合となった。
日本は「4-2-2-2」。GK小島亨(早稲田大)。DF長谷川巧(新潟)、DF濱(札幌U-18)、DF杉岡(市立船橋高)、DF古賀(柏U-18)。MF梶山幹(名古屋U18)、MF原輝綺(市立船橋高)、MF菅大輝(札幌U-18)、MF安井(神戸U-18)。FW吉平翼(大分)、FW岩崎(京都橘高)。U-19日本代表となっているが1997年生まれの選手はGK小島亨のみ。1998年生まれの選手が中心なので現在の高校3年生がメンバーの大半を占めている。
ベンチスタートになったのはGK廣末(青森山田高)、DF西本(鹿島ユース)、MF野田樹(神戸U-18)、MF高橋壱(青森山田高)、MF針谷(昌平高)、FW田川(鳥栖U-18)、FW中村駿(柏U-18)の7名。FW田川とFW中村駿の2人は1999年生まれなのでいわゆる「飛び級」での選出となる。CBのDF杉岡はJ1の湘南入りが有力視されており、FW岩崎はJ2の京都入りが確定。GK廣末はJ1のFC東京への加入が内定している。
■ 後半21分に失点して黒星スタート試合の立ち上がりは日本ペースとなる。スピードスターのFW岩崎を中心に攻撃を仕掛けると前半3分に左サイドをスピードで突破したFW岩崎の素晴らしいクロスからゴール前でFW吉平翼が絶好のチャンスを迎えるがキーパーにセーブされてしまう。さらに前半8分にはMF安井のスルーパスからFW岩崎が抜け出してキーパーと1対1に近い決定機を得たが惜しくもシュートを枠に飛ばすことが出来ない。
コスタリカは前半の終了間際にようやくファーストシュートを放つ。前半35分あたりまでは攻守両面で日本が圧倒していたがファーストシュートをきっかけにコスタリカが流れを掴んで攻め込む場面が多くなる。日本は後半8分にFW岩崎が強烈なシュートを放つがバー直撃。すると後半21分にFWブライアン・ロハスのシュートがブロックに来たDF濱の体に当たってコースが変わってゴールイン。先制ゴールを許す。
ビハインドとなった日本は途中出場したMF針谷(昌平高)にボールを集めてチャンスを作ろうとするが堅いコスタリカの守備網を崩し切ることは出来ない。後半33分には1999年生まれで飛び級での選出となるFW中村駿とFW田川の2トップの関係からFW田川がヘディングシュートを放つがゴール前で相手選手にクリアされてしまう。結局、1対0でコスタリカが勝利。日本は大事な初戦で勝ち点を奪うことが出来なかった。