10位 : MF 岩尾憲 (徳島ヴォルティス)→ 今シーズンも不動のゲームメーカーとして活躍中。アンカーの位置で起用されるケースが多くなっている。攻守に貢献できるJ2では屈指のボランチと言える。11位の徳島は17試合で13得点のみ。極度の得点力不足に苦しんでいるがチャンス自体はたくさん作っている。MF岩尾のパフォーマンスは例年通りで安定しているがこれだけ点が取れていないので自らゴールを狙う意識を高めてもいいのではないか。
09位 : MF 塚川孝輝 (ファジアーノ岡山)→ 184センチとサイズに恵まれた大型ボランチは新加入のMF上田康とWボランチを組むケースが多くなっている。ゲームを作ることが出来るMF上田康が加入してMF塚川はより自分の良さを発揮しやすくなったと言える。身体的な能力も高くてスケールの大きな選手である。ゴールへの嗅覚を持っている点も彼の大きな魅力と言える。チーム事情から3バックの一角でプレーする試合もあったがボランチがベストである。
08位 : MF 中村駿 (モンテディオ山形)→ 2016年に群馬に加入したが当初は「アマチュア契約」だった。そこから出場機会を確保して這い上がってきた。わずか1年で山形に引き抜かれたが攻撃力も高くて守備力も高い。すべての能力が高いオールラウンドなボランチと言える。最大の武器は下がり目の位置からゴール前に顔を出して頻繁にチャンスシーンに絡める点になる。ラストパスの本数は25本でJ2で7位タイ。右足のキックの精度は相当に高い。
07位 : MF 丸谷拓也 (大分トリニータ)→ 広島から完全移籍で加入した。広島時代はMF青山敏とMF森崎和がいるので「3番手のボランチ」という時期が長かった。レギュラーを確保できた時期は限られたが新天地の大分でボランチの定位置を確保。首位を走る大分の躍進の原動力の1人になっている。派手さはないが堅実なプレーができる選手である。パートナーを組むMF宮阪との相性は良くてMF宮阪の良さをうまく引き出すことが出来ている。