■ 21位になった熊本の池谷監督は辞任シーズン途中に清川監督が退任。池谷代表取締役社長を新監督に据えた熊本は一時的に持ち直した時期もあったが最終的には21位。降格圏でシーズンを終えることになった。9勝23敗10分けと厳しいシーズンになったがJ3の自動昇格枠をJ2ライセンスを取得している2チームで占める可能性が消滅したので何とかJ3転落は免れた。2018年もJ2で戦えることになったが「この状況はラッキー」というしかない。
19節から池谷監督がチームを指揮したが24試合で5勝12敗7分けだった。清川監督は18試合で4勝11敗3分け。1試合平均の勝ち点は清川監督は0.83で、池谷監督は0.92なので監督交代によって若干数字は上がっているが0点台なので大きな変化は生まれなかった。シーズン終了と同時に池谷監督の辞任が発表されている。J3への降格は免れたが降格圏でシーズンを終えることになったので「辞任」は致し方なしと言える。
オフの補強でよほどのことが起きない限り、2018年の熊本は「降格候補の筆頭」となってしまう。2016年の震災で街全体が大きなダメージを受けたのでクラブもダメージを受けたのは確かであるがクラブとしての成長が止まって停滞感が出てきた。今シーズンがJ2で10年目のシーズンだったが今オフの監督選びに失敗するようだと「J3降格」が現実味を帯びてくる。後任監督が誰になるのか?は大きな注目点になる。