自民党総裁選に先立ち、立憲民主党の党首が決まった。
野田佳彦元総理だ。
私は、立憲民主党の支持者でもサポーターでもないが、
民主党が悲願の政権交代を果たし、
これから多くの改革を進めようという時に
安倍氏の口車に乗って、衆議院を解散して、
惨敗の果て、政権を失い、多くの有望な仲間がバラバラになって、
民主党を分裂、解党に追いやった張本人を
また、党首に選ぶとは、呆れ果てる。
いわば、戦犯である。
しかも、自民党のコバンザメである日本維新の会との連携を口にする。
今度は、立憲民主党を潰すつもりか。
もし、蓮舫氏が、この夏の東京都知事選に離党して立候補していなかったら、
彼女が党首に選ばれた可能性もあった。
戦犯に自分たちの行く末を本当に任せられると思っているのだろうか。
安定感と言われるが、安定などないだろう。
挑戦していくしかないのだから。
一方で、自民党総裁選はどうだろう。
ルール違反と叩かれ始めた高市氏。
8月20日には、金をかけない総裁選を目指すと逢沢選挙管理委員長が宣言しているにも関わらず、
自身のリーフレットを全国の30万人以上の党員に送ったという。
高市氏側は、8月以前から準備を進め、業者に配送を委託していたため、
遅れて9月に届いた例があるかも知れないが、ルール違反ではないという。
しかし、定期的にこのようなリーフレットを発送していたわけでもなく、
しかも、自分の選挙区だけならまだしも、全国30万人だ。
間違いなく、確信犯だ。
まず、その数に驚く。
印刷して、郵送なりするとして、
ざっと、数千万円かかる。
この費用は、一体どこから出ているのだろう。
政治活動費?
党からの資金?
保守の代表みたいに思われたい高市氏は、
そのやり方も古い保守党のやり方なのだろう。
自民党の総裁も誰がなるのか。
選挙の顔を選ぶのか、
日本の顔を選ぶのか。
金で動く人の集まりというイメージは払拭した方がいいと思うが…