■ 6勝6敗2分けで8位まで浮上J2初降格の新潟は全日程のちょうど1/3に相当する14節を終了した時点で6勝6敗2分けで勝ち点「20」。8位に位置する。7節から4連敗を喫するなど14位まで順位を落とした時期もあるがここ4試合は3勝1敗と好調。4試合で8得点を挙げるなど課題だった攻撃陣のエンジンがかかってきた。同じように昇格候補と言われていた大宮・千葉・甲府・徳島などが開幕ダッシュに失敗したことは新潟にとって幸運だった。
十分に自動昇格を狙える位置に付けているが契約問題がこじれたMFホニは「契約解除となる見通し」と報じられている。圧倒的なスピードを武器にJ1でも大きな存在感を発揮したMFホニをスッキリしない形で失うことになったのは相当に残念な話であるがFWターレスの状態は徐々に上がってきている。13試合で1ゴールと十分な結果を出せていないが強靭なフィジカルを生かしたキープ力でチームに貢献しつつある。
元日本代表のDF安田理が安定したプレーを見せているのは大きい。PKキッカーを任されるなど信頼を勝ち取っている。ポジションは固定されておらず、右SBと左SBの両方で起用されているが、圧倒的なキープ力と精度の高いクロスは新潟の最大のストロングポイントの1つになっている。神戸時代や名古屋時代と比べるとはるかにコンディションが良くて攻撃の起点ならびにチャンスメーカーとして活躍している。