横浜Fマリノス - 徳島ヴォルティス → ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FMと徳島の初対決は前半14分に横浜FMがFKからMF富澤が決めて幸先良く先制に成功する。その後も横浜FMペースが続いたが、後半になると徳島のパスもつながり始める。なかなか2点目を奪えなかった横浜FMはちょっとだけ嫌な流れになったが、後半15分にFKから相手キーパーのGK松井がはじいたプレーをきっかけにFW伊藤翔が決めて2点目を挙げると、後半32分には途中出場のMF三門のパスからMF藤本淳が決めて3点目を挙げる。結局、3対0で横浜FMが勝利した。
横浜FMは12日(水)にアジア王者の広州恒大とホームで対戦して1対1で引き分けた。横浜FMが中2日で、徳島は中6日なので、徳島はコンディションの差を生かしたかったが、徳島が放ったシュートは4本だけ。3対0というスコアから受ける印象通りの完敗だった。大きかったのは、ビルドアップの差とプレッシングの差の2つである。タレント力に差があるので、ビルドアップのところで差が生じるのは仕方がないが、プレスのところでこれだけ差があると勝ち点を得るのは難しい。横浜FMを慌てさせることもできなかった。
横浜FMは過密日程になっているので、エネルギーをそれほど使うことなく、最後は主要メンバーを休ませながら勝ち点「3」を獲得できたのは大きい。この試合は13時キックオフで、18日(火)にはメルボルンで試合がある。ハードスケジュールになっているが、ACLの試合にもプラスに働くだろう。開幕3連勝で、しかも、3試合連続完封勝利となったが、ゼロックスの広島戦で完敗して、ACLの初戦の全北現代戦も0対3で完封負けだったので、J1でこれだけいいスタートを切れるとは予想できなかった。
1節が大宮(H)、2節が清水(A)、3節が徳島(H)なので、まだ上位候補と対戦していない点を考慮する必要はあるが、1トップのFW伊藤翔が頑張っているのが大きい。大宮戦でダメ押しゴールを決めて、この試合もダメ押しゴールを決めたが、FWマルキーニョスの大きな穴をある程度は埋めている。FW矢島、FW藤田祥、FW端戸もいて、1トップのレギュラー争いは横一線から勝負が始まったが、現時点ではFW伊藤翔がかなりリードしており、誰をスタメンにすべきか、樋口監督は迷う必要が全く無い。
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◆ まとめ #734 【J1】 横浜FM vs 徳島、鳥栖 vs 鹿島 (2014/3/18)
→ 3月15日(土)に行われたJ1の9試合の中から、横浜FM vs 徳島、鳥栖 vs 鹿島の2試合をピックアップしました。初のJ1昇格を果たした徳島ですが、この試合も完封負けで開幕3連敗となりました。3試合で0得点で10失点なので、今のところ、勝ち点が獲れそうな雰囲気は全くありません。
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