※ 2022年10月1日(金)の時点。
湘南ベルマーレ→ 30節を終えた時点で7勝12敗10分けで勝ち点「31」。15位なので残留圏ギリギリに位置する。今年も残留争いに巻き込まれたが13節を終えた時点では1勝8敗4分けで勝ち点「7」だったことを考えると「よく盛り返した。」と言える。監督交代という選択肢はあったと思うが山口智監督はそのまま。終了間際のプレーで物議を醸した14節の神戸戦(H)の勝利で流れは変わった。14節からの7試合は5勝1敗1分けだった。
最大のニュースはFW町野の覚醒になる。26試合で9ゴールを挙げてエースに成長したがE-1 サッカー選手権でも計3ゴールを記録して優勝に貢献した。欧州組も選出された先の欧州遠征のメンバーにも選ばれたが湘南が「J2降格」となった場合、FW町野が流出するのは確実。「J1残留」を達成した場合でも引き止めるのはかなり難しいと考えられる。実力に加えて人気や認知度や知名度なども魅力と言える。
攻撃陣はFW町野への依存度が高すぎた。ここまでの29試合でわずか23得点のみ。J1最少となる。23得点のうち、9ゴールがFW町野のゴールなので総得点の39.1%となる。FWウェリントンは22試合で2ゴール、期待されたFW瀬川祐は27試合で2ゴール1アシスト、ブレイクしかけたFW大橋祐も22試合で2ゴール2ゴールのみ。FWタリクも26試合で1ゴール0アシストとなる。FW町野以外の選手は総じて低調だった。
一方、平均年齢は27.03歳でJ1の中では下から4番目となる。今シーズンも若いチームだった。1999年1月1日以降に生まれた選手の総プレー時間はJ1最多の10,161分。FW町野、DF畑大雅、MF石原広、MF平岡大、MF池田昌、GK谷などが対象になる。過去8年間の平均年齢も26.36歳でJ1の18クラブの中では最年少になる。ただ、今シーズンの湘南は27歳台なので例年と比べると少しだけ平均年齢は高かった。