■ WESTの第4節プレミアリーグWESTの第4節。1勝2敗と出遅れたセレッソ大阪U-18はホームのセレッソ大阪舞洲グラウンドで大津高と対戦した。元日本代表の海本監督が率いるC大阪U-18は今シーズンもユースの選手がたくさんC大阪U-23の試合に駆り出されるのでチーム作りは難しくなるだろう。一方の大津高は1勝1敗1分け。まずまずのスタートを切った。大津高は「プレミアリーグWESTに残留すること」が目標になる。
ホームのC大阪U-18は「4-2-2-2」。GK上林。DF岩崎、林田、小澤、下川。MF松本凪、佐々木斗夢、奥村、近藤蔵。FW藤尾、西村真。C大阪U-23の主軸になっているCBのDF西尾は欠場。SBのDF吉馴とDF野村も欠場となった。エースナンバー「8」を背負うMF松本凪はU-18日本代表の中心選手になる。エースのFW藤尾も同じくU-18日本代表の中心選手になる。MF近藤蔵はU-17W杯出場を目指している。
対するアウェイの大津高は「3-4-2-1」。GK福山。DF本多、立野、金子。MF佐藤、藤井、寺岡、時松、樋口、濃野。FW半代。4バックを採用するケースが多かったがこの日は3バックを採用した。右WBには1年生のMF寺岡が起用された。広島のJrユース出身となる。広島Jrユースは昨夏に行われた日本クラブユースサッカー選手権を制しているが決勝戦でC大阪U-15を下した試合でもスタメンでプレーしている。
■ 2対1で勝利したのは大津高試合は年代別代表を経験している選手をたくさん擁するホームのC大阪U-18が主導権を握る展開になるかに思えたがアウェイの大津高が健闘した。前半14分に1トップの位置で起用されている2年生のFW半代が惜しいヘディングシュートを放つなどチャンスを作っていく。C大阪U-18は前半41分にMF松本凪が中盤でボールを奪ってカウンター。抜け出したMF奥村がネットを揺らしたがオフサイドの判定だった。
後半になると大津高がセカンドボールを拾って押し込むシーンが多くなる。すると後半13分にゴール前の混戦からMF樋口のトリッキーなパスを受けた10番のMF濃野が決めて先制に成功する。さらに後半16分にもロングパスから相手のミスを誘うと抜け出したFW半代が決めて大きな追加点を奪った。C大阪U-18はすでにJ3の試合もたくさん経験しているCBのDF林田の処理ミスから手痛い2失点目を喫した。
2点を追うC大阪U-18は後半28分にエースのFW藤尾を下げて2年生のFW三渡洲海鈴を投入。すると後半34分に左SBでU-17日本代表のDF下川のグラウンダーのクロスをFW三渡洲海鈴が合わせて1点差に迫った。その後はC大阪U-18が押し込んだが何とか逃げ切った大津高がアウェイで大きな勝ち点「3」を獲得した。大津高は2勝1敗1分けとなった。ホームで敗れたC大阪U-18は1勝3敗。下位に低迷している。
■ 何とか逃げ切った大津高プレミアリーグWESTへの復帰を果たした大津高は「残留」が目標になるが順調に勝ち点を積み上げている。力のある選手が多いC大阪U-18が相手なので守る時間が長くなることが予想されていたがほぼ互角の展開に持ち込むことが出来た。0対0で迎えた後半13分と後半16分にゴールゲット。いい時間帯に2ゴールを奪って勝ち点「3」を獲得した。最後は攻め込まれたがGK福山を中心に守り切った。
昨年度の大津高は湘南に加入したDF福島、大型CBのDF吉村、大型フォワードのFW大崎、テクニシャンのMF水野とタレントが豊富なチームだった。彼らが抜けた今年度は「やや小粒」と言われているが粘り強い戦いを見せた。後半34分に1点差に迫られた後は耐える時間帯が続いたが守護神のGK福山を中心に何とか逃げ切りに成功した。アウェイで勝ち点「3」獲得。これは大きな自信になるだろう。
下級生の選手の活躍が目立ったが2年生のストライカーのFW半代が貴重な追加点のゴールを決めた。セレソン都城FC出身。174センチなのでサイズのある選手ではないが抜け目のない動きを見せてC大阪U-18の守備陣を困らせた。他にはボランチのMF佐藤の精度の高いキックも目立った。C大阪U-18と比べると圧倒的に高さのある選手は少ないが彼の正確な右足のキックは大きな武器になった。
■ 追撃のゴールを決めたのはFW三渡洲海鈴C大阪U-18は1勝3敗。出遅れた。今シーズンはDF西尾がC大阪U-23でレギュラーを獲得中。MF松本凪、DF吉馴、DF林田、DF野村などもたくさんJ3でスタメンのチャンスを得ている。力のある選手はU-18ではなくてU-23の試合で起用されることになるのでU-23を預かる監督やスタッフはチーム作りが難しくなる。試合ごとにメンバーが大きく変わる状況になると思われるが臨機応変に対応しなければいけない。
年代別代表に呼ばれている選手がたくさんいるタレント軍団になるがエースのFW藤尾は不発に終わった。いくつかシュートチャンスを迎えたがいいシュートは打てなかった。FW藤尾に代わって後半に途中出場したのが2年生のFW三渡洲海鈴だったが後半34分に追撃のゴールを奪った。左SBのDF下川からいいクロスが入ってきたがいいポジションを取って冷静にゴールに流し込んだ。きれいに崩してゴールを奪った。
名前を聞くとある程度は想像できると思うがFW三渡洲海鈴の母親はモデルのMALIA.さんになる。MALIA.さんの1人目の結婚相手が松本山雅のMF田中隼、2人目の結婚相手が総合格闘家の山本“KID”徳郁さん、3人目の結婚相手が東京VのMF佐藤優、4人目の結婚相手が元・東京VのDF三渡洲舞人になる。(※ DF三渡洲舞人の父親は「バナナシュート」で一世を風靡した元JリーガーのMF三渡洲アデミールになる。)
MALIA.さんとDF三渡洲舞人は今年の4月1日に離婚を正式に発表しているので「母親が4度も離婚をしている。」という何とも言えない家庭環境になるがFW三渡洲海鈴の実の父親はMF田中隼になる。「三渡洲ファミリー」の血を受け継いでいるわけではないがMF田中隼の遺伝子を受け継いでいるのでサラブレッドである。技術が高くてゴール前でいい仕事ができる選手である。走力も受け継いでいるのだろうか?
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