10位 : ツエーゲン金沢→ 柳下監督の招聘に成功した金沢。開幕前の評価はあまり高くなかったが前半戦を終えた時点で17位。自動降格となる21位の山口との差は「12」と安全圏に突入している。新潟時代はハイプレスで一世を風靡したが金沢でも試合を重ねるごとに「アグレッシブな守備→カウンター」という得意の形を披露する機会が増えてきた。前半戦のラスト5試合は4勝1敗でフィニッシュ。後半戦の要注目チームの1つに挙げられる。
9位 : 東京ヴェルディ→ ロティーナ監督が就任した東京Vは堅守のチームに生まれ変わった。堅い守備がシーズン序盤は注目を集めたが試合を重ねるごとに攻撃陣も噛み合ってきて前半戦を5位で折り返した。2008年以来の「J1昇格」が現実味を帯びてきたが「守備」というベースはすでに出来た。攻撃的なサッカーに特徴のあるスペインで揉まれたロティーナ監督がここからどのようにしてさらなる得点力アップを図るのか?は興味深い。
8位 : 愛媛FC→ オシム監督の通訳として知られる間瀬監督が就任した愛媛FCはオフに主力の流出が相次いだので苦戦が予想されていたが前半戦を終えた時点で11位。プレーオフ争いに参加している。オシム監督のサッカーというと「考えて走るサッカー」というフレーズで紹介されるケースが多かったが間瀬監督のサッカーは「臨機応変」。基本となるシステムは「3-4-2-1」でほぼ変わらないが柔軟なサッカーを見せる。