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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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ガソリンの暫定税率の期限切れが確定した。
廃止ではなく、期限切れなわけで 復活の可能性は残されている。
各法案の2ヶ月延長が決まっただけのことである。
そもそも 道路特定財源なるものを
34年間、暫定税率で上乗せすることで確保してきたことに
何の反省も 提案もなく、
ただ、政争の具にされているだけの気がしてならない。
以前にも書いたが、本当に必要な道路は
どれほどあるのか。
「うちの県にだけ 高速道路がない」などという馬鹿げた主張はもう聞き飽きた。
高速道路や、バイパスができれば、
通行者は、時間短縮できるだろうが、
そのためにストロー現象といって
今までの幹線道路沿いにあった商店などが、
客が来なくなって 経営ができなくなり、
閉店し、地元のお年寄りたちの買い物の場所までも奪われていくのだ。
車の運転ができて、郊外の大型店にでかけることが
おっくうでない若いうちはいい。
でも、やがて高齢になって 車の運転もままならず、
広い郊外大型店舗を歩くのが苦痛になった時、
近所の個人商店がなくなっていて
日常の買い物ができなくなってからでは遅すぎるのだ。
道路ができることが、多くの人の幸福に繋がるとは限らない。
災害等で 遮断された道路や、狭くて危険な道路の修復や改良は必要だろう。
しかし、高速道路がそんなに必要なのか。
地方自治体の長が、いかにも「道路特定財源が必要だ」と
主張を繰り返すが、
本来は、暫定税率の維持を訴えるのではなく、
地方自治体への交付金や補助金の確保を
政府に訴えるべきであって
その財源が、必ずしも 暫定税率分であろうが、
なんであろうが、
すでに組まれた予算分の確保を国に求めるべきだろう。
どうにも 県民や国民の主張とは、違う気がする。
日本には、道路族議員や、建設関係労働者が多く、
道路あっての政治のようなところがあるが、
この暫定税率は、日本列島改造論で政治を行った田中角栄氏が
総理大臣の時にできたものだ。
時代も状況も違うだろう。

道路、道路と言っているが、
明日の4月から 多くの日用品が、また値上げされる。
牛乳、しょうゆ、小麦粉やバターなど
日々の食に必要なものが、軒並み値上げされる。
ティッシュペーパーなどもそうだ。
実際には、ガソリン代だけの問題ではない。
国民生活は、どんどん厳しくなってきており、
もっと、政府や政治家の皆さんには、真剣に景気対策を考えて頂きたい。
2ヵ月後、また、暫定税率を復活させる気の自民党。
単に混乱させるだけである。

我々国民も 目先のガソリンがいくらになるかだけに一喜一憂するのではなく、
本当に必要なものなのか、
税金が正しく使われての結論なのか、
しっかりと精査していく必要がある。
政治への信頼が失われているということだが。

テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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