8月26日さいたま地裁でNHK受信料に対する判決が出た。
現在、NHKは、テレビがない場合でも、ワンセグ受信機能のある携帯電話や
カーナビ、パソコンなどを持っていると受信料を支払う義務があるとしている。
これを争って男性がNHKを訴えた。
さいたま地裁は、「ワンセグ放送の受信だけでは、支払い義務はない」
と示した。
これを受けて、総務省は、NHKに聴取することになった。
ずっと疑問だったことに裁判所が、判断を下してくれたことですっきりした感がある。
私もかつてNHKの訪問員に、
「テレビはない」
と答えると
「テレビチューナーのついたパソコンや携帯電話、カーナビは持っていませんか」
と言われ、
当時、ワンセグ受信の携帯電話を持っていたので
「持ってはいますが、これでテレビを見ることもないし、第一どうやっても受信出来ないんですよ」
と携帯を見せた。
写らなくても機能があれば、支払う義務があるというので支払ったことがある。
納得は出来なかった。
特に、携帯電話の場合、機能としてワンセグがついているが、
これを外すことも出来ず、アイホンなら機能がついていないが、
ワンセグが欲しくてその携帯を買うわけではない。
メーカーが勝手につけている機能だ。
さらに今時は、ワンセグでなくてもアプリでテレビを見ることも出来る。
ワンセグ機能だけで受信料支払い義務があるというのには無理があったのだ。
30年ほど前にやって来たNHKの訪問員は、
「NHKの受信料を支払うのは国民の義務だ」
と言い放った。
さすがにこれには切れて、
「いつから国民の義務になった。受信料が国会で決められているだけだろう。
憲法のどこに書いてある!」
と応酬したことがあり、NHKには反感を持った。
受信料の訪問員は、正確にはNHK職員ではなく、
個人契約社員のようなものだ。
しかし、「国民の義務だ」
などと暴言を吐くような奴もいた。
そろそろ受信料だけで運営にていくことに無理があるのかも知れない。
今回のワンセグのみの契約は、全体ではわずかで
経営に大きな影響は与えないとしているが、
多少広告収入を得て運営してもいいのではないか。
NHKらしい素晴らしい番組もあるが、
NHKという存在、運営の在り方そのものを考える時期にきている。
今まで通りではいかない世の中になっている。
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