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2026-04-23

お伽草紙

太宰治


「あ、鳴つた。」

 と言つて、父はペンを置いて立ち上る。警報くらゐでは立ち上らぬのだが、高射砲が鳴り出すと、仕事をやめて、五歳の女の子に防空頭巾かぶせ、これを抱きかかへて防空壕にはひる。既に、母は二歳の男の子を背負つて壕の奥にうずくまつてゐる。

「近いやうだね。」

「ええ。どうも、この壕は窮屈で。」

「さうかね。」と父は不満さうに、「しかし、これくらゐで、ちやうどいいのだよ。あまり深いと生埋めの危険がある。」

「でも、もすこし広くしてもいいでせう。」

「うむ、まあ、さうだが、いまは土が凍つて固くなつてゐから掘るのが困難だ。そのうちに、」などあいまいな事を言つて、母をだまらせ、ラジオの防空情報に耳を澄ます

 母の苦情が一段落すると、こんどは、五歳の女の子が、もう壕から出ませう、と主張しはじめる。これをなだめる唯一の手段絵本だ。桃太郎、カチカチ山、舌切雀、瘤取り、浦島さんなど、父は子供に読んで聞かせる。

 この父は服装もまづしく、容貌も愚なるに似てゐるが、しかし、元来ただものでないのである物語創作するといふまことに奇異なる術を体得してゐる男なのだ

 ムカシ ムカシノオ話ヨ

 などと、間まの抜けたやうな妙な声で絵本を読んでやりながらも、その胸中には、またおのづから別個の物語が※(「酉+榲のつくり」、第3水準1-92-88)醸せられてゐるのである

[#改頁]

瘤取り

ムカシ ムカシノオ話ヨ

ミギノ ホホニ ジヤマツケナ

コブヲ モツテル オヂイサン

 このお爺さんは、四国阿波剣山のふもとに住んでゐたのである。(といふやうな気がするだけの事で、別に典拠があるわけではない。もともと、この瘤取りの話は、宇治拾遺物語から発してゐものらしいが、防空壕の中で、あれこれ原典を詮議する事は不可能である。この瘤取りの話に限らず、次に展開して見ようと思ふ浦島さんの話でも、まづ日本書紀にその事実がちやんと記載せられてゐるし、また万葉にも浦島を詠じた長歌があり、そのほか、丹後風土記やら本朝神仙伝などといふものに依つても、それらしいものが伝へられてゐるやうだし、また、つい最近於いては鴎外の戯曲があるし、逍遥などもこの物語舞曲にした事は無かつたかしら、とにかく、能楽歌舞伎芸者の手踊りに到るまで、この浦島さんの登場はおびただしい。私には、読んだ本をすぐ人にやつたり、また売り払つたりする癖があるので、蔵書といふやうなものは昔から持つた事が無い。それで、こんな時に、おぼろげな記憶をたよつて、むかし読んだ筈の本を捜しに歩かなければならぬはめに立ち到るのであるが、いまは、それもむづかしいだらう。私は、いま、壕の中にしやがんでゐるのである。さうして、私の膝の上には、一冊の絵本がひろげられてゐるだけなのである。私はいまは、物語の考証はあきらめて、ただ自分ひとりの空想を繰りひろげるにとどめなければならぬだらう。いや、かへつてそのはうが、活き活きして面白いお話が出来上るかも知れぬ。などと、負け惜しみに似たやうな自問自答をして、さて、その父なる奇妙の人物は、

ムカシ ムカシノオ話ヨ

 と壕の片隅に於いて絵本を読みながら、その絵本物語と全く別個の新しい物語を胸中に描き出す。)

 このお爺さんは、お酒を、とても好きなのである。酒飲みといふものは、その家庭に於いて、たいてい孤独ものである孤独から酒を飲むのか、酒を飲むから家の者たちにきらはれて自然孤独の形になるのか、それはおそらく、両の掌をぽんと撃ち合せていづれの掌が鳴つたかを決定しようとするやうな、キザな穿鑿に終るだけの事であらう。とにかく、このお爺さんは、家庭に在つては、つねに浮かぬ顔をしてゐるのである。と言つても、このお爺さんの家庭は、別に悪い家庭では無いのである。お婆さんは健在である。もはや七十歳ちかいけれども、このお婆さんは、腰もまがらず、眼許も涼しい。昔は、なかなかの美人であつたさうである若いから無口であつて、ただ、まじめに家事にいそしんでゐる。

「もう、春だねえ。桜が咲いた。」とお爺さんがはしやいでも、

「さうですか。」と興の無いやうな返辞をして、「ちよつと、どいて下さい。ここを、お掃除しまから。」と言ふ。

 お爺さんは浮かぬ顔になる。

 また、このお爺さんには息子がひとりあつて、もうすでに四十ちかくになつてゐるが、これがまた世に珍しいくらゐの品行方正、酒も飲まず煙草も吸はず、どころか、笑はず怒らず、よろこばず、ただ黙々と野良仕事、近所近辺の人々もこれを畏敬せざるはなく、阿波聖人の名が高く、妻をめとらず鬚を剃らず、ほとんど木石ではないかと疑はれるくらゐ、結局、このお爺さんの家庭は、実に立派な家庭、と言はざるを得ない種類のものであつた。

 けれども、お爺さんは、何だか浮かぬ気持である。さうして、家族の者たちに遠慮しながらも、どうしてもお酒を飲まざるを得ないやうな気持になるのであるしかし、うちで飲んでは、いつそう浮かぬ気持になるばかりであつた。お婆さんも、また息子の阿波聖人も、お爺さんがお酒を飲んだつて、別にそれを叱りはしない。お爺さんが、ちびちび晩酌をやつてゐる傍で、黙つてごはんを食べてゐる。

「時に、なんだね、」とお爺さんは少し酔つて来ると話相手が欲しくなり、つまらぬ事を言ひ出す。「いよいよ、春になつたね。燕も来た。」

 言はなくたつていい事である

 お婆さんも息子も、黙つてゐる。

「春宵一刻、価千金、か。」と、また、言はなくてもいい事を呟いてみる。

「ごちそうさまでござりました。」と阿波聖人は、ごはんをすまして、お膳に向ひうやうやしく一礼して立つ。

「そろそろ、私もごはんにしよう。」とお爺さんは、悲しげに盃を伏せる。

 うちでお酒を飲むと、たいていそんな工合ひである

アルヒ アサカラ ヨイテンキ

ヤマヘ ユキマス シバカリ

 このお爺さんの楽しみは、お天気のよい日、腰に一瓢をさげて、剣山にのぼり、たきぎを拾ひ集める事である。いい加減、たきぎ拾ひに疲れると、岩上に大あぐらをかき、えへん! と偉さうに咳ばらひを一つして、

「よい眺めぢやなう。」

 と言ひ、それから、おもむろに腰の瓢のお酒を飲む。実に、楽しさうな顔をしてゐる。うちにゐる時とは別人の観がある。ただ変らないのは、右の頬の大きい瘤くらゐのものである。この瘤は、いまから二十年ほど前、お爺さんが五十の坂を越した年の秋、右の頬がへんに暖くなつて、むずかゆく、そのうちに頬が少しづつふくらみ、撫でさすつてゐると、いよいよ大きくなつて、お爺さんは淋しさうに笑ひ、

「こりや、いい孫が出来た。」と言つたが、息子の聖人は頗るまじめに、

「頬から子供が生れる事はござりません。」と興覚めた事を言ひ、また、お婆さんも、

いのちにかかはるものではないでせうね。」と、にこりともせず一言、尋ねただけで、それ以上、その瘤に対して何の関心も示してくれない。かへつて、近所の人が、同情して、どういふわけでそんな瘤が出来たのでせうね、痛みませんか、さぞやジヤマツケでせうね、などとお見舞ひの言葉を述べる。しかし、お爺さんは、笑つてかぶりを振る。ジヤマツケどころか、お爺さんは、いまは、この瘤を本当に、自分可愛い孫のやうに思ひ、自分孤独を慰めてくれる唯一の相手として、朝起きて顔を洗ふ時にも、特別にていねいにこの瘤に清水をかけて洗ひ清めてゐるのであるけふのやうに、山でひとりで、お酒を飲んで御機嫌の時には、この瘤は殊にも、お爺さんに無くてかなはぬ恰好の話相手である。お爺さんは岩の上に大あぐらをかき、瓢のお酒を飲みながら、頬の瘤を撫で、

「なあに、こはい事なんか無いさ。遠慮には及びませぬて。人間すべからく酔ふべしぢや。まじめにも、程度がありますよ。阿波聖人とは恐れいる。お見それ申しましたよ。偉いんだつてねえ。」など、誰やらの悪口を瘤に囁き、さうして、えへん! と高く咳ばらひをするのである

ハカニ クラク ナリマシタ

カゼガ ゴウゴウ フイテキテ

メモ ザアザア フリマシタ

 春の夕立ちは、珍しい。しかし、剣山ほどの高い山に於いては、このやうな天候の異変も、しばしばあると思はなければなるまい。山は雨のために白く煙り、雉、山鳥があちこちから、ぱつぱつと飛び立つて矢のやうに早く、雨を避けようとして林の中に逃げ込む。お爺さんは、あわてず、にこにこして、

「この瘤が、雨に打たれてヒンヤリするのも悪くないわい。」

 と言ひ、なほもしばらく岩の上にあぐらをかいたまま、雨の景色を眺めてゐたが、雨はいよいよ強くなり、いつかうに止みさうにも見えないので、

「こりや、どうも、ヒンヤリしすぎて寒くなつた。」と言つて立ち上り、大きいくしやみを一つして、それから拾ひ集めた柴を背負ひ、こそこそと林の中に這入つて行く。林の中は、雨宿りの鳥獣で大混雑である

はい、ごめんよ。ちよつと、ごめんよ。」

 とお爺さんは、猿や兎や山鳩に、いちいち上機嫌で挨拶して林の奥に進み、山桜大木の根もとが広い虚うろになつてゐるのに潜り込んで、

「やあ、これはいい座敷だ。どうです、みなさんも、」と兎たちに呼びかけ、「この座敷には偉いお婆さんも聖人もゐませんから、どうか、遠慮なく、どうぞ。」などと、ひどくはしやいで、そのうちに、すうすう小さい鼾をかいて寝てしまつた。酒飲みといふものは酔つてつまらぬ事も言ふけれど、しかし、たいていは、このやうに罪の無いものである

ユフダチ ヤムノヲ マツウチニ

ツカレガ デタカ オヂイサン

イツカ グツスリ ネムリマ

オヤマハ ハレテ クモモナ

アカルイ ツキヨニ ナリマシタ

 この月は、春の下弦の月である。浅みどり、とでもいふのか、水のやうな空に、その月が浮び、林の中にも月影が、松葉のやうに一ぱいこぼれ落ちてゐる。しかし、お爺さんは、まだすやすや眠つてゐる。蝙蝠が、はたはたと木の虚うろから飛んで出た。お爺さんは、ふと眼をさまし、もう夜になつてゐるので驚き、

「これは、いけない。」

 と言ひ、すぐ眼の前に浮ぶのは、あのまじめなお婆さんの顔と、おごそかな聖人の顔で、ああ、これは、とんだ事になつた、あの人たちは未だ私を叱つた事は無いけれども、しかし、どうも、こんなにおそく帰つたのでは、どうも気まづい事になりさうだ、えい、お酒はもう無いか、と瓢を振れば、底に幽かにピチヤピチヤといふ音がする。

「あるわい。」と、にはかに勢ひづいて、一滴のこさず飲みほして、ほろりと酔ひ、「や、月が出てゐる。春宵一刻、――」などと、つまらぬ事を呟きながら木の虚うろから這ひ出ると、

オヤ ナンデセウ サワグコヱ

ミレバ フシギダ ユメデシヨカ

 といふ事になるのである

 見よ。林の奥の草原に、この世のものとも思へぬ不可思議光景が展開されてゐるのである。鬼、といふものは、どんなものだか、私は知らない。見た事が無いかである。幼少の頃から、その絵姿には、うんざりするくらゐたくさんお目にかかつて来たが、その実物に面接するの光栄には未だ浴してゐないのである。鬼にも、いろいろの種類があるらしい。××××鬼、××××鬼、などと憎むべきものを鬼と呼ぶところから見ても、これはとにかく醜悪性格を有する生き物らしいと思つてゐると、また一方に於いては、文壇鬼才何某先生の傑作、などといふ文句新聞新刊書案内欄に出てゐたりするので、まごついてしまふ。まさか、その何某先生が鬼のやうな醜悪の才能を持つてゐるといふ事実暴露し、以て世人に警告を発するつもりで、その案内欄に鬼才などといふ怪しむべき奇妙な言葉使用したのでもあるまい。甚だしきに到つては、文学の鬼、などといふ、ぶしつけな、ひどい言葉を何某先生に捧げたりしてゐて、これではいくら何でも、その何某先生も御立腹なさるだらうと思ふと、また、さうでもないらしく、その何某先生は、そんな失礼千万醜悪綽名をつけられても、まんざらでないらしく、御自身ひそかにその奇怪の称号を許容してゐるらしいといふ噂などを聞いて、迂愚の私は、いよいよ戸惑ふばかりである。あの、虎の皮のふんどしをした赤つらの、さうしてぶざいくな鉄の棒みたいなものを持つた鬼が、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである鬼才だの、文学の鬼だのといふ難解な言葉は、あまり使用しないはうがいいのではあるまいか、とかねてから愚案してゐた次第であるが、しかし、それは私の見聞の狭い故であつて、鬼にも、いろいろの種類があるのかも知れない。このへんで、日本百科辞典でも、ちよつと覗いてみると、私もたちまち老幼婦女子の尊敬の的たる博学の士に一変して、(世の物識りといふものは、たいていそんなものである)しさいらしい顔をして、鬼に就いて縷々千万言を開陳できるのでもあらうが、生憎と私は壕の中にしやがんで、さうして膝の上には、子供絵本が一冊ひろげられてあるきりなのである。私は、ただこの絵本の絵に依つて、論断せざるを得ないのである

 見よ。林の奥の、やや広い草原に、異形の物が十数人、と言ふのか、十数匹と言ふのか、とにかく、まぎれもない虎の皮のふんどしをした、あの、赤い巨大の生き物が、円陣を作つて坐り、月下の宴のさいちゆうである

 お爺さん、はじめは、ぎよつとしたが、しかし、お酒飲みといふものは、お酒を飲んでゐない時には意気地が無くてからきし駄目でも、酔つてゐる時には、かへつて衆にすぐれて度胸のいいところなど、見せてくれるものである。お爺さんは、いまは、ほろ酔ひである。かの厳粛なるお婆さんをも、また品行方正の聖人をも、なに恐れんやといふやうなかなりの勇者になつてゐるのである。眼前の異様の風景に接して、腰を抜かすなどといふ醜態を示す事は無かつた。虚うろから出た四つ這ひの形のままで、前方の怪しい酒宴のさまを熟視し、

「気持よささうに、酔つてゐる。」とつぶやき、さうして何だか、胸の奥底から、妙なよろこばしさが湧いて出て来た。お酒飲みといふものは、よそのものたちが酔つてゐるのを見ても、一種のよろこばしさを覚えるものらしい。所謂利己主義者ではないのであらう。つまり隣家の仕合せに対して乾盃を挙げるといふやうな博愛心に似たものを持つてゐるのかも知れない。自分も酔ひたいが、隣人もまた、共に楽しく酔つてくれたら、そのよろこびは倍加するもののやうである。お爺さんだつて、知つてゐる。眼前の、その、人とも動物もつかぬ赤い巨大の生き物が、鬼といふおそろしい種族のものであるといふ事は、直覚してゐる。虎の皮のふんどし一つに依つても、それは間違ひの無い事だ。しかし、その鬼どもは、いま機嫌よく酔つてゐる。お爺さんも酔つてゐる。これは、どうしても、親和の感の起らざるを得ないところだ。お爺さんは、四つ這ひの形のままで、なほもよく月下の異様の酒宴を眺める。鬼、と言つても、この眼前の鬼どもは、××××鬼、××××鬼などの如く、佞悪の性質を有してゐ種族のものでは無く、顔こそ赤くおそろしげではあるが、ひどく陽気で無邪気な鬼のやうだ、とお爺さんは見てとつた。お爺さんのこの判定は、だいたいに於いて的中してゐた。つまり、この鬼どもは、剣山隠者とでも称すべき頗る温和な性格の鬼なのである地獄の鬼などとは、まるつきり種族が違つてゐるのである。だいいち、鉄棒などといふ物騒なものを持つてゐない。これすなはち、害心を有してゐない証拠と言つてよい。しかし、隠者とは言つても、かの竹林賢者たちのやうに、ありあまる知識をもてあまして、竹林に逃げ込んだといふやうなものでは無くて、この剣山隠者の心は甚だ愚である。仙といふ字は山の人と書かれてゐから、何でもかまはぬ、山の奥に住んでゐる人を仙人と称してよろしいといふ、ひどく簡明の学説を聞いた事があるけれども、かりにその学説に従ふなら、この剣山隠者たちも、その心いかに愚なりと雖も、仙の尊称を奏呈して然るべきものかも知れない。とにかく、いま月下の宴に打興じてゐるこの一群の赤く巨大の生き物は、鬼と呼ぶよりは、隠者または仙人呼称するはうが妥当のやうなしろものなのである。その心の愚なる事は既に言つたが、その酒宴の有様を見るに、ただ意味も無く奇声を発し、膝をたたいて大笑ひ、または立ち上つて矢鱈にはねまはり、または巨大のからだを丸くして円陣の端から端まで、ごろごろところがつて行き、それが踊りのつもりらしいのだから、その智能の程度は察するにあまりあり、芸の無い事おびただしい。この一事を以てしても、鬼才とか、文学の鬼とかい言葉は、まるで無意味ものだといふことを証明できるやうに思はれる。こんな愚かな芸無しどもが、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである。お爺さんも、この低能の踊りには呆れた。ひとりでくすくす笑ひ、

「なんてまあ、下手な踊りだ。ひとつ、私の手踊りでも見せてあげませうかい。」とつぶやく

ヲドリノ スキナ オヂイサン

スグニ トビダシ ヲドツタラ

コブガ フラフラ ユレルノデ

トテモ ヲカシイ オモシロ

 お爺さんには、ほろ酔ひの勇気がある。なほその上、鬼どもに対し、親和の情を抱いてゐるのであるから、何の恐れるところもなく、円陣のまんなかに飛び込んで、お爺さんご自慢の阿波踊りを踊つて、

むすめ島田年寄りやかつらぢや

赤い襷に迷ふも無理やない

嫁も笠きて行かぬか来い来い

 とかい阿波俗謡をいい声で歌ふ。鬼ども、喜んだのなんの、キヤツキヤツケタケタと奇妙な声を発し、よだれやら涙やらを流して笑ひころげる。お爺さんは調子に乗つて、

大谷通れば石ばかり

笹山通れば笹ばかり

 とさらに一段と声をはり上げて歌ひつづけ、いよいよ軽妙に踊り抜く。

オニドモ タイソウ ヨロコン

ツキヨニヤ カナラズ ヤツテキテ

ヲドリ ヲドツテ ミセトクレ

ソノ ヤクソクノ オシルシ

ダイジナ モノヲ アヅカラウ

 と言ひ出し、鬼たち互ひにひそひそ小声で相談し合ひ、どうもあの頬ぺたの瘤はてかてか光つて、なみなみならぬ宝物のやうに見えるではないか、あれをあづかつて置いたら、きつとまたやつて来るに違ひない、と愚昧なる推量をして、矢庭に瘤をむしり取る。無智ではあるが、やはり永く山奥に住んでゐるおかげで、何か仙術みたいなものを覚え込んでゐたのかも知れない。何の造作も無く綺麗に瘤をむしり取つた。

 お爺さんは驚き、

「や、それは困ります。私の孫ですよ。」と言へば、鬼たち、得意さうにわつと歓声を挙げる。

アサデス ツユノ ヒカルミチ

コブヲ トラレタ オヂイサン

ツマラナサウニ ホホヲ ナデ

オヤマヲ オリテ ユキマシタ

 瘤は孤独のお爺さんにとつて、唯一の話相手だつたのだから、その瘤を取られて、お爺さんは少し淋しい。しかしまた、軽くなつた頬が朝風に撫でられるのも、悪い気持のものではない。結局まあ、損も得も無く、一長一短といふやうなところか、久しぶりで思ふぞんぶん歌つたり踊つたりしただけが得とく、といふ事になるかな? など、のんきな事を考へながら山を降りて来たら、途中で、野良へ出かける息子の聖人とばつたり出逢ふ。

「おはやうござります。」と聖人は、頬被りをとつて荘重に朝の挨拶をする。

「いやあ。」とお爺さんは、ただまごついてゐる。それだけで左右に別れる。お爺さんの瘤が一夜のうちに消失てゐるのを見てとつて、さすがの聖人も、内心すこしく驚いたのであるが、しかし、父母の容貌に就いてとやかくの批評がましい事を言ふのは、聖人の道にそむくと思ひ、気附かぬ振りして黙つて別れたのである

 家に帰るとお婆さんは、

「お帰りなさいまし。」と落ちついて言ひ、昨夜はどうしましたとか何とかいふ事はいつさい問はず、「おみおつけが冷たくなりまして、」と低くつぶやいて、お爺さんの朝食の支度をする。

「いや、冷たくてもいいさ。あたためるには及びませんよ。」とお爺さんは、やたらに遠慮して小さくかしこまり、朝食のお膳につく。お婆さんにお給仕されてごはんを食べながら、お爺さんは、昨夜の不思議出来事を知らせてやりたくて仕様が無い。しかし、お婆さんの儼然たる態度に圧倒されて、言葉が喉のあたりにひつからまつて何も言へない。うつむいて、わびしくごはんを食べてゐる。

「瘤が、しなびたやうですね。」お婆さんは、ぽつんと言つた。

「うむ。」もう何も言ひたくなかつた。

「破れて、水が出たのでせう。」とお婆さんは事も無げに言つて、澄ましてゐる。

「うむ。」

「また、水がたまつて腫れるんでせうね。」

「さうだらう。」

 結局、このお爺さんの一家於いて、瘤の事などは何の問題にもならなかつたわけである。ところが、このお爺さんの近所に、もうひとり、左の頬にジヤマツケな瘤を持つてるお爺さんがゐたのである。さうして、このお爺さんこそ、その左の頬の瘤を、本当に、ジヤマツケなものとして憎み、とかくこの瘤が私の出世のさまたげ、この瘤のため、私はどんなに人からあなどられ嘲笑せられて来た事か、と日に幾度か鏡を覗いて溜息を吐き、頬髯を長く伸ばしてその瘤を髯の中に埋没させて見えなくしてしまはうとたくらんだが、悲しい哉、瘤の頂きが白髯の四海波の間から初日出のやうにあざやかにあらはれ、かへつて天下の奇観を呈するやうになつたのである。もともとこのお爺さんの人品骨柄は、いやしく無い。体躯は堂々、鼻も大きく眼光も鋭い。言語動作は重々しく、思慮分別も十分の如くに見える。服装だつて、どうしてなかなか立派で、それに何やら学問もあるさうで、また、財産も、あのお酒飲みのお爺さんなどとは較べものにならぬくらゐどつさりあるかいふ話で、近所の人たちも皆このお爺さんに一目いちもく置いて、「旦那」あるいは「先生」などといふ尊称を奉り、何もかも結構、立派なお方ではあつたが、どうもその左の頬のジヤマツケな瘤のために、旦那は日夜、鬱々として楽しまない。このお爺さんのおかみさんは、ひどく若い。三十六歳である。そんなに Permalink | 記事への反応(0) | 18:24

2026-02-09

2026/2月1週LINEオープンチャットはてなブックマーカー」1週間のまとめ

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

政治選挙社会情勢

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経済投資テクノロジー

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仕事労働環境キャリア

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教育子育て・発達支援

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健康・体調・生活感覚

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食・旅行地域話題

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趣味文化エンタメ

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デジタル社会コミュニケーション

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## 1週間分の総括

この1週間は、選挙を中心とした政治社会への高い関心が全体を貫きつつ、AI投資など未来志向話題と、食・旅行趣味といった身近な雑談バランスよく共存していた。

仕事教育医療といった現実的課題への悩みが多く語られる一方で、新技術文化を楽しむ姿勢も見られ、不確実な時代の中で生活最適化しようとする等身大大人たちの対話が印象的なログだった。

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https://anond.hatelabo.jp/20240722084249

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2025-11-07

単に観光地化されてない離島ということだけ

[B! 旅行] 話題のナウルに6日間いて、正直かなりしんどかった… 珍しい国に来れたのは嬉しかったけど、毎日何かしらモヤモヤがあって、今日ついに「もう無理だ…」ってなった

この投稿に対して、ナウル歴史を踏まえて難しい話をしている人が多いけど、一言で言えば

ということだと思う。まぁ、投稿主でなくても観光地化されていないことを回るのは難しいけど。

スーパーレストランでも基本的に無表情で、距離がある空気感

日本だって、基本こうじゃん。

あなた日本に住んでいる時に、近所のスーパーにいる見知らぬ「外国人」に愛想よくしています???

ナウルならではのご飯」が味わえなくて、旅の楽しさの一つがごっそり抜け落ちてる感覚

観光客が食べられる「○○ならではのご飯」って、基本的には観光地外国人向けにアレンジしたものだと思うよ。

それに離島から食材が豊かではないのは、ある程度仕方がない。

宿の部屋が電子キーロックなんだけど、子供達がそれをおもちゃみたいに触って、ドアを叩いてくることが何度もあった。

部屋に戻ると「見せて」と寄ってきて、注意もしたしオーナーにも伝えたけど、特に変わらない。

相手には愛想の良さを要求するのに、自分子供に対して優しくしないんだね。

あと、そんなにセキュリティ心配なら普通ホテルに泊まれば良かったのに。

飛行機問題

例えば日本でも小笠原だと、基本は船でしか行けないし、船も気象条件で接岸できなかったりして、1週間くらいズレることはザラだから、ギチギチに予定を組んではダメ

離島を旅するのに、その心構えが足りなかったと思う。

いやタクシー呼んでくれと頼んでも「無理」

ナウルにはタクシーはない。

日本離島でもタクシーはないところはあるので、こういったところは都市民の感覚で移動できると思わない方がいい。

ナウル航空会社に「その一部(12万)で良いか補償してくれ」と言ったけど

私たち責任はない」

そういうもの。それが嫌ならセットで航空券を取れば最終目的地まで責任をとってくれる。

ナウル航空でそれができるかどうかはわからないが)

2025-07-16

2025年参院選表現の自由アンケート感想(回答編1)

個人的に気になった回答を、個別に取り上げています規制に慎重な候補や、逆に前向きな候補網羅したものではなく、あくまで何か言及したくなった回答をピックアップしているだけです。また回答選択に際し、候補当選可能性は一切考慮していません。

引用元第27回参議院議員通常選挙の候補者に向けて実施した表現の自由についてのアンケート結果

宮城県

石垣 のりこ(いしがき のりこ) : 立憲民主党

設問(1-a):

C. どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

表現の自由個人の嗜好は最大限尊重するべきだが、不特定多数の目に触れる事がないようゾーニング年齢制限する必要はあると考えるので一概には言えない

政党編1の冒頭で述べた通り、設問1-aはゾーニング関係がありません。はてブでくだを巻いている一般人とかならまだしも、国政を志す候補者なら、思考停止ゾーニング連呼では済ませないリテラシーを望みたいです。

秋田県

寺田 静(てらた しずか) : 無所属

設問(1-a):

C. どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

無回答

設問(2-a):

無回答

設問(2-b):

微塵もやる気を感じられない回答ですが、実はこの方、ECPATやぱっぷす、Colaboが連名した規制を求める要望書と同内容な請願の紹介議員になっています

栃木県

高橋 真佐子(たかはし まさこ) : NHK

設問(1-a):

B. 法令規制するべきではない

設問(1-b):

扱う者が成人であれば問題無いと考える。むしろ現実犯罪を起こしてしまうよりそちらに浸っていて欲しい。

上野千鶴子大先生名言ギャルゲーでヌキながら、性犯罪を犯さずに、平和に滅びていってくれればいい」を思い出しました。

埼玉県

桜井 ななえ(さくらい ななえ) : れい新選組

設問(1-a):

B. 法令規制するべきではない

設問(1-b):

非実在児童なので、現実被害者存在しない。また、創作物による犯罪助長科学的根拠も未だ不十分。性的暴力表現といえども、無制限規制すれば、民主主義の根幹である表現の自由が脅かされる。

設問(2-a):

C. クレジットカード決済の制約

D. 過度なジェンダー平等論や多様性への配慮に基づく表現規制

E. 新サイバー犯罪条約による創作物への規制

設問(2-b):

非実在児童に対する性的暴力表現表現の自由として保護対象になるためには、ゾーニングが適切になされていることが大前提。全年齢向けの広告がそういった表現侵食されているのは問題

設問2-bの回答にはやや異論がありますが、規制反対派として非の打ち所がない回答だと思います。設問2-aの回答もトレンドを抑えていて、この問題に強い関心がありそうです。

千葉県

江田しまさ(えだ よしまさ) : 日本改革党

設問(1-a):

B. 法令規制するべきではない

設問(1-b):

漫画アニメ等の表現の自由制限しようとしている勢力は、ポリコレフェミニズム等の共産主義過激派であり、全体主義および恐怖政治排除するために当然、これらの規制には反対いたします。

石原慎太郎とか、「ポリコレフェミニズム等の共産主義過激派」とは思想的に対極ではないでしょうか。

小笠原 裕(おがさわら ひろし) : 日本の家庭を守る会

設問(1-a):

A. 法令規制すべき

設問(1-b):

児童ポルノは、児童福祉上大きな問題です。また、性的な混乱は、家庭の破壊につながります。当会は、日本の家庭を守る施策として「純潔主義」を掲げており、児童ポルノを助長する行為規制すべきと考えます

設問(2-a):

H. 表現の自由を不当に制限していると思うもの特にない

設問(2-b):

わいせつ頒布や、AV新法による規制など、家庭の破壊につながるものは、一定規制が行われるべきだと考えます。それが日本の家庭を守ることにつながり、日本の伝統文化教化資すると考えます

宗教右派兼、表現規制派の典型みたいな回答ですが、団体名や「純潔」で察せられる通り、旧統一協会の現役信者だそうです。

東京都

牛田 まゆ(うしだ まゆ) : 国民民主党

設問(1-a):

B. 法令規制するべきではない

設問(1-b):

自由創作意欲や発想力が公権力による表現規制抑制されることはあってはならないと考えます

奥村 よしひろ(おくむら よしひろ) : 国民民主党

設問(1-a):

B. 法令規制するべきではない

設問(1-b):

公権力による表現規制が入ることで、クリエイター自由創作意欲や発想力が抑制されるべきではない。海外では日本アニメマンガに対する評価が非常に高く、日本産業の柱とすべきもので、後押ししていく。

強気の2候補擁立。どちらも設問1-aでBと回答されています。続く設問1-bの回答は被り気味ですが。

続きます。

2025-06-30

逃げ若

先週はちょっと小笠原ジュニアキャラ造形が無能ボンボンすぎて不安だったんだけど良い感じにまとまっててよかった

ちょっと貞宗擦り過ぎな気もするけど

で、最後コマツッコミ待ち自虐ネタだと思って笑ってたんだけど

汚すぎるとか本気で嫌がってたり(そりゃそうか)

コラボが来なかったことを本気で怒ってるみたいな受け取り方してるヤツがいてう~ん…

2025-06-23

逃げ若

小笠原jrの話今やる必要ある…?

今川2号みたいな感じで微妙に格が低そうなのも不安要素

2025-06-08

巨人小笠原長嶋茂雄葬儀に参列し死亡

ミスタープロ野球崩御

読売ジャイアンツ終身名誉監督株式会社読売巨人軍専務取締役日本プロ野球名球会顧問ジャイアンツアカデミー名誉校長兼ポケオナボケ老人、故・長嶋茂雄氏の葬儀巨人小笠原が参列した。

ダァーッと行ってスパーンと天覧死骸をレイプするや糸色丁頁身寸米青したカッスは肉体関係理由相続権を主張するもセコム、していたため無事射殺。

下品院玉金嘗英涜巨精小笠原居士九品院殿希誉英徳巨聖茂雄大居士ON葬が執り行われた。

なお、カッスの死亡により相続権は次順位者のプリティ長嶋継承形見分けで余った一茂を相続放棄した。

この件に関し大正義巨人原監督は「去る長嶋、そして徳光」と故人を偲んだ。

徳光の殉死はまだ間に合います

2025-06-04

三菱企業戦前から東大一橋慶應義塾が強いと言われてきましたが

三菱重工業では伝統的に三菱長崎造船所下関造船所の関係で九大(九州帝國大學)工学部も強い(三菱重工業第10社長は九大工卒の増田信行)ですし、京大(京都帝國大學)も三菱系には全般的に強いです。

三菱銀行三菱信託東京海上火災保険明治生命保険三菱系の金融会社では伝統的に東大一橋慶應義塾が強く特に三菱銀行では三菱合資會社社長三菱財閥四代目の岩崎小弥太(岩崎弥之助の長男)に厚く信頼されていた加藤武男(吉田茂内閣経済最高顧問)の影響で慶應義塾東大と並ぶ学閥が強いことで有名でした。

戦後三菱銀行でも加藤武男(慶大理財)、千金良宗三郎(慶大理財)、宇佐美洵(慶大経済佐藤栄作内閣池田勇人内閣からの引き継ぎ人事として戦後初の民間銀行出身者として第21代日銀総裁就任)の3名が慶大卒業生小笠原光雄(東京帝大法)、中谷一雄(東京帝大法)、田実渉(東京帝大経済)、中村俊男(東京帝大法)、山田春(東京帝大法)、伊夫伎一雄(東京帝大経済)、若井恒雄(東京帝大法)の東大卒業生7名に次ぐ頭取を輩出しています

三菱商事は伝統的に圧倒的に東大(東京帝國大學)が強く慶應出身社長水産畑の第5代社長三村庸平(慶大経済)社長だけですし、一橋出身社長機械畑のブンチンこと第4代社長の田部文一郎社長(東商大)と戦後の混乱期の田中完社長(東京高等商業卒業三菱合資會社出身)の二人だけです。

戦後東大出の三菱商事社長服部一郎(東京帝大法)、高垣勝次郎(東京帝大法)、荘清彦(東京帝大経済)、藤野忠次郎(東京帝大法)、近藤健男(東大工)、小島順彦(東大工)、小林健(東大法)、中西勝也(東大教養)の8名となります。因みに高垣勝次郎氏のご子息の高垣佑氏は東大経済学部卒業後、東京銀行(戦前横浜正金銀行)に入行し、上記の若井恒雄頭取時代三菱銀行合併して東京三菱銀行の初代頭取就任します。

三菱商事の社長には東大一橋慶大以外には三菱岩崎小弥太と縁が深い旧制成蹊高等学校からハーヴァード大学政治学部を卒業した第8代社長槇原稔大漢和辞典編纂者の漢学者諸橋轍次氏の御曹司である上智大学経済学部を卒業した第7代社長諸橋晋六早稲田大学理工学部卒業した第9代社長佐々木幹夫京都大学経済学部を卒業した第12社長の垣内威彦等もいてアメリカハーヴァード大学カソリックイエズス会経営上智大学卒業社長もいる様に東大卒業者と慶大卒業者に昭和時代にはほぼ頭取卒業大学限定されていた三菱銀行に比べると結構外国大学早慶以外の私大バラエティに富んでいます

三井系は戦前三井銀行財界三田閥の慶應義塾出身者の中上川彦次郎(福澤諭吉の甥)や池田成彬(中上川彦次郎の女婿)の強い影響力でかなり強い慶應閥の銀行でした。

戦後三井銀行(戦前には第一銀行合併して帝國銀行)及び三井グループドンと言われた佐藤喜一郎戦前三井銀行では慶應義塾大学に次ぐ学閥だった東京帝國大學経済学部卒業生でした。佐藤喜一郎旧制横浜一中(現在の県立希望ヶ丘高校)、旧制一高、東京帝國大學経済学部卒業エリートで当時の池田成彬と並ぶ三井銀行の実力者だった東京英和学校(後の青山学院)出の米山梅吉の紹介で三井銀行に入行します。

戦後三井銀行でも慶大出身社長(頭取)は柳満珠雄(慶大理財)や板倉譲治(慶大経済)や神谷健一(慶大経済)と東大出身佐藤喜一郎(東京帝大経済)、田中久兵衛(東京帝大経済)、関正彦(東京帝大経済)、末松謙一(東大経済)の4名に次ぐ3名を輩出しています

三井銀行では戦前池田成彬と並ぶ実力者だった米山梅吉(後の三井信託社長)が青山学院前身東京英和学校出身者であったので其の米山梅吉の強い引きで三井銀行に入行した青山学院高等科卒業万代順四郎も慶應出や東大出との出世競争に打ち勝って三井銀行頭取戦前に務めています。※銀行では戦後頭取と呼ばずに社長呼称しています

しかしながら三井財閥の持株會社だった三井合名會社と並ぶ中核企業だった三井物産は鈍翁・益田孝三田偏重学閥排除目的から意識的一橋高等商業学校東京高等商業学校東京商科大学三井物産の幹部社員候補として意識的に重点的に優先採用して来たので戦前から戦後のある時期までは三井物産は完全な一橋如水会が最大の学閥となる総合商社でした。

戦後三井物産でも名物社長と言われた三井物産再統合立役者新関八洲太郎や『ハヤブサの達』こと水上達三、『根アカ経営論』の八尋俊邦等は皆、一橋東京高等商業学校東京商科大学卒業生です。

戦後三井物産の東大出の社長池田芳蔵(東京帝大経済)、江尻宏一郎(東京帝大法)、槍田松榮(東大工)、安永竜夫(東大工)の4名で京大出の社長熊谷直彦(京大法)と上島重ニ(京大経済)の2名で慶應出の社長は今の堀健一(慶大経済)の1名だけです。

一橋(3)と東大(4)と京大(2)と慶大(1)以外の三井物産の社長学歴長崎高等商業学校(長崎大学経済学部)卒業の若杉末雪と東京外国大学外国語学部ポルトガル語学科卒業清水慎次郎と横浜国立大学経営学部卒業飯島彰己となります

住友系は戦前財閥持株会社だった住友合資會社が戦前には今の東大東京帝國大學や今の京大京都帝國大學や今の一橋大の東京商科大学や今の神戸大の神戸商業大学旧帝大と旧商大グループ意識的幹部社員として優先採用してきたので今でも東大京大一橋大や神戸大が人脈的に強い傾向があります

文系戦後派の阪大も今ではかなり強いです。

戦後住友銀行頭取野田哲造(東京帝大法)、鈴木剛(京都帝大経済)、堀田庄三(京都帝大経済)、浅井孝二(神戸高商)、伊部恭之助(東京帝大経済)、磯田一郎(京都帝大法)、小松康(東京帝大経済)、巽外夫(京都帝大法)、森川敏雄(東大法)、西川善文(阪大法)となります

戦後住友銀行頭取学歴京大4名、東大4名、阪大1名、神戸大1 名となります

三菱財閥三井財閥銀行商社に多く見られた一橋慶應義塾出身者は住友銀行頭取では皆無となります

文系戦後派の阪大住友系には強く西川善文元三住友銀行頭取(後にゆうちょ銀行社長)の様な個性的人材を輩出しています

2025-04-28

今週の逃げ若、久々に面白かった

ギャグ多めのがいいよ

小笠原とか出てたころのノリが戻った感じ

内容も詰まってたし

オチもよかった

2025-03-19

MLB試合面白いか?

MLB試合、いつも中座してしまう。今日ドジャースカブスも、MLBナイターで見れて、日本人4人出てて、他にも名前知っている選手多くて、プレーレベルは高いと思ったが、5回で飽きてしまった。プレーオフも同じ感じ。通常のシーズンは見るのキツい。

日本プロ野球レベルが3Aぐらいなのは分かるが、何故かエンタメ性がある。菅野青柳小笠原MLB行くし、選手目線では違うのだろうが。

MLBアメリカでは人気ないようだが、何かもっと深い理由ある気がする。でも、MLB日本市場で売り上げ伸ばすのかな。

2025-01-23

anond:20250120163134

"韓国では「子供母親の姓を名乗らせる」のが女性運動となってる" / ええことやん。増田はやたら揉めないことを至上みたいに語ってるが、揉めないってことは片方がもう片方を黙らせてるパターンが大半なんだよね。

TOPブコメに反応

この悍ましさ分かるか?

子供にとって、姓は選択するとかの話じゃなかったんだよ

佐藤家なら佐藤

鈴木家なら鈴木

から名前もそう決まっている

そういうものだったわけ

黙らせてた案件じゃないんだよ


っていうかさ

「選べるなら」

有栖川とか、伊集院とか、小笠原とか、松平とか、伊達とか

そういうの選ぶやろ

佐藤鈴木を天秤にかけて「選べるなんて最高」なんてならんのだよ

仮にこれを「選ばなければならない」として

それは選んだ子供の【意思】が表に出てしま

なんでもないと思える子なら良いが

そうでない子には酷く残酷押し付け

だって夫婦双方にとって変える事は自分を曲げる事だと言う位に別姓にすることは大事選択だったんだろ?

それを子供に選ばせるわけ

「どっちにする?」って


えことやん。

悍ましいよね

想像力がないよね

自分達が黙らせられてたから、その解放ばかりが表に出て

それが産む新しい重荷を考えてもいないよね

それほどに重要選択を子に強いて、揉めれるなんて最っ高っと来たもんだ

えことやん。

TOPブコメですよ

2024-12-29

anond:20241229082031

大谷夫人非処女懐胎を祝福に訪れたのは東方三塁手巨人小笠原

神の子ポジション簒奪せんと流産キックをお見舞いするも右足を粉砕され死亡、無事大の子供に転生した。

清田に取り上げられた大谷道大死刑囚(0)は「とりあえずお疲れ」「神の子小笠原です。僕のこと覚えてますか?」と遺産相続に意欲を見せるも、元木の密告によりヘロデ大王嬰児殺しが発令。無事死亡した。

この件について水原通訳は「銀貨30枚ならすぐ返済できたんだけどね(lol」とコメントした。

なお、第一子は無事脇からまれたもよう。

2024-12-19

巨人小笠原ナベツネが死亡し死亡

危篤渡邉恒雄(98)のお見舞いに喪服で駆け付けたのはあの巨人小笠原(51)。

集まった遺族をレイプすると「これで俺も渡邉一族」と遺産争いへの参加を表明した。

ナベツネは「たかがカッスが」と激怒するも、その弾みで血管が切れ、地獄への再編が確定。あまりに遅すぎる、惜しまれぬ死であった。

遺産は俺のものだと絶頂射精するカッスであったが、故人の生前の功績が認められ族滅が確定。即日執行され無事死亡した。

この件について大正義巨人原監督は「訃報だね(ニッコリ」とコメントした。

なお、間に合わんもよう

2024-10-28

ジャンプ立ち読みしたけどハンタ読み忘れてた

呪術終わってから逃げ若しか見てねぇ

小笠原おじさん再登場ヨシ!

ワンピエッグヘッド(つーか、くま編か)はまあ良かったが最近よくわからん

2024-10-15

今日運動会の予備日。まるまる予定がなかったので。

子供三人。運動会の予備日。特別に予定はないから、子供遊んだ。(小学生2人姉弟幼稚園1人弟)

妻は片付け(前週も運動会)に集中するとのことなので、子供相手をすることにした。

8:30朝食は昨日買ったパン。皆で食べる。

まずは昼ご飯に何を食べたいのか聞き取り。結果、チャーハンとのこと。(外食の方が楽だったが、チャーハンがよいと決まった)

9:00 子供おもちゃなどをリビングから片付け。午後はテレビ野球を見たいので、部屋で見ながら遊べるように片付けた。

10:30 炊飯器に3合セットし、公園へ。長男キャッチボールをして、長女と次男サッカーと縄跳び。最後にみなで野球次男の投げるフォームが元気いっぱい。

11:40 帰宅風呂に入って、チャーハン作り。

12:15 昼食。妻も含め5人で3合完食。

13:00 次男と昼寝。長女と長男ゲーム

14:00 野球が始まったのでアイスコーヒーを飲みながら観戦。長女が作りかけのラジコンの続きをしたいと言うことで、テレビ(大)を見ながら組み立て。タミヤBBX小学生には難しい。それでも、長女は次男部品探しで楽しそう。

長男野球を見ながらテレビ(小)でパワプロ。王と小笠原落合は誰がすごかったかと聞かれたので、どれもすごいが、パパは原が好きだったと答えた。妻にはどちらかの実況を消して欲しいと言われたので、長男は音を消した。どうやら、現実野球も気になるらしい。

16:00 長女が、昨日夜、Switchカラオケ一日分チケットを買ったから、やりたいとのこと。ラジコンは一段落したので、テレビ(大)はカラオケになった。テレビ(小)で野球継続日ハムが逆転した。清宮はスマートになってよかったね。エスコンテレビで見ると選手が大きく見える。角中にどうして代打が出たのだろう。

18:00 夕食はとんかつ屋弁当が食べたいという妻の進言により、注文。明日の朝食のパンを買いながら、とんかつ屋に取りに行く。大人ヒレ子供ロースロースよりヒレが好きなのではなく、ロースを食べたいのに、ふた口目から後悔するからだ。消極的かつ最善の選択ができるのが大人だと思う。5人で8000円ほど。どこにも出かけてないので余裕余裕。

20:00 しっかり食べて、クイズ番組を見る。志らくは間が悪い。師匠談志は間で勝負する落語家じゃなかったから、仕方ないか志らく弟子が多いと聞いて、驚いた。落語新人ドラフトで選ばれるのか?

21:00 ニュースを見ながら子供の就寝の準備。政治若者に近づいていないっていってた演説聞くのが趣味という女性モデルがでてたけど、それは今に始まったことではないよ。みんな、年を取ってから自分がうまくいかなかったことを世の中のせいにするようになって、ようやく政治意見したくなるんだよ。でも、9時のニュースを見る層は、そこそこの投票率になると思うよ。そもそも他人投票に行かない方が、自分の一票の価値が上がるんだから

子供歯磨きをして、おやすみなさい。フロスは大事

2024-05-26

ガッフェ、どんでん、辛いさんが名将になるとは

外様から無理だろうけど巨人小笠原監督とか

多田野監督とか見たい

2024-05-16

[]立浪采配に球場どよめく・・・

9回のピンチで無失点投球の先発・小笠原慎之介投手(26)に代え、守護神のライデルマルティネス投手(27)を投入する執念の継投。

立浪和義監督(54)の勝負手勝利につながらなかったものの、勝利への決意を示した。


 場内のどよめきは、勝利に対する立浪監督の執念へのリアクションだった。

9回。先発・小笠原が先頭・中野右翼二塁打を許した。捕手加藤匠は左腕のもとへ歩み寄る。

ひと呼吸おいて大塚投手コーチはマウンドへ向かった。その時点で、ベンチの判断絶対守護神への継投。

コーチ小笠原降板を伝え終わるタイミングで、立浪監督はベンチを出た。球審へ交代を告げた。



なお、中日は、延長11回に決勝点を奪われ0―1で惜敗した。

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