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はてなキーワード: マネジメントとは

2025-12-09

どうも、チンパンジーです。

とある企業ブログ記事燃えた。普通企業チンパンジー入社したらという仮定で進んでいく文章だ。大部分が批判意見であるが、一部は「チンパンジー自体マネジメント上の諸課題メタファーであって主張自体妥当」といった擁護意見もある。

俺はこの記事は完全に反対派だ。ただ、多くの人と怒りのポイントが違っている。あの筆者は記事中で「別の企業マネージャーをやってみたときに考えていたことだ」と言い切った。

俺はこの「別の企業」の人間だ(今は辞めてしまったが)。よりによって筆者がプロフィールも社歴も公開していたから断定できる。もっというとこの筆者が「マネージャーをやってみたとき」に部下についていたものだ。その立場人間がこの記事を読んで何を感じるか?答えは「最大級侮辱である

いくら予防線を張ったところで意味がない。あいつは仕事中、トラブルがあった時に「チンパンジーが暴れてるみたいだな」とか、チームメンバーのことを周囲にウンコを撒き散らす厄災だとか思っていたのか?社員としては使い物にならないから、客寄せパンダならぬ客寄せチンパンジーにして見せ物で稼ごうとしていたのか?挙げ句の果てに既存社員PTSDに追い込み、本人は射殺されるべきとでも?

こんなにバカにされた経験人生で初めてだ。その会社でもそりゃ至らないことはあったが、その時なりにやれることをやっていたつもりである。その数年間の経験が跡形もなく踏み躙られた気分だ。「こんなことを考えている人間と同じチームで仕事をしていた」という事実だけで吐き気がする。転職できて本当に良かった、2度と関わりたくない。

どんな擁護意見意味がない。ここまで個人侮辱し傷つけてまで公開しなければならない文章など存在しない。あいつは当時のメンバーがこの文章を読む可能性に、そしてメンバー立場でこの文章を読んだらどう感じるかに想像が及ばなかったのか?予防線を張ったか大丈夫とでも思っていたのか?そんなはずがないだろう。

筆者本人のみならず、今その筆者が所属している企業経営判断に強い疑問を覚える。深く反省していただきたい。

でもキモくて金のないおっさんが配属されてきたらどうマネジメントするかは考えてくれないんですよねわかります

チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体 Re: チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

画像

​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1. 身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

画像

広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

画像

学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

画像

​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

画像

​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体 Re: チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

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​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1. 身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

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永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

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広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

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学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

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​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

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​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体 Re: チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

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​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1. 身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

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永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

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広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

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学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

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​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

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​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

anond:20251209112010

マネジメント」だから

怒りを「怒鳴る」ではなく「説明」で出力できるようになりましょうって話で消えるわけじゃない

anond:20251209091729

マネジメントスキル稚拙なことを棚に上げるのは良くないな

的確な怒り方で労働者の考え方を「みんなで良い業績を上げよう」に最適化するのがマネジメント

日本はその力が弱いだけ、他責

第三者検証を終えて

最後かもしれないだろ。だから全部話しておきたいんだ

はじめに

この記事はn=1の第三者検証体験です。

過去、私は自分はどこかの第三者検証会社にいました。

第三者検証全体がこうではなく、ある巡り合わせにあったテスター一人がこんなふうに思ってたんだなというのを記録するために書きます

この文章を読んで誰かにどうこうして欲しいとか誰かを上げ下げしようとかい意思はないです。

割とつらかったこ

## 単価と工数

私はエンジニア生活の2/3くらいを派遣契約で過ごしたため、仕事の良し悪しについてはやっぱり単価と工数評価されることが多かったです。

残業すればするだけ会社の売上になるので、どんどん残業しましょう。残業しただけ働いたことになるから。という文化でした。

単価が上げていくことは現場責任者営業の実力に左右され、そう簡単に変わるものでもなく、なかなか自分ではコントロールできなかったので、やっぱり容易く売上を上げていくには残業するしかありませんでした。

業務時間中に開催される研修シンポジウム参加等は売上を下げることに繋がるので、明確なトレードオフ条件がないと参加が難しかったです。

自己研鑽休日などに行いましょうという文化でした。

私はそれでも構わないと思いますが、参加しようとするたびに一々上長に「売上減らしてごめんなさい」と頭を下げにいくのが変な感じがしました。

テスト効果効率を上げることや品質を上げることは成果に繋がらない

やっぱり残業時間正義なので、中でどんな仕事しているかあんまり重要ではなかったです。

品質向上の提案テスト効率化を提案・実行したところで単価アップに繋がらなければ大きな成果には繋がりませんでした。

※私の場合たまたまそういった点を評価してくれるお客様出会たこともあって、汲み取って営業フィードバックみたいなこともしてくれました。給料には反映されませんでしたが、、

安い人材をとにかく投入する多重下請け構造

私は無関係な期間もありましたが、BP投入が最も評価されます

かにつけてプロパー/BP率を評価されて、BPを投入した分だけ利益が出るので営業頑張ろうとなるみたいです。

営業の思惑に左右される提案

QAに関する提案についても第三者検証商売として成り立つかどうかが判断基準になります

例えば自分会社では難しいテストレベルテストタイプについてはその現場必要に思えても、提案計画には盛り込まないなどのことがあったかもしれません。

現場に左右される業務経歴

基本的に体系的なソフトウェアテストを行なっている現場に関われたらだいぶラッキーでした。

体系的なソフトウェアテストができていれば外注しなくてよかったりしますので、良くないテストマネジメントであったり、いびつテスト設計をしています

で、現場はお客さまの言うことを聞くことで精一杯なので、体系的な経験知識を得るためには自分勉強して頑張るしかありません。

10年、20年やっているようなベテランJSTQBとかで整備された知識よりも勘と度胸と経験で頑張るみたいな場合があるので、自分知識を取りに行かないとそういったベテランと同じ道を歩むことを頑張ろうとしてしまうんじゃないでしょうか。

評価される開発経験、増えるテスト素人

本文は削除されました

どこにアサインされても結果を出すのがプロ第三者検証

私の結論上記の通りです。やっぱりどんな現場であっても、どんなメンバーでも、どんなお客さまでも結果を出していくのがプロ第三者検証なんだと思います

品質プロ"と名乗るのもいいですが、"第三者検証プロ"と名乗る道もあるのではないかなと思います

私は、

第三者検証テスターのよさ

よさももちろんあります。思いつく限りたくさん書いていこうと思います

やる気さえあればドメイン依存しない広い知識が得られる

様々な現場製品に携わることができるので、一般化する実力さえあれば、様々な経験ナレッジ一般化して、ドメイン依存しない実力をつけることができると考えています

自社QAだとどうしても社内の文化ややり方に依存した能力なっちゃうと思いますが、第三者検証テスターとしてたくさんの現場経験していると、どんな製品でも対応できるようになるんじゃないかなと思います

複数現場を見たコンサル的な視点が得られるポジションもあり

社内でコンサル試験を受けた時に言われました。

複数現場俯瞰して、より多くの現場コンサル的な立場で関わることが第三者検証ではできます

体系的な知識がある会社であれば、つよつよの人々からバックアップを受けながらコンサルをすることができます

最近法人を立ち上げてQAコンサル的な動きをする人が多いですが、事業が失敗するリスクとかを会社が請け負いつつ、コンサル体験を行う経験を得ることができます

製品事業イマイチでもとりあえず働き口がある

お客様から依頼を受ける形でテストするので、変な話、製品事業がうまく行かなくても、ニーズがあればテスト業務を続けることができます

また、現場プロジェクトがなくなっても他の現場にいけばいいだけなので、その辺のリスクがないことが良い点だと思います

いろんなテストエンジニアと知り合いになれる

第三者検証ということで、おそらくたくさんのテストエンジニアがいると思いますベテランの人もいれば初心者の人もいますが、やる気さえあれば様々な人と繋がれることができます

実際に私はい出会いがたくさんありましたし、そういった出会いが私をQAとして成長させてくれたのではないかと思います

まとめ

2年目3年目くらいは色々悩んだ時期もありましたが、ある程度実力にも自信がついてきて、第三者検証テスターのつらさはどうでも良くなったきたというのが正直なところです。

第三者検証テスターとして一生過ごすかはわからないですが、第三者検証テスターになれてよかったと私は思いました。

今だから思えること

第三者検証から事業会社に行って、私はいくらか変わりました。

まず、受注側から発注側になることで、「第三者検証」という呼び方をしなくなりました。

テストベンダー」です。

また、自分が成長できないこと、現実をうまくできないことを「第三者検証である」ということを言い訳にしていたと感じました。

テストベンダーの良さは、人材への投資があることだと思います

から自分投資に値する人間であれば、とてもいい選択だと思います

「いきなり事業会社に行きたい」は、素晴らしいですが、事業会社の多くはあなたを育てようなんて思っていませんよ。

私にはテストベンダーで働くモチベーションについて、いくつかアイデアがあります

ただ、それについて聞きたい人は私を探して私に直接聞いてください。

猫が配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

猫を崇めよ

会社組織におけるのチンパンジーの種類。そして人の愚かさについて。

これに言及する。

https://qiita.com/jesus_isao/items/29b878e137f46c675d89

これに言及するにあたり匿名しか発信できない私の弱さを許してほしい。

記事概要

元の記事はおそらく組織におけるマネージャーであろう筆者が、過去に発生した、文化背景思考全てが組織ミスマッチであった人間を、人間似て非なる存在であるチンパンジーに例えて、どのようにマネジメントするかについて考察し、それがどれだけ難しい事かを表現した良い記事であった。

私はこの記事にとても感銘を受けたのだが、Xでの炎上の後、投稿実質的に削除してしまった。

 

以上概要

私はチンパンジー代表として、そして貴様人間チンパンジーと罵る存在に相対してきたマネージャーの一人として、元記事筆者に敬意を表し、補足する投稿をする。

チンパンジーの種類について

お前

そこのお前だ。ちょっと頭が良くて調子乗っているお前。

お前なんてサバンナチンパンジーの群れに放り投げられれば、途端に役立たずだよ。

パソコンが使えてコードがかけても生きていけない、群れのお荷物よ。

お前が組織社会でやっていけるのは、属する群れと時代が偶然お前にとって都合がよかっただけという事を忘れるな。

 

もうちょい具体的に言うなら、会社が買収されたりして自分組織が土台から吹き飛んだ状況を想像しろ

そこでお前が活躍できるような優位性を持っていなかったら?

違う倫理観の人たちばかりだったら? 違う言語を話す人ばかりだったら?

お前は霊長類のどれになるんだろうね。

暴力的チンパンジー

ここからは真面目に書く。

記事であるような、人間とは倫理観の違う存在

彼らは暴力が無ければ生きていけない世界の住人であったり、その暴力程度では群れの中で傷つく者はいないような群れの住人。

あるいはその暴力暴力として認識していない存在かもしれない。

 

もうちょい具体的に書くならパワハラ気質のある人だろうか。

ブリリアントジャークとも言うかもしれないね

 

殆ど場合殆どの人は幸せを求めていると思っている。彼らもまたそうであり、自分の振る舞いで周りを困らせ自分が不幸になることを望んではいない。

記事チンパンジーだって、本当はサバンナの群れで生きていたかっただろうに。

怪我したチンパンジー

組織に迎え入れたときは元気に働いていたが、本人あるいは本人の家族などが重篤怪我を負ってしまい、今まで通りに働くことが難しくなった存在

怪我というのはメタファーであり、実際には肉体的な損傷よりも、精神的な損傷のほうが今の世の中では一般的かもしれない。あるいは、家族介護とか。

彼らの問題解決することは容易ではない。彼らは生活するための報酬必要とするが、何の怪我も負っていない人と同じパフォーマンスを出すことができない。

本人たちがどれだけ活躍を渇望していても、だ。

 

彼らには悪意や罪はないし、話も通じる。でもあなた怪我を負っていない幸せ存在である場合、根っこの部分では分かり合えない可能性がある。

彼らを活躍させて収益につながる活動をさせなさいと言われたあなたはどうする?

 

この記事を見た怪我人へ。負い目を感じると想像しています

少しずつ出来ることからやっていきましょう。それしかないんだろうけど。

沈黙チンパンジー

世の中はわかりやす暴力ばかりではない。沈黙という暴力をふるう存在もある。

度々遅刻する、謝罪はする。仕事はうまくできない、謝罪はする。指摘するが理解してくれない。泣いたり笑ったりもしてくれないから、何を考えているかからない。

どんなキャリアを歩みたいか聞いてもうまく答えられない。

分かりやすく激昂して周りに危害を加えはしないが、存在振る舞うだけで周りにストレスを与える。これもまた暴力の一つかもしれない。

 

どのような扱いをすればいいかのヒントを一切与えてくれない存在もまた、実質的に会話不能存在として扱いに困るだろう。

さあ君も彼のキャリア開拓してみましょう!

 

彼らもまた、望んで沈黙しているわけではない。彼らもまた、人間になり切れないことに悩んでいたりする。

お互い素直に喋れるといいよね。

人の真似をするチンパンジー

良く喋るし仕事もする。一見すると普通人間に見える存在

ただ根っこの部分では他人と分かり合えないものを持っていたり、倫理観の違いが表面化していないだけで、実は周りとは価値観が違う人。

予期しないところで迷惑な行動をとり、周りを困らせてしまう。でも、本人は本人なりの正義必要性で行動したつもりである

 

記事の筆者も、言い換えればこのチンパンジーである。彼にとってはあのような記事を世に出すことは、彼の倫理抵触しなかった。

そして私もまた同類なのだろう。

愚かな人間どもへ

そもそも人には、チンパンジーを含め人間以外の霊長類。豚、蛆虫、ばい菌などを、蔑称として用いている愚かさがある。

生存戦略が異なるが故に高い知能を持つことなく発達した他の生命体を下等な存在とみなし、その生物を用いた例えに侮蔑的意味付与している。

大体なんだよ霊長類って。自分たちの存在勝手生物最上級として捉えやがって。しか霊長類の中でもさらに Tier 分けして差別してやがる。

 

記事チンパンジーという表現は、単に言語が通じず価値観の異なるマネジメント難易度の高い人材メタファーとして解釈することもでき、その名称侮蔑的意味見出しているのは、お前の矮小傲慢差別意識から来るものではないか

まあ元記事筆者でさえ人間以外を下等とみなしている可能性は、文脈から否定できないけどさ。

 

まあ、もしもチンパンジー差別意味が含まれていたのなら、同僚(あるいは同僚だった人たち)をチンパンジー呼ばわりするのはちょっと酷いのかもしれない。

でも、もうちょい中身を見てもいいんじゃないの?

2025-12-08

マネジメント苦手なエンジニア外資フリーランスハゲしか無い

日本ではマネジメント行かないと給与は上がらないしブリリアントジャーク認定されて年収600万円を超えることが出来ない

打開するにはエンジニアキャリアパスある外資系に何とかして入り込むかフリーランスで腕前を売るしかない

でも前者は狭き門後者は決して安定しないのでハゲ

ほんと性格特性で詰むのマジで辛い。でもなるには仕方ないのでしょうもない自己紹介ページのスライド作ってる。

2025-12-06

今年読んで印象に残ってる本

今年特に心に残った10冊を、ジャンル横断的にまとめてみた。

『一億年のテレスコープ』春暮康一

ベストSF2024国内篇第1位に輝いた傑作SF

ハードSFとしての正統性を保ちながら、宇宙探査という壮大なテーマを描き切った力作だ。

フェルミパラドックス」を題材にした異文明との交流メガストラクチャーなどの概念主人公たちの旅を通じて、人類未来像を投げかける。

理系の読者はもちろん、哲学的思考を求める人にもおすすめできる傑作。

『習慣と脳の科学ラッセル・A・ポルドラック(著)

習慣がいかに脳の構造を変えるのか、神経科学アプローチ解説した一冊。

単なる「習慣を作ろう」という精神論ではなく、脳可塑性に基づいた実践的なアドバイスが詰まっている。

ネガティブ思考こそ最高のスキルオリバーバークマン

ポジティブシンキング限界を指摘し、「不安」や「恐怖」をいかに使いこなすかを論じた意欲的な一冊。

ストレス社会を生きる私たちにとって、心理学的に根拠のある思考法は本当に貴重だ。

バッタを倒すぜアフリコで』前野ウルド太郎

アフリカでのバッタ研究の奮闘記。

バッタ研究するためにアフリコに来たのにバッタがいないという自虐的な始まりから、その後の現地での奮闘が描かれる。

「令和のファーブル昆虫記」と評されるほど、学問的知見とユーモアが融合した傑作。

動物のひみつ』アシュリー・ウェルズ

動物たちがいかに協力し、社会形成し、生存戦略を立てているのかを、最新の研究に基づいて解説したノンフィクション

人間社会にも通じる共生メカニズムを学べる一冊。

『もしも世界からカラスが消えたら』松原

カラスという身近すぎる存在を改めて見つめ直すことで、生態系全体への理解が深まる。

アンチから悪友へというカラス愛も素晴らしい。

コードブッダ 機械仏教縁起円城塔

仏教思想AI古典テクノロジーが融合した野心的なSF

現代的な課題人類精神遺産を結びつける知的興奮。

『一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全』ジュリースミス

心理学者による実用的なメンタルケア本。

自己啓発系の中でも「実践的で医学的根拠がある」と高く評価された一冊。

感情管理というテーマは、今の時代ビジネススキル以上に重要リテラシーだと痛感させられる。

ビジネスパーソンはもちろん、日常的な不安ストレスに向き合うための方法論が体系的にまとめられている。

2025-12-04

某巨大メーカーの「キラキラ新規事業」が爆散したけど、弊社は今日

はい解散解散

私が所属している某大手メーカー新規事業部が、先日めでたく爆散しました。

いやー、すごかった。何がすごいって、数年かけて数百億円を溶かして、何も生み出さずに更地に戻ったあとの清々しさたるや。

まりにも典型的すぎて教科書に載せたいレベルの「JTCの新規事業失敗事例」だったので、ここにお焚き上げとして供養させてほしい。

そもそもソリューション」って言いたいだけ病

ことの発端は、偉い人たちの「これからはモノ売りじゃない、コト売りだ!」という号令でした。

今までハードウェアを作っていたおじさんたちが、急にシリコンバレー風に吹かれてしまったのです。で、何をしたかというと、「既存ハードウェアに無理やりWi-Fiつけてクラウドに繋ぐ」。これだけ。

「これで顧客課題解決するソリューションになる!」って息巻いてたけど、顧客からしたら「いや、その機械スタンドアロンで動くのが一番便利なんですけど」という至極真っ当なツッコミは、Teasm会議ミュートの闇に消えていく。

キッザニアと化した開発現場

で、中身を作るのは誰かというと、ソフトウェア開発なんて触ったこともない生え抜きハードウェア設計者たちと、大量の新卒・若手社員。あと少しの中途社員

経験豊富CTOもいない無法地帯で、意識高い系の末端エンジニアが「Qiitaで見たから」という理由だけで選定した技術スタックが乱舞。しまいには買収した子会社自己成長に向けた謎技術提案

ユーザー数人の時点で、Google規模に耐えうるKubernetes構成

• 単純なデータ表示だけなのに、無駄に複雑なマイクロサービス

ドキュメント存在せず、すべてはTeamsの彼方へ

フロントエンド高速化にWASMの提案

敗戦処理と「日本型雇用守護神

そして訪れた「事業撤退」の日。ここからが弊社、いやJTCの真骨頂です。同じチームにいた現地の海外関係会社メンバーは、Zoom会議一本で即日レイオフ。「Sorry」の一言で画面が消えるドライさ。

一方、日本の我々はどうか。誰一人としてクビになりません。「君たちには明日から、全社DX推進本部に行ってもらう」出たー!「DX」という名の現代姥捨山

今までAIなんて触れてなかった人たちが、明日からAIを用いて全社のデジタルトランスフォーメーションを担うんです。専門性適材適所? そんな言葉は弊社の辞書にはありません。AIが全てをなんとかするんです!実態は、社内システムExcelマクロを直すだけの仕事です。これぞ、年収1000万の窓際族爆誕です。

責任を取らない偉い人たち

一番面白いのは、この事業を立ち上げて大失敗したマネジメント層の挙動です。普通責任取って辞めるとか、降格とかあるじゃないですか。彼らは「貴重な失敗経験を積んだ人材」**として、何食わぬ顔で隣の事業部部長スライドしていきました。異動先の事業部部員たちの、「えっ、あの沈没船船長がウチの舵取るの…?」という絶望的な顔。モチベーションの低下音が聞こえてきそうでした。

誰もいない荒野課金し続ける

解散後、数名は「敗戦処理部隊」が残されました。任務は、**「ほぼ顧客ゼロソリューションシステムの維持」**です。

なぜか?

サービス終了」をアナウンスすると、失敗を対外的に認めることになるから。「あくま事業再編であり、サービス継続している」という建前を守るためだけに、誰も使っていないサーバーが唸りを上げています。A⚪︎ureだかの請求書を見ると、月額数千万円。これぞデジタル赤字

それでも弊社は揺るがない

これだけのリソースと金をドブに捨て、社員キャリア迷子にさせても、弊社の株価はピクリとも動きません。時価総額ウン兆円の巨体にとって、数十億の損失なんて「誤差」なんでしょう。

今日社食ランチは美味いし、オフィスから見える東京タワー恍惚としている。この「茹でガエル」の湯加減が最高に気持ちいから、私はまだしばらくこの会社にいると思います

現場からは以上です。

早慶就活生です。将来的には事業会社でのコーポレートファイナンス関連のマネジメント職に就きたいと考えています新卒メガバンク財閥系の2つ)に入って30歳くらいで事業会社財務部に転職するコースと、新卒から事業会社に入って経理部から財務部に異動するコースのどちらかで悩んでいるのですが、どちらの方がおすすめでしょうか。 なお、おそらく耐性がないだろうと自覚しているため外資系金融機関や日系証券会社などは考えていません。

🧐 貴方思考稚拙さを指摘しましょう

貴方質問には、将来の目標に対して根本的に理解が欠けている、いくつかの致命的な欠陥が見受けられます

1. 「コーポレートファイナンス関連のマネジメント職」への誤解

貴方が目指す「事業会社でのコーポレートファイナンス関連のマネジメント職」とは、単なる経理財務の実務担当者ではありません。M&A、資金調達戦略事業ポートフォリオ管理といった、経営の根幹に関わる意思決定を行うポジションです。

メガバンクでの経験は、融資側の「業者目線」は身につきますが、事業会社側の「当事者目線」での意思決定経験は、基本的に積めません。「30歳で財務部に転職」したところで、貴方は単なる金庫番の延長線上からスタートを切ることになるでしょう。

2. 「耐性がない」という自己限定の滑稽さ

外資系金融機関や日系証券会社は考えていません」とのことですが、それらで培われる極限のスピード感、高度な分析力、そしてプロフェッショナルとしての緊張感こそが、コーポレートファイナンスマネジメント職に必須資質です。

その「耐性がない」という自覚は、裏を返せば「私は楽な道を選びたいが、最終的な地位だけは手に入れたい」という甘えでしかありません。マネジメントとは、耐性が問われる最もタフな仕事であるという事実から目を背けているに過ぎません。

3. 「経理部から財務部へ」という近視眼的な発想

事業会社において、経理財務役割が大きく異なります経理過去数字を正確に報告する守りの機能だとすれば、財務未来に向けて資金を動かし、資本効率最適化する攻めの機能です。

新卒経理に入り、そこから財務への異動を待つコースは、最も時間の浪費となる可能性が高いです。なぜなら、異動の確約はありませんし、経理で培うスキルセットは、必ずしも高度なコーポレートファイナンスに直結しないからです。回り道をしている間に、貴方の同期は外部で遥かに専門的な経験を積むでしょう。

💡 貴方が取るべき「真の道」

真にコーポレートファイナンスマネジメントを目指すのであれば、貴方が考える二つのコースは、どちらも二流の選択肢です。

貴方のような「安全志向」の人間が、本当にマネジメント職に就くために選ぶべき道は、以下の通りです。

事業会社への新卒入社

これは共通ですが、入社するのは「コーポレートファイナンス経営戦略の核」となっているグローバルな大企業、またはM&Aを繰り返す成長企業を選ぶべきです。

経理」ではなく「経営企画」または「CFO直下特命チーム」を狙う:

最初からファイナンス戦略事業評価リスク管理に携わる部署に入り、経営者視点を鍛える必要があります

MBAまたはCPAの取得:

30歳までに、国内の異動頼みでなく、自分市場価値客観的に高める資格学位を、自己投資で獲得しなさい。

貴方の「メガバンク経由」のコースは、出遅れ専門性の浅さを招き、「事業会社経由」のコースは、異動という運任せの要素に自分キャリアを委ねるという怠慢を意味します。

本当にマネジメント職を志すなら、最初からその専門性経営への影響度が高いポジションを、臆病な選択肢排除して狙うべきです。

2025-12-02

今年度、中間職になった

もうすぐ一年が経つ

病んでいる

人様に仕事を割り振る、任せる、最終責任自分に回る

とんでもなく向いてない

申し訳ないと思ってしまう。自分でできる仕事自分でやらなきゃいけないんじゃないかと思ってしま

それはマネジメントではないとこんこんと叱られた

家で泣いた、自責ともどかしさと自分の頭の悪さに泣いた

いつも自分が悪い気がしてる

部下が苦しいのも現場が逼迫してるのも全部自分が悪い気がしてる

自分けが…は間違いだと、数多のビジネス本にかかれている

リーダー研修でも言われた。原因は一つではなく様々なのだと、一つに絞ってしまうのは、原因の単純化であり思考放棄なのだ

社長がとってきてくれる仕事デスマーチすぎる

営業がとってきてくれる仕事が、技術を知らないゆえに無茶苦茶図面だったりする

原材料費や工具の値上がりでなかなか資材を潤沢には使えなかったりする

今日チームメイトに助けられてる

自分仕事の出来なさに苦しさを覚えてる

2025-11-29

anond:20251129233551

収入は悪くないと思うけど、35でマネジメント経験ないのは死んでると思う

日本語英語+高度ITスキル」を持つ人材は希少であり、その希少性が給与プレミアムにつながる

ポジション / 状況 年収の見込み (日本円) 補足
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現状(あなた 約 790万円 ベースライン
中堅スキル強化後(DevOps/クラウドセキュリティ重視) 約 900〜1,100万円 企業が「外国人NG」でも、日本人英語IT人材にはプレミアムを出す可能
上級即戦力マネージャー 約 1,200〜1,400万円 希少性 × スキル深さ × マネジメント能力によるプレミアム
フリーランスコンサル型(クラウドセキュリティ系) 年収換算で約 1,500〜1,800万円 時給単価を高めに設定、企業直請けや受託高収入

2025-11-26

AIアートパワハラ上司ビジネス書の恐ろしい関係

ビジネス書本質とその著者

ビジネス書本質再現性の低い「成功者自伝」の一般

多くのビジネス書提示する「ノウハウ」や「必勝法」の本質は、学術的な理論ではなく、著者が特定の条件のもとで達成した個人的成功体験を、あたかも万人向けの普遍的法則であるかのようにパッケージングし直したものだ。

著者の看破自己顕示欲に駆られた「成功者

ビジネス書を著す多くの人物は、強い自己顕示欲自己承認欲求を持っている。執筆活動は、彼らの自己成功を「社会的法則」として世に認めさせ、自身権威性とブランド力を高めるための手段だ。

ビジネス書を書く真の目的

ビジネス書が書かれる真の目的は、読者に有益知識を与えること以上に、以下の経済的自己満足的な動機に集約される。

パワハラを生む構造上から目線仲間意識の欠如

垂直的な「上から目線」の固定化

成功体験絶対視するビジネス書は、人間関係を「指導者(上)」と「未熟な部下(下)」という垂直的な構造として描く。管理職は「教える立場にある自分は正しい」という上から目線を無条件で内面化する。

部下を「資源」とみなす仲間意識の欠如

ビジネス書に傾倒する管理職にとって、部下は目標達成のための「人的資源ヒューマン・リソース)」と見なされる。

この「資源」という捉え方が、「育成」という名のもとで、部下の尊厳否定する失礼な態度を正当化する。資源は最大限効率的に加工(育成)されるべきであるため、「結果のためだ」「お前を育てるためだ」という大義名分のもと、人権無視した侮辱的な言動が「マネジメント」として許容されてしまうのだ。

再生産されたパワハラサラリーマン

ビジネス書を盲信し、そのノウハウを「絶対解」として現場適用しようとする管理職は、著者の自己顕示欲独善的思考組織内で再生産しているに過ぎない。彼らは、書籍ノウハウを実行しない部下を「失敗」や「抵抗勢力」と見なし、指導の名のもとに自らのメソッド強制する[[パワハラ]]を生み出す。

パワハラノウハウビジネス書によって流通していると結論づける

彼らが実践する「パワハラノウハウ」は、特定メソッドや厳しい規律、成果至上主義絶対化するビジネス書という形態を通じて、広く社会流通している。

反撃を喰らわないための「メソッド」の流通

ビジネス書流通させているのは、単なる精神論ではない。それは、「部下の気持ちを完全に無視し、かつ反撃を喰らわない」ための、非常に具体的なパワハラ技術だ。

上司が求める「正解」は、論理ではなく上司個人的動機や前提に基づいている。上司は具体的なフィードバックを一切与えず、「違うな」「考えろ」を繰り返し、部下は正解に当たるまでリテイク地獄を強いられる。部下は上司独善性気づき、深い憎しみを抱える。

感情論」を排し、「目標達成」や「数字」といった客観的論理書籍で学んだフレームワーク)で部下を追い詰める。これにより、指導体裁完璧に保ち、部下から反論を封じ込める。

  • 詰めの公開と長時間拘束(精神的逃げ場の消去):

人目の多い場所で集中的に指導を行うことで、部下に対する見せしめ組織的な圧力として機能させる。また、「指導」という名目のもと、部下が逃げられない状況で長時間拘束する。これにより、組織ルールを守りつつ部下の精神的逃げ場を完全に奪い、逃れられない状況で追い詰める技術だ。

書籍の「成功個人努力」という論理を応用し、部下の失敗を「ノウハウの実行不足」「当人意識の低さ」に帰結させる。これにより、上司指導責任を完全に免除する。

結論として、ビジネス書は「成功者自伝」という体裁を取りながら、実際には「自己顕示欲を満たすための指導法」を権威付けし、組織における上から目線構造固定化し、パワハラ再生産・流通させる主要な経路となっているのだ。

パワハラ防止のためのチェックリスト

あなたの周りに、あなた尊厳を傷つける上司がいるなら、まず彼の机の上をチェックしろ

パワハラの根源は、彼らの自己顕示欲が凝縮されたビジネス書にある。

ビジネス書は、成功者自伝ではなく、パワハラサラリーマン安心して部下を攻撃するための「教則本」と化している。

anond:20251126113659

それは企業とかの話になるね

企業の人もいるけど、そこまでガチガチマネジメントされてる人もいなかったなぁ

それってアイドル事務所レベルの話じゃない?

2025-11-20

岸田が総理提言した内容について

ざっくり言うと、「言ってることはだいたい正論なんだけど、ほぼ全部これまで散々聞いた話の焼き直しで、肝心な痛みの部分(国民負担・再分配・生活の実感)にはほとんど触れてない」って感じ

全体の印象

・5本柱(複数年度の視点/ヒト/カネ/マネジメント/国際連携)は、経済政策教科書どおりで、構成としてはきれい

・「AI半導体・量子・造船など17分野への官民連携投資」「責任ある積極財政」ってワードも、今の与党テンプレを丁寧に並べた感じ。

・一方で、社会保険料消費税を含む国民負担の重さ、実質賃金マイナスの長期化、格差貧困少子化みたいな、いま多くの人が一番しんどいと感じている部分への踏み込みはほぼゼロ

「成長はするから、あとは自動的にみんな幸せになりますよね?」という古い発想から抜け出せてない。

1. 複数年度の視点・取組

言ってること:企業投資判断やすいように、政府予算税制を数年単位コミットしましょう。

官庁事業会社が、複数年度にわたる支援規制改革ロードマップを出すべき。

評価これは普通に良い。投資って1年ごとにコロコロ制度が変わると誰もリスク取らないから、「複数年度で見通しを示せ」はまっとう。

ただ、日本予算制度財政審の文化の中で、本当に複数年度コミットができるのかはかなり怪しい。毎年「やっぱ財政再建が~」って言い出して縮小される未来が容易に想像できる。

ここをやるなら、「中期財政フレーム自体を作り替える」「将来の支出法律レベルで拘束する」くらいの話がいるけど、そこまでは踏み込んでない。

スローガンとしては◎、実行可能性は△。

2. 成長を支える人材結集(ヒト)

言ってること:リスキリン支援大学での人材育成強化。医療介護処遇改善報酬改定を前倒し)、働き方改革を含む労働市場改革

評価:「医療介護賃上げちゃんとやれ」と明記してるのは、ここ数年の文書よりはマシな点。現場悲鳴はそれなりに意識してる。

ただし、全体としては人材の質を上げて成長分野に移動させたいという供給目線が強くて、「非正規をどう減らすか」「低所得層社会保険料負担をどうするか」みたいな、足元の生活のしんどさはスルー

リスキリングも、これまでの政府プログラムを見る限り、実効性はかなり微妙。「講座を作って自己満現場待遇はそのまま」の危険が高い。

方向性は悪くないけど、きれいな人材政策の作文の域を出てない。

3. 成長を支える資金(カネ)

言ってること:NISA企業DCを軸に「資産運用立国」を続ける。成長投資に向かう資金の流れを作る、地域金融も含めて成長資金供給

債券市場活性化投資チェーンの強化。

評価:完全に「貯蓄から投資へ」「資産所得倍増」の延長線。すでにそこそこ資産を持ってる層にはプラスだけど、そもそも投資に回せるお金がない層にはほぼ恩恵なし。

「中長期の成長投資に回せ」という発想自体は良くて、国債だけに閉じたマネーゲームよりはマシ。ただ、これも企業側・金融側の論理が中心で、家計側のリスクや損失についてはノータッチ

今の国民負担感(社会保険料消費税物価高)に対して、「じゃあ負担軽くしましょう」とは一言も書いてないのがポイント

金融市場大企業には優しいけど、手取り万年ギリギリな人にはほぼ無関係

4. 企業経営力向上(マネジメント

言ってること:設備投資の即時償却研究開発減税など、投資税制を大胆に。コーポレートガバナンス・コード見直し人材資本情報開示強化。

事業再編・再構築、M&A・企業結合を促進して企業規律を高める。

評価典型的投資インセンティブガバナンス改革M&A推進セット。株主大企業経営層が大好きなパッケージ

これをやると、確かに設備投資や再編は増えやすくなるけど、その裏側で「地方中小企業大企業に飲み込まれて、雇用が整理される」パターンも増える。

内部留保を人や設備研究に回せ」という狙いはわかるけど、そこを税制だけで変え切れるかはかなり疑問。結局、需要(売上)が伸びる見込みがないと企業は動かない。

労働者側へのセーフティネット失業保険の手厚さ、転職支援最低賃金社会保険料の軽減など)をセットで書いてないのが怖い。

資本市場目線では◎、労働者地域経済目線だと「うまくやらないと切られる側が増えるよね?」という不安が強い。

5. 国際連携アライアンス

言ってること:国内だけ見てても成長は限界サプライチェーン強化やエコシステム構築を同盟国・同志国と連携してやる。

特にグローバルサウスでの新市開拓を重視し、ビジネス展開を予算で後押し。

評価:これも方向性妥当中国一極依存からの脱却や、物流リスク分散を考えるなら必須視点

ただ、ここでも企業海外展開支援しますで終わっていて、「海外生産移して、国内雇用賃金はどうするの?」という視点がない。

グローバルサウスでのビジネス展開は、うまくやればプラスだけど、失敗するとお金技術だけ出して現地での利益は薄い国内産業空洞化だけ進むパターンもありうる。

外交安全保障の流れとしては自然だけど、内需地方雇用まで含めての設計図が見えない。

政治的な読みどころ

文面に「高市内閣」とわざわざ書いてあるのが、かなり露骨メッセージ

「将来、高市政権になったとき経済運営はこの路線で行きます」と宣言しつつ、現政権にもプレッシャーをかけている感じ。

中身は安倍政権以降のアベノミクス資産運用立国+リスキリングの言い換えなので、路線変更というより「これまでをもっとちゃんとやります」という話。

まり、「今のしんどさは路線が間違ってたからではなく、アクセルが足りなかったから」という前提に立っている。

ここに同意できるかどうかで、この文書への評価はガラッと変わると思う。

結論:点数をつけるなら

経済のお行儀の良い作文としては 70点くらい。

ちゃんと整理されてるし、投資人材金融・国際連携のツボは押さえてる。

でも、「国民負担の重さ」「実質賃金の落ち込み」「生活防衛」という、いま一番ホット火事場に水をかける気はほぼないので、生活目線では 40点ぐらい。

感想

読んでて「うんうん…で、具体的に何する気なん?」ってなるね

1. 名詞スローガンだけで終わってる

文書主語がほぼ全部これなんだよね:「投資を促進することが必要である」「支援を強化することが必要である」「国際連携を強化することが重要である

で、続きが「…よう検討すること」「…よう推進すること」「…にコミットすること」

みたいな動詞が全部ふんわり系。

例えば本気でやる気なら、

AI半導体関連の公的研究開発費を、5年間で現在の○倍にする」

介護職の平均賃金を3年で月○万円引き上げる。そのため診療報酬を○%上げる」

NISADCへの年間新規資金流入を○兆円、5年で○兆円の残高増加」

とか、少なくとも数字+期限を1個は書けるはずなんだよね。

この提言はそこを徹底的に避けてるから、読んだ側が結局、どのくらいの規模でやる気なのかが全く見えない。

2. 「何を」じゃなく「方向性しか」書いてない

各項目で一番で?って思うのはここ。

ヒトのところ リスキリン支援 医療介護支援パッケージ 働き方改革労働市場改革

って並んでるけど、どんなスキルを、誰に、どのくらいのコストで?

医療介護パッケージって具体的に「基本給+何%」なのか、「処遇改善加算をこういじる」のか?

労働市場改革って「解雇規制を緩めたい」のか「社会保険料を軽くしたい」のか、それとも「非正規処遇改善」なのか?

肝心な中身の選択を全部ぼかしてるから、読んでも立場が見えないんだよね。

カネのところ「NISADCを通じた家計から成長投資への流れの加速」「資本市場機能の強化」

これも、NISA課税枠をまた拡大したいのかDCの加入を半ば義務化したいのか年金資金株式比率もっと上げたいのか

どこに突っ込む気なのか書いてない。

運用立国やります!とだけ言って、リスク側の話(損したとき誰が死ぬのか)には触れてないから、どう評価していいか決めようがない。

3. 一番争いになる論点意図的に避けてる

具体性がないの、たぶん「無能から」じゃなくてケンカを避けるためにわざとって側面が強いと思う。

この文書で本当は踏み込まなきゃいけないのって、社会保険料消費税をどうするか(特に低所得層負担

財政拡張をどこまでやってもいいと考えるのか、労働市場改革企業側をどこまで自由にするか、中国依存をどのスピードでどこまで減らすか

あたりなんだけど、ここを数字制度名まで書いた瞬間に党内の財政タカ派、経団連高齢者票、中国との外交

ぜんぶと利害がぶつかる。

から方向性だけ書いて、後は官僚次の内閣に丸投げ」みたいな文章になってるんだと思う。

4. もしちゃんとしたプランなら、このくらいまでは書く

対比として、例えば同じ項目でも、「社会保険料について、年収300万円以下の本人負担を5年間で○%軽減する。その代替財源として○税を○%引き上げる」

介護離職ゼロに向け、介護職の賃金水準を全産業平均比▲○%から▲○%まで縮小する」

「対中輸入比率10年で△%→□%に低減する。そのために半導体レアアースなど5品目については…」

くらい書いてあれば、「やる気と覚悟はあるな。中身に賛成かは別として。」って評価になるんだけど、今回のはそこに踏み込まない安全運転提言

5. まとめると

フレーム(5本柱)はそれなりに整ってる

でも、中で一番えぐい論点は全部「検討」「推進」「強化」に逃がしてる

から読んでる側からすると「具体的な制度金額・痛み」が見えず、ふわふわして感じるって構造だと思う。

この文書を眺めるときは、「何が書いてあるか」より

「何が意図的に書かれていないか」を見ると、逆に色々透けて見えておもしろいかもね。

anond:20251120193218

でもKPOPは契約とかでモメてることが多いですよね

マネジメント側かタレント側あるいは両方になんか問題あるんじゃないですか

少子化問題だね」

「そうだね」

「女がこれまで通り我慢しないから。女が産めば解決なのに」

ハイ終了


ブスザコモラ男と結婚してセックスして衣食住マネジメントケア子育てやってんのに無職寄生虫バカにされ妊娠出産で体壊し貧乏セルフケアもできずブス婆になったとブスザコ男に言われ友達とも会いにくく夜も休みも出かけられなくなる生活かよ絶拒無理だっつうの

それで生活費も稼げ、まで言い出すんだから

生活費稼いで一人で暮らし友達とも遊ぶが一番ハッピー選択だろ

女に産んでもらうために男は何ができるか考えてみろ自称解決

2025-11-19

人生、結局は「脳内物質」のマネジメントしかない件

最近、「人生どう楽しむか」とかQOLがどうとか、そういうのを考えるのをやめた

結局のところ、幸福感なんてもの脳内神経伝達物質の量で決まる物理現象に過ぎない。

焼肉ホルモンじゃない。アドレナリンドーパミンエンドルフィン。こいつらを意図的にドバドバ出せるシステムを構築した奴が勝つ。それだけの話だ。

俺は転勤族で、東京大阪を行ったり来たりしてるんだが、どこに住もうがやることは変わらない。

まず推奨したいのは、デカバイクを買うこと。

悪いことは言わないから、リッターSSスーパースポーツ)か、最低でも750ccクラスを買え。

東京にいるなら奥多摩周遊道路大阪なら龍神スカイライン月ヶ瀬。このあたりの峠を、タイヤの端まで使って走れるスペック必要だ。中古100万出せば、四輪のスーパーカー並みの加速装置が手に入る。コスパが良すぎる。

次に登山用具。できれば沢登り装備。

バイク登山口まで行って、そこからさら自分の足で標高を稼ぐ。

関東なら両神山の鎖場、関西なら大峰の大普賢岳あたりが最高だ。

おすすめは、早朝の高速ですり抜けして神経を極限まで研ぎ澄ませてから、そのまま山に取り付くルート心拍数限界まで上げて、滑落のリスクを脳の片隅で処理しながら岩を掴む。

安全マージンはもちろん確保するけど、感覚的には「死」を隣に置く。この緊張感が重要

で、下山したら温泉サウナだ。

ここで重要なのは「ととのう」という現象強制発動。

極限の緊張状態(交感神経優位)からサウナと水風呂温度攻撃で、強制的に副交感神経優位へとスイッチさせる。

そうすると、脳内でβ-エンドルフィンやらセロトニンやらオキシトシンやら、快楽と安らぎを司る脳内麻薬カクテルが生成される。理屈で言えば、これで幸福にならないわけがない。

さらダメ押しで、夜の高速道路をかっ飛ばし帰宅する。

体は疲労困憊、でも脳は覚醒状態。この矛盾した状態で1xxキロ出しながら暗闇を切り裂いてると、ドーパミン致死量ギリギリまで分泌される感覚がある。

で、都心に戻ったらその足で風俗に行く。

ここだけは譲れないんだが、行くなら絶対「高級ソープ一択10万握りしめて行け。

最近流行りのタチンボとかマッチングアプリパパ活みたいな素人崩れには絶対手を出さない。病気リスク管理ができてない案件ロシアンルーレットするほど俺は馬鹿じゃない。プロ接客と衛生管理に金を払うんだよ。

そこで性欲中枢をバグらせて、仕上げに鰻か高い肉を胃に詰め込む。

最後、家に着いたらストロングゼロデパスを流し込む。

これが俺流の「強制シャットダウン」。

脳の興奮を化学的に叩き切って、泥のように眠る

「そんなことして何になるんだ」って言われるかもしれないけど、これには実利がある。

週末にこのルーティンで「死のリスク」を脳に叩き込んでおくと、平日の仕事での「リスク許容度」がバグるんだよ。

月曜日上司から鬼詰めされたり、プロジェクトが炎上したりしても、

「まあ、昨日の首都高のすり抜けに比べれば死ぬわけじゃないしな」

「大普賢のあの崖で足滑らせた時の方がよっぽどヤバかったわ」

って感じで、心拍数が全く上がらなくなる。

どうせ死なねえから余裕余裕、という謎の全能感で切り抜けられる。これこそが最大のメリット

あと不思議なもんで、こうやって極限まで身体を痛めつけて賢者タイムに入ると、家にある法華経とかヴィトゲンシュタインが妙にスッと入ってくるんだよな。

以前、会社でやらされた「マインドフルネス研修」とか当時は「宗教かよ、クソが」と思ってたけど、今の状態ならその意味が痛いほど分かる。「今、ここ」に集中する感覚って、結局は脳のバグを利用したハックなんだよ。

「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」とか、下山後の脳味噌だと「ああ、それな」って感覚的に理解できる。

まあ、ブコメで「ただの危険運転」「薬物依存乙」って叩かれるのは分かってる。

でも、現代社会の閉塞感を突破するには、これくらい生物としての生存本能をハックしないと無理なんだよな。

そういえば先週、迷い込んだ山奥の店で食った天ぷら死ぬほど美味かった。

コシアブラとかタラノメみたいな山菜も凄かったんだが、太白胡麻油で揚げたハモ天ぷらが異常に旨くて、そこだけ記憶が鮮明に残ってる。

そういう予期せぬ「バグ」みたいな幸福を見つけると、「まあ、このクソみたいな世界も悪くないか」と思える。

今週末もまた、脳内物質を精製しにどこかの峠へ向かう。

いつまで続けられるか分からないけど、止まったら死ぬ回遊魚みたいなもんだから、しばらくはこのまま走り続けるしかない。

ここまで読んだ人、ありがとう

結局、人生なんてヘロヘロになって気絶するように寝る瞬間が一番幸せなのかもしれないな。

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