浦和レッズ ・・・ A-→ 鹿島と同様で前半戦は極度の得点力不足に苦しんだが再開後は7試合で4勝1敗2分けと好調。順位も9位まで浮上してきた。7試合で14ゴールを奪っているので攻撃陣が活発になってきたが新戦力のMFファブリシオ(ポルティモンセ)が目覚ましい働きを見せている。加入して6試合で5ゴール。FW興梠に次ぐ第2の得点源を必要としていたが見事にハマった。彼の加入によって得点力不足は解消された。
一方で日本代表のDF遠藤航(→シントトロイデン)がベルギーに移籍したのは大きなマイナスと言える。実績的にも年齢的にも「これからの浦和を引っ張っていくべき選手」だった。欧州の一流リーグでバリバリ活躍するタイプというよりはJリーグのクラブで主力として活躍し続けるタイプに思えたので想定外の移籍だった。ただ、DF岩波がCBの控えとして待機していたので現時点では大きな穴にはなっていない。
その他ではJ2の山形に期限付き移籍していたMF茂木力(山形)が契約期間の途中で浦和に戻ることになった。いろいろなポジションでプレーできる選手なので系統としてはDF遠藤航と同じ。7月15日(日)に浦和への復帰が発表されたがDF遠藤航の海外移籍を見越した復帰要請だったと考えられる。とにもかくにも新加入のMFファブリシオが期待以上の働きを見せているのが大きい。この点だけでも高評価できる。