■ 独走態勢に入りつつある鹿島アントラーズJ1は26節が終了した。鹿島・川崎F・柏・C大阪・横浜FM・磐田の上位6チームの優勝争いになっていたがここに来てC大阪と磐田が調子を崩しており、横浜FMも一時と比べると勢いが落ちてきた。大岩監督になってからの14試合で12勝1敗1分けと破竹の快進撃を続ける鹿島が首位固めに入っており、2位の川崎Fとの差は「6」。3位の柏との差は「8」、4位のC大阪と5位の横浜FMとの差は「10」まで広がった。
タイトル経験が豊富な鹿島がここから急失速することは考えにくい。残り8試合なので辛うじて逆転優勝のチャンスがあるのは3位の柏まで。4位のC大阪、5位の横浜FM、6位の磐田はまだ十分にACLの出場権を狙える位置につけているが「優勝争いからは脱落した。」と言わざる得ない。安定感のある戦いを続ける鹿島がこのまま逃げ切りそうな雰囲気が漂っているので、川崎Fと柏は離されずについていきたい。
残り試合が少なくなってきたので「今シーズンのJ1のシーズンMVPは誰になるのか?」を考えていきたいと思うが、首位に立つ鹿島はACLを戦っていた時期は積極的にターンオーバーを採用しており、かつ、大岩監督になってから主軸となる選手が入れ替わっているのでフルに近いレベルで試合に出場している選手は少ない。20試合以上に先発しているのはDF昌子、DF山本脩、DF植田直、DF西大伍、MF土居のみ。