5位 : 藤枝MYFC→ 2016年は30試合で48得点を記録した。これはJ3制覇を達成した大分の50得点に次ぐリーグ2位。J3で屈指の攻撃力を持っていることを証明するシーズンだったが個人としての評価を急上昇させた主力のほとんどがチームに残った。その上でFWワタナカ(ボンケット・アンコール)、MF水野泰(FC岐阜)、FW土井(盛岡)、MF大竹隆(町田)、GK田口(横浜FM)などを獲得。オフ期間中にこれ以上ないほどの補強が出来た。
「クラブ史上最高の戦力」となった藤枝MYFCには大きな期待がかかったが7節を終えた時点では1勝4敗2分け。出遅れたが、9節以降は4勝2敗1分け。10位まで順位を上げてきたがMF枝本とFW遠藤敬を中心とした攻撃は魅力がある。MF平石、FW土井、MF久富なども特徴を持った選手で噛み合ったときの破壊力はJ3の中でも有数と言える。なお、「カンボジアの至宝」と言われるFWワタナカはまだ出場機会が無い。
4位 : カターレ富山→ 浮氣監督を招聘した富山はJ3で3年目となる。2015年は岸野監督、2016年は三浦泰年監督がチームを指揮したが昇格争いに絡むことはできず。無念のシーズンになったが降格3年目の今シーズンは「J2復帰」のチャンスのシーズンを迎えている。15節を終えた時点で9勝2敗4分けで勝ち点「31」。1試合消化が少ない秋田との差は「3」。昇格枠が「1.5」から「2.0」に拡大されており、サポーターの期待感は大きい。
15試合で19得点/8失点。バランスの良いチームに仕上がっている。MF衛藤、MF佐々木一輝、MF佐々木陽次、MF北井と特徴を持ったアタッカーは多くて、フォワード陣もFW苔口、FWパブロ、FW萱沼、FWハン・スンヒョンと面白い選手が多い。「若手・中堅・ベテランのバランス」と「生え抜き・移籍組のバランス」に優れているのも今シーズンの富山の特徴と言える。ここまでは非常に良い戦いを見せている。