総評 (第2節)→ 3月6日(日)にJ2の第2節が行われた。まだ「42分の2」が終わった段階ではあるが首位に立っているのは開幕前に多くの人が「降格候補」に名前を挙げていたザスパクサツ群馬で2勝0敗0分け。2位はカマタマーレ讃岐で、3位タイはセレッソ大阪とロアッソ熊本。「優勝候補の筆頭」と言われていたC大阪はともかくとして、群馬・讃岐・熊本の3チームが開幕2連勝と好スタートを切ったのは大きな驚きと言える。
群馬はMF江坂やGK富居など主力が大量に流出。さらには新・エースのMF吉濱も長期離脱中。ポジティブ要素の少ない中で開幕戦を迎えたがライバルのFC岐阜を4対0で撃破して波に乗ることができた。ここまで大卒ルーキーのMF瀬川祐が2ゴール2アシストを記録しており、チームが記録した6ゴールはいずれもが新加入選手によるものである。ここまで新戦力が活躍することを予想するのは難しかったと言える。
注目度の高いC大阪はともに1対0で勝利して開幕2連勝を飾った。サッカー女子のリオ五輪の最終予選がキンチョウスタジアムと長居スタジアムで行われた関係でアウェイ2連戦スタートとなる不利な日程だったが2試合で勝ち点「6」を獲得した。同じ1対0の勝利であるが内容は雲泥の差。散々な内容だった開幕の町田戦(A)と比べると2節の水戸戦(A)はまずまず良かった。短期間で問題点が改善されたのは良かった。
逆に2連敗スタートとなったのは徳島・金沢・横浜FC・FC岐阜の4チーム。内容的には決して悪くない徳島と金沢は早い時期に勝利を手にすることができると思うが横浜FCとFC岐阜については「先行きは不安いっぱい。」というしかない。特に横浜FCはホーム2連戦だったがともに完封負け。昨シーズンのミロシュ・ルス監督は8連敗した後に体調不良で横浜FCの監督を退いたので合わせると(引き分けなしの)10連敗となる。