■ ファーストチョイスは内田篤人 右サイド(右SBと右WB)でスタメン起用された試合数をカウントすると、1位がDF内田で23試合、2位がDF駒野で7試合、3位がDF酒井宏で4試合、4位がDF伊野波とDF西で1試合となった。DF内田がベンチスタートになった試合も何度かあるが、基本的には、DF内田がファーストチョイスで、DF駒野とDF酒井宏の2人が2番手の座を争っていると言えるだろう。
表1
| 出場数 | スタメン | 右SB/右WBでのスタメン | 左SB/左WBでのスタメン | 出場時間(分) | 得点 | アシスト |
内田 篤人 | 26 | 23 | 23 | 0 | 1972 | 0 | 3 |
駒野 友一 | 16 | 13 | 7 | 6 | 1041 | 1 | 4 |
酒井 宏樹 | 9 | 4 | 4 | 0 | 492 | 0 | 0 |
伊野波雅彦 | 18 | 10 | 1 | 1 | 848 | 1 | 1 |
西 大伍 | 1 | 1 | 1 | 0 | 45 | 0 | 0 |
長友 佑都 | 27 | 25 | 0 | 25 | 2326 | 0 | 8 |
槙野 智章 | 7 | 2 | 0 | 1 | 233 | 1 | 1 |
酒井 高徳 | 5 | 2 | 0 | 2 | 227 | 0 | 1 |
安田 理大 | 1 | 1 | 0 | 1 | 71 | 0 | 0 |
日本代表の右SBのレギュラーに最も近い立場にいるDF内田はドイツの名門のシャルケで3年目のシーズンを終えた。ブンデスリーガやCLで世界トップクラスのアタッカーと日常的に対戦していることもあって、強力なウイングがいるチームと対戦しても、簡単にやられることは無い。コンフェデのブラジルとの試合でも、サイドに流れることの多かったネイマールにも上手く対応してみせた。
攻撃においては、ビルドアップで貢献できる点が最大のウリとなっている。アジアレベルであれば、比較的、どこからでも攻撃を組み立てることができるが、世界の強豪国と対戦するときは、相手のプレッシャーがきつくなる。そういうときにサイドから攻撃を組み立てることができるとボランチやCBの負担が軽減される。何事にも動じないタフなところもアドバンテージと言えるだろう。
■ 攻撃力が光る駒野 DF内田は攻守のバランスの取れたSBと言えるが、攻撃力に着目すると、DF駒野が上回っており、「右足のクロスの精度」は右SBのレギュラー候補の中では、頭ひとつ抜けている。これは数字にも表れていて、出場時間はそれほど多くないが、1,041分のプレイングタイムで4アシストを記録している。DF内田は1,972分で3アシストなので、 出場時間当たりのアシスト数を考えると大きな差がある。
そのうちの3つはFWハーフナー・マイクのヘディングシュートをアシストしているが、DF駒野→FWハーフナー・マイクというのは、ホットラインになっている。もちろん、磐田で一緒にプレーしているFW前田とのコンビも熟練の域に入っている。サイズが無いことがネックとなるが、運動量は豊富で、1対1の守備の対応は粘り強い。ずっとJリーグでプレーしているが、実力では海外組に負けていない。
ザッケローニ監督が期待をかけているのはハノーファー96のDF酒井宏である。183センチと日本人のSBには珍しくサイズがあって身体能力も高い。経験豊富な選手ではないので、守備に関しては危ういところもあって、発展途上の選手と言えるが、柏時代にはCBでプレーした経験もあって、SBのレギュラー候補者の中では、空中戦の強さは「トップレベル」と言えるだろう。
仮にDF酒井宏が右SBのレギュラーに定着するようなことがあると、「高さ」が1枚加わるので、広島のFW佐藤寿やC大阪のFW柿谷のようなそれほど空中戦に強くないフォワードを1トップで起用するチャンスも出てくる。そのこともあって、ザッケローニ監督はDF酒井宏にたくさんのチャンスを与えて、経験を積ませようとしているが、日本代表では持ち味を出し切れてはいないのが現状である。
■ ドイツで活躍する酒井高徳 その他では、シュツットガルトのDF酒井高も右SBのレギュラー候補の1人である。日本代表では左サイドでプレーすることが多くなっているが、シュツットガルトでは右SBでプレーしているので、全く問題は無い。DF駒野には劣るが、右足のクロスには定評があって、身体能力が高いので、守備に関しても、大きな問題は無い。DF駒野にも当てはまるが、左右両サイドをこなす柔軟性はアピールポイントとなる。
もちろん、DF長友も候補の1人である。現状では、DF今野が左CBに入って、DF長友が左SBで起用されているが、「左サイドの高さ不足」というのは、相手にとって狙い目の1つとなるので、左サイドを狙われないようにするために、DF長友を右サイドに持っていくことも、あり得ない話ではない。彼の場合、どちらのサイドでも問題は無いと思うので、候補の1人であることは間違いない。
他には、FC東京のDF徳永も右SBの候補に上がって来てもおかしくない。ロンドン五輪のときはOAで参加して、このときは左SBでプレーしたが、本来は右SBの選手で、もっと言うと、もともとはCBの選手なので、守備力に関しては、日本人のSBの中で1・2を争うレベルである。そして、180センチのサイズ以上に空中戦の強さを感じる選手なので、「高さ不足」を解消できる選手の1人でもある。
★ 現在の投票数・・・78票
→ 選択肢から1つを選んで、左下の「投票する」をクリックしてください。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
→ たくさんの票が集まった方が面白いので、できる限り、投票をお願いします。★ 現在の投票数・・・54票
→ 選択肢から1つを選んで、左下の「投票する」をクリックしてください。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
→ たくさんの票が集まった方が面白いので、できる限り、投票をお願いします。 ★ 現在の投票数・・・169票
→ 選択肢から1つを選んで、左下の「投票する」をクリックしてください。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
→ たくさんの票が集まった方が面白いので、できる限り、投票をお願いします。 関連エントリー 2009/01/30
日本人のサイドバックを論ずる。 2011/04/15
内田篤人はドイツでどんな評価をされているのか? 2011/04/28
長友佑都はイタリアでどんな評価をされているのか? 2011/12/20
乾貴士はドイツでどんな評価をされているのか? 2012/06/15
評価できるオーバーエイジの人選 2012/06/20
気を付けたいサッカー協会への批評 2013/06/01
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (右SB/右WB編) 2013/06/01
【J1】 ここまでのベストプレーヤーを考える。 (左SB/左WB編)
- 関連記事
-