■ こけら落としが行われた。1月1日(水)に行われた天皇杯の決勝戦は神戸と鹿島の対戦になった。Jリーグ史上最多となる21個目のタイトルがかかった鹿島に対して神戸は勝てばクラブ史上初のタイトル獲得となる。しかも、神戸は勝ては初めてACLに出場することが出来るので神戸にとっては歴史を塗り替える絶好のチャンスだったが前半18分にオウンゴールで先制ゴールを奪うと前半38分にはFW藤本憲のゴールで大きな追加点を奪った。
2対0で勝利した神戸は悲願の初タイトルを獲得した。関西4クラブの中でタイトルを獲得した経験がなかったのは神戸のみだったが25年目にして初タイトルを手にした。鹿島が勝てば川崎FがACLの出場権を獲得することが出来たが神戸が出場権を確保した。神戸はACLの本戦に出場することが出来るが鹿島はプレーオフからの参戦になる。1月下旬にプレーオフが行われるので鹿島はタイトなスケジュールになる。
注目が集まったのは新・国立競技場になる。先日、オープンイベントが開催されたがこの日の天皇杯の決勝がこけら落としという形になった。収容人数は68,000人とも言われているがこの日の観衆は57,597人だった。当然、チケットはソールドアウトだったのでこのくらいがMAXに近い数字と考えられる。旧の国立競技場は最終形態は54,224人だったので旧の国立競技場と比較すると動員力は少しアップするようだ。
紆余曲折ありながらもこけら落としが行われたが大きなトラブルはなかったようだ。「東京五輪が終わった後にどういう風に利用するのか?」がはっきり定まっていない中、ここまで来ている点などには不安を感じるがざっとTVで観る限りではなかなか雰囲気のあるスタジアムになっている。試合の見やすさに大きな影響を及ぼすスタンドの傾斜は1階席に関しては今一つになるが2階席や3階席に関しては悪くないようだ。