【木曜ニュースX】(426) 結成25周年の裏で蠢くジャニーズと日テレ…『嵐』櫻井翔“報道番組卒業”報道の奇怪
喋る内容の殆どが台本を読むだけ――。視聴率稼ぎの客寄せパンダだった『嵐』の櫻井翔が、来春に報道番組『news zero』(※日本テレビ系)を降板すると『東京スポーツ』が報じた。アンバサダーとして同局が放送したラグビーW杯は何とか続けられたものの、若し東スポの報道が事実だとするなら、所属事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題が抑もの原因であることは言うまでもない。イギリスの公共放送『BBC』の報道を契機として、5月に藤島ジュリー景子前社長が謝罪動画を発表した頃から、『ジャニーズ事務所』の性加害問題は大騒動に発展した。それでも櫻井は番組内で歯切れの悪いコメントを繰り返し、キャスターとしての資質を疑問視する声が日に日に増していた。17年のキャスター経験とは一体何だったのか。「櫻井の場合、父親の桜井俊氏が総務省出身、電通の副社長まで務めた大物なので、彼が被害者である可能性は極めて低いんです。だから、ジャニーズの一員でも報道姿勢を貫けると期待があったんですけどね」とは番組関係者。10月23日、日テレは番組卒業報道について「そのような事実はない」と否定し、キャスター継続を発表した。それでも、前出の関係者はこう話す。「実は、活動停止中の嵐が年末に25周年記念で再集結するプランがあったんです。このイベントこそ、ジャニー氏の性加害問題の火消しになるとの思惑もありました。日テレはその際、5人全員揃っての独占インタビューを番組内で計画。30%超えの視聴率を期待するスタッフもいた程です」。しかし、旧ジャニーズ事務所の記者会見やメディア対応が旧態依然過ぎて大炎上中。とてもじゃないが、結成25周年プランなど出来る状況ではない。更に、視聴者から「こういう時に何も話さないならキャスターをやるべきではない」「ラグビーも辞退すべきだった」等の声が出続け、CM出演等本業に影響が出かねない状態になってしまった。キャスター続投でも、今や櫻井への期待感は“zero”のようだ。
2023年12月号掲載