メドベージェフ前ロシア大統領が語る、欧米がドンバスを奪還したい理由とは？
＜記事原文 寺島先生推薦＞
Medvedev believes he knows why Kiev wants Donbass
ウクライナとその支援諸国はドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を資金源としてしか見ていない、と前ロシア大統領は発言
出典：RT 2024年8月30日
＜記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ＞ 2024年9月10日
ロシア安全保障会議副議長ドミトリー・メドベージェフ統一ロシア党議長 © スプートニク / エカテリーナ・シュトゥキナ
ロシアのドミトリー・メドベージェフ前大統領は金曜日（8月30日）、ウクライナがドンバスのために戦っているのは、ウクライナ政府とその支援諸国が利用したいと考えている同地域の豊富な天然資源のためだ、と述べた。
2022年秋にヘルソン州とザポリージャ州とともに正式にロシアに加盟したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国は、文化的にウクライナにとって「完全に異質」であるとメドベージェフ元大統領はテレグラムに投稿した。キエフ当局が必死になってこれらの共和国を取り戻そうとしている理由は「些細なことです。お金が必要だからです」と説明した。
ロシア安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフ氏は、ウクライナの指導者ウラジーミル・ゼレンスキー大統領配下の「犯罪者集団」が「多額の窃盗」をおこなって同国の経済を「破滅」に導いた一方で、ウクライナの支援国である米国とEUも紛争中のウクライナ支援に「多額の資金」を投じており、それが自国の国民を「苛立たせている」とも指摘した。
西側諸国はウクライナからの「見返り」を必要としている、と同前大統領は述べ、それはゼレンスキー個人とは何の関係もない、と付け加えた。「この少年はもうすぐいなくなりますが、借金は残ります。そしてそれは利子付きで返済されなければなりません」と前大統領は指摘した。
関連記事：Ex-Ukrainian president urges focus on Donbass, not Kursk
メドベージェフ前大統領はテレグラムの読者に対し、オープンソースのデータによればドンバスにある天然資源の価値は7兆3000億ドルと推定されている、と指摘。この地域には石炭や金属、希土類元素、リチウムなどの貴重な物質が豊富にある、と付け加えた。
「切望される鉱物資源の入手経路を得るために、西側の寄生虫たちは恥も外聞もなく、彼らの保護下にある人々（ウクライナ政府）に最後のウクライナ人まで戦争をするよう要求しています」と同前大統領は書いた。
同氏はサウスカロライナ州選出の共和党リンジー・グラハム上院議員の発言に言及したことを指摘し、西側諸国の政治家らは自らの計画を「直接表明しています」と記した。
6月、この共和党議員は、ウクライナが「重要鉱物」を大量に埋蔵していることから、ウクライナを「金鉱」と呼んだ。グラハム議員は、米国政府はロシアとの紛争でウクライナを支援し続け、それらの「資産がプーチン大統領や中国に渡されるのではなく、ウクライナと西側諸国によって利用される」ようにすべきだと主張していた。
ロシア軍が今年初めからドンバスで着実に勢力を伸ばし、今や戦略的な都市ポクロフスクに近づいているため、「ウクライナ国家の経済的基盤が損なわれたという事実は変わりません」とメドベージェフ前大統領は記した。 1991年のソ連崩壊後にウクライナ政府が「違法に獲得した」資源基盤は「本来の国」であるロシアに「戻ってきた」と同氏は述べた。
関連記事：Ukraine is a ‘gold mine’ – US senator
ウクライナに関しては、西側諸国からの援助は「すぐに枯渇する」だろうし、この国を待ち受けているのは「急速な衰退と差し迫った崩壊」だけだ、と前大統領は結論づけた。
Medvedev believes he knows why Kiev wants Donbass
ウクライナとその支援諸国はドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を資金源としてしか見ていない、と前ロシア大統領は発言
出典：RT 2024年8月30日
＜記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ＞ 2024年9月10日
ロシア安全保障会議副議長ドミトリー・メドベージェフ統一ロシア党議長 © スプートニク / エカテリーナ・シュトゥキナ
ロシアのドミトリー・メドベージェフ前大統領は金曜日（8月30日）、ウクライナがドンバスのために戦っているのは、ウクライナ政府とその支援諸国が利用したいと考えている同地域の豊富な天然資源のためだ、と述べた。
2022年秋にヘルソン州とザポリージャ州とともに正式にロシアに加盟したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国は、文化的にウクライナにとって「完全に異質」であるとメドベージェフ元大統領はテレグラムに投稿した。キエフ当局が必死になってこれらの共和国を取り戻そうとしている理由は「些細なことです。お金が必要だからです」と説明した。
ロシア安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフ氏は、ウクライナの指導者ウラジーミル・ゼレンスキー大統領配下の「犯罪者集団」が「多額の窃盗」をおこなって同国の経済を「破滅」に導いた一方で、ウクライナの支援国である米国とEUも紛争中のウクライナ支援に「多額の資金」を投じており、それが自国の国民を「苛立たせている」とも指摘した。
西側諸国はウクライナからの「見返り」を必要としている、と同前大統領は述べ、それはゼレンスキー個人とは何の関係もない、と付け加えた。「この少年はもうすぐいなくなりますが、借金は残ります。そしてそれは利子付きで返済されなければなりません」と前大統領は指摘した。
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メドベージェフ前大統領はテレグラムの読者に対し、オープンソースのデータによればドンバスにある天然資源の価値は7兆3000億ドルと推定されている、と指摘。この地域には石炭や金属、希土類元素、リチウムなどの貴重な物質が豊富にある、と付け加えた。
「切望される鉱物資源の入手経路を得るために、西側の寄生虫たちは恥も外聞もなく、彼らの保護下にある人々（ウクライナ政府）に最後のウクライナ人まで戦争をするよう要求しています」と同前大統領は書いた。
同氏はサウスカロライナ州選出の共和党リンジー・グラハム上院議員の発言に言及したことを指摘し、西側諸国の政治家らは自らの計画を「直接表明しています」と記した。
6月、この共和党議員は、ウクライナが「重要鉱物」を大量に埋蔵していることから、ウクライナを「金鉱」と呼んだ。グラハム議員は、米国政府はロシアとの紛争でウクライナを支援し続け、それらの「資産がプーチン大統領や中国に渡されるのではなく、ウクライナと西側諸国によって利用される」ようにすべきだと主張していた。
ロシア軍が今年初めからドンバスで着実に勢力を伸ばし、今や戦略的な都市ポクロフスクに近づいているため、「ウクライナ国家の経済的基盤が損なわれたという事実は変わりません」とメドベージェフ前大統領は記した。 1991年のソ連崩壊後にウクライナ政府が「違法に獲得した」資源基盤は「本来の国」であるロシアに「戻ってきた」と同氏は述べた。
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