サッカーコラム J3 Plus+　　【長文注意】ハリルホジッチ監督の会見時の日本代表メンバー(=23人)に対するコメントをテキスト化してみた。

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はじめに

・みなさん、こんにちは。
・霜さん(=霜田技術委員長)が早く(挨拶を)終わりすぎたので今から説明します。
・「2試合勝って終わりたい。」という意見は一致しています。

・少し変更を加えたリストを説明します。
・新しい選手も何人かいます。私がいろいろ見た中から選びました。
・1年目はできるだけたくさんの選手を知りたいと思っています。
・試合を観ることはできるが、グラウンドでトレーニングすることや直接話すこととは全然違う。

・何人かの選手はいないが、彼らが悪いというわけではない。他の選手にチャンスを与えたい。
・もちろん、何人かの(落選した)選手には「もっともっと頑張ってくれ」というメッセージも込めている。

GK 西川周作 (浦和レッズ)

・特にコメントなし。

GK 東口順昭 (ガンバ大阪)

・特にコメントなし。

GK 林彰洋 (サガン鳥栖)

・初めて林を呼びます。
・長い間、ずっと追跡してきた選手です。
・少し膝に問題をかかえていたのでこれまでは選んでいなかった。
・ここのところかなり高いレベルを見せてくれている。
・彼をダイレクトで見る機会を設けたいと思っている。
・良い機会なのでチャンスをつかんでほしい。

・六反が悪いから代えたわけではない。他の選手を見たいから代えた。
・「どのポジションでも競争が必要。」というメッセージでもある。

・良いニュースとして川島永嗣ですね。
・あるクラブとほぼ合意までいっている。
・スポーツとは関係ないが労働許可証がまだ必要。トレーニングは続けている。
・出来るだけ早くプレーをしてほしい。
・それは全員に言える。自分のポジションを確保すること。そうしないとA代表には入れません。
・レベルとパフォーマンスが良くなければA代表には入れません。これは全員です。
・ずっとコンタクトを取っていますから、あとはプレーするのを待っているだけです。

DF 吉田麻也 (サウサンプトン)

・前回(=アストン・ヴィラ戦)、左足でシュートを決めました。

DF 槙野智章 (浦和レッズ)

・FC東京戦(A)で素晴らしいゴールを決めました。
・ディフェンス面に関してはそこまでいい試合ではなかった。
・かなり良い人間で、フットボール面でも問題ない。
・ただ、まだまだレベルは向上できる。

DF 森重真人 (FC東京)

・打撲があって打撲をしながらプレーを続けた。今のところしっかり回復しているのでここに呼んだ。

DF 丸山祐市 (FC東京)

・少し新しい選手です。
・丹羽も候補に挙がっていました。昌子もかなりいパフォーマンスを見せている。
・昌子はナビスコカップの決勝でかなり高いレベルを見せてくれた。
・水本も同じです。
・丸山は(日本代表の活動を)ほぼ経験していない。
・左利きが少ない。特にCBのところ。
・彼を見るためにチャンスを与えたい。今度は彼がチャンスをつかんでほしい。

・丹羽も昌子も水本も忘れたわけではない。彼らはかなりハイレベル。悪いわけではない。
・彼らはしっかりプレーして他の選手にプレッシャーを与えてくれるとありがたい。

DF 酒井宏樹 (ハノーファー96)

・怪我で前回(=10月の2連戦)は来なかったが今回は戻ってきた。
・彼も良い試合をしてくれるように期待しています。
・特にオフェンス面でしっかりと働きかけてセンタリングがこの2試合は必要。彼の存在は重要。

・今回初めて「右SBは1人だけ」というのを試しています。
・何人か右サイドでプレーできる素質を持った選手がいます。
・フォワードのところに人数をかけたいので(右SBは)1人になった。
・酒井と塩谷も(右SBの候補として)考えた。
・酒井はクラブで定位置を確保することが必要。定期的にプレーしていないことが(落選の)大きな原因。
・ハイパフォーマンスでトレーニングを続けてくれていると思っている。

DF 長友佑都 (インテル)

・右サイドと左サイドで両方できる。我々の競争を高めてくれている。
・所属のインテルは(セリエAで)上位に付けている。
・物凄くプロフェッショナルで集中してやってくれる。
・彼の存在は我々のグループに必要です。

DF 藤春廣輝 (ガンバ大阪)

・今回の試合では両サイドからの良いセンタリングが必要。
・「彼は米倉から席を奪った。」と言えます。
・前回の試合(=イラン戦)で米倉はそこまで良いとは思わなかった。
・左サイドの候補として藤春が席を奪った。
・特に彼の「左サイドの駆け上がり」と「センタリング」と「スピード」に期待している。
・そのために選んでいる。

MF 長谷部誠 (フランクフルト)

・我々のキャプテンですね。
・クラブでは右サイドでプレーしていますが、私は中盤でやってほしいなと思っています。
・右手にちょっと問題を抱えているが、「トレーニングや試合には影響なない。」と聞いている。

MF 山口蛍 (セレッソ大阪)

・常に存在感を見せてくれる選手です。
・個人的には2部リーグをほとんど見れていないが、クオリティはある。
・(山口のプレーする)全ての試合はどのようにプレーしているかは観ている。
・かなり向上する余地がある選手だと思っている。
・それを伝えたい。

MF 遠藤航 (湘南ベルマーレ)

・前回は怪我で、先日までは病気(=発熱)をしていた。
・中盤で使ってみたいが、右SBとしてもプレーできる。
・彼もかなりのことが向上できる。
・若い。将来のA代表を引っ張っていく選手になってほしい。

MF 柏木陽介 (浦和レッズ)

・ディフェンスラインからの組み立てで参加してほしい。
・左利き。フィジカル的にモンスターではない。
・デゥエル(球際の勝負)にも行ってくれる。
・後ろからの組み立ての能力がある。
・運動量とゲームビジョンとパスと左利き(が魅力)。
・他の人は右利きなので攻撃面に関してバランスをしっかり取ってくれる選手。
・中盤に左利きがいると面白い。フリーキックなどにも影響。
・彼のことはもの凄く期待しています。

・ビルドアップのところでもっともっとテクニックをもたらしてほしい。
・低いところから中盤の高いところ→フォワードへとつなげていってほしい。
・浦和ではかなり引いて(ボールを)もらいに来るが、(日本代表では)出来るだけ高い位置でボールを受けなさいと言っている。
・「攻撃的MFやフォワードに近づきなさい。」と。
・ゲームビジョンが面白い。ワンフリックで背後にボールを送ることができる。
・そういった選手は数少ない。彼のような能力を持った選手は日本にはほとんどいない。
・ボールを受ける前にアイディアをたくさん持っている。
・背後あるいは前に連携を持てる。

MF 香川真司 (ドルトムント)

・かなりいいパフォーマンスでクラブで活躍しています。良いパフォーマンスを見せ続けている。
・得点も取っていますが、特にラストパスをしてくれています。
・彼はずっと試合に出続けています。「ときには休憩してほしいな。」と思っています。
・シーズンは長いですし、フィジカル的にはモンスターではないので。
・時々、休憩することも知らなければならない。
・A代表でも時々休憩させています。

MF 清武弘嗣 (ハノーファー96)

・清武と香川は同じポジションですね。
・彼らが我々の組み立てを前に前に進めてくれる。
・ボールを奪うところでも役割を発揮してくれないといけない。
・彼らは攻撃面でオーガナイズの中心となる。
・香川と清武は競争してもらいたい。

・怪我から回復したところ。今日の朝の情報では「少し怪我をしている。」、「トレーニングをしなかった。」という。
・手術したところとは別。それに近いところを打撲している。
・(今回の2試合で)2試合連続で出るかは確定しない。
・「おそらく、明日(=ヘルタ・ベルリン戦)はプレーするだろう。」と聞いている。
・今日の午後から夜にかけて彼とディスカッションする。
・ドイツにいる日本のドクターに診察してもらう。
・そのあとに様子を見てどのような決断をするのかが決まる。

FW 本田圭佑 (ACミラン)

・プレーはそこまでできていない。
・毎日のようにコンタクトを取っている。
・「トレーニングをもっとしてほしい。」と言わなければならない。
・競争はかなり高まっている。
・それをやるだけのクオリティは持っていると思っている。
・自分のレベルをキープし続けなければならない。

FW 南野拓実 (ザルツブルク)

・若くて有望な選手です。
・我々とともにいろいろなことを学べると思います。
・特に右サイドからのフォワードとして活躍することを期待しています。
・ゴールゲッターだと思っています。

・シンプルにプレーする。正確にプレーする。16メートルの中に入っていく動きが出来る。爆発的なスピードがあります。そして20歳です。
・我々は得点をするというところが問題。
・次の準備として彼とともにトレーニングをしていきたい。
・彼は若いが、若い世代とともに我々はリスクを負わなければならない。信頼をしています。
・2・3年後には経験を踏まえて全く違ったレベルになっていると思います。
・将来のための準備です。

FW 原口元気 (ヘルタ・ベルリン)

・クラブで常にプレーしている。
・いろいろなポジションでプレーできる。
・サイド、中央などゲームの状況によって変わることが出来る。
・コンプリートな選手。運動量が多い。攻撃面も守備面も。
・16メートルの中にもっと入ってほしい。もっともっと得点を取ってほしい。
・最後の20メートルから30メートルのところ(が課題)。
・もっとボールを前に運んでほしい。ボールなしのスプリントでゴール前に入ってほしい。
・ヘディングでも点を取ってほしい。
・そういうことをアドバイスしたい。高いレベルに行けると思います。

FW 宇佐美貴史 (ガンバ大阪)

・すでに(彼のことは)たくさん話している。
・最近は少し疲れているように感じる。得点率も下がっている。
・「フィジカル的に準備されていないのか・・。」という疑問があるが今シーズンはかなりのことをやっている。
・生活を変えた。(生活面も)注意していると思う。スペシャルプログラムも持っている。

・リーグ戦とACLで試合に出続けているのでフレッシュな状態ではないかもしれない。
・ただ、そうであったとしても能力がかなり高いので呼びました。
・日本のフットボーラーでこんなに能力が高い選手はいません。
・彼とは我慢しつつ成長させていきたい。
・この選手を私はかなり信じています。本当に能力のある選手だからです。

FW 岡崎慎司 (レスター)

・彼も全試合100%出し切る選手なので今現在はパフォーマンスが落ちている。
・全てのところに顔を出してくれる選手。
・ただ、最近は(クラブで)そこまで試合に出ていない。
・彼のやる気とリズムが我々には必要。
・我々には得点が必要なので彼が必要です。

FW 武藤嘉紀 (マインツ)

・3点を取った稀な日本人選手。日本の選手ではあまり起きないこと。
・かなり嬉しいです。
・この選手も向上します。
・身長はそこまでないが勇気とデゥエル(球際)が強い。

・ドイツではグラウンドに倒れるシーンがあるがドイツ人は強い。
・爆発的なスピードはかなり高いレベルだと思います。
・ドイツでかなり向上すると思う。
・ドイツのフットボールは彼に合っていると思う。彼のためのスペースがある。
・まだスペースを十分には使えていない。背後に走っているのにボールホルダーとのシンクロナイゼーションが無い。
・オフサイドになることが多いのでオブリックランニング(斜めの走り)を覚えさせたい。
・1メートル後ろからスタートするなど。速くない選手にはスピードで勝たなければならない。

・3点取ったので今は自信があるだろう。
・ゴール前で慌てたシーンや冷静さを欠いたシーンが結構あったが今は冷静さを取り戻しているのではないか。
・キーパーの前では冷静さが必要。
・若い選手なのでこういった点を重ねていけば自信を取り戻していくはず。

FW 金崎夢生 (鹿島アントラーズ)

・A代表には(過去に)すでに選ばれている。
・彼も追跡してきた選手です。
・(日本代表は)真ん中のパワーが足りない。
・センタリングを有効に利用できる選手はいないかな？と探していた。

・ダイレクトにトレーニングしながら見てみたい。
・ここ数か月はかなりいい仕事をしてくれている。
・(ピッチの)真ん中だけでなくたくさん動いてくれる。
・フィジカル的な体の大きさはそこまで大きくないがスピードも使える。戦う意識がある。ヘディングも上手い。
・決定的な仕事をナビスコカップのファイナルでもやった。

・彼は昨日見つけた選手ではない。
・1年目はできるだけ多くの選手の可能性をもたらしたい。よりよく知りたい。
・人間性も見たい。ハイレベルなところでは完璧な人間性が要求される。
・彼にとってはいい機会だと思う。
・もちろん、他の選手もたくさん追跡しています。

最後に

・中盤の柴崎岳ですが、「もっともっと向上できるよ。」と言いたいです。
・彼には本当に期待しています。
・パーフェクトにトレーニングを続けて行ってほしいと思います。
・彼とはしっかりとディスカッションしましたが、彼の人間性も大好きです。彼は本当に向上していくと思っています。

・ラージグループを作っている。
・もっともっと競争力を高めたい。
・何人かの選手には「もうA代表に入ったと思うなよ。」と言いたい。

・イラン戦(A)の前半は全く満足していない。
・特に戦う意識です。イランはフィジカル的なパワーを前面に押し出してきた。我々は難しい状況に陥った。
・個人的にディスカッションをした。

・日本の長所と短所も分かってきたつもりです。
・2試合勝つというのが我々の野心です。
・(6月の)シンガポール戦の結果は呑み込めない状況です。

・シンガポールで絶対に勝つという話をします。
・勝って1位をキープしたい。結果を出したい。
・(今後は)相手がどんどん強くなる。パフォーマンスをもっと上げなければならない。

・我々はA代表。常に100%で来てもらわなければならない。
・我々はプレーが悪くてもいいと思います。我々はゴールをミスしてもいいと思います。
・だけども、「やる気」と「戦う意識のところ」で負けてはいけません。それは絶対に負けてはいけません。それは絶対に負けてはいけない。
・問題があるとは言っていませんが、要求し続けたい。このチームはもっと向上できると思っています。

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