■ 疑惑のジャッジJリーグにもレベルの高い主審はいる。だけど、とんでもなく技量の低い主審が多くいることも事実である。この日行われたJ1の試合でも、納得のいかない2つの判定が下された。
① 大分×京都 大分のPKシーンで、京都のDF登尾へのレッドカードは妥当だったか?
② G大阪×甲府 加地への2枚目のイエローカードは果たして妥当だったか?
ともに、残り時間が十分に残っている段階でのレッドカードの提示である。おそらく観戦していた人の大部分は、「えー、レッドかよ。」と思ったはずである。
退場に値するプレーであればレッドカードを出すことは間違っていないが、できるだけ試合を壊さないようにするという、エンターテイメントを重視したレフェリングが求められているように思う。
■ 改善しないレフェリング問題レフェリングの問題は、これまでも問題が起きるたびに議論されてきたが、全く向上する気配はない。レフェリングに関して問題があるのは日本だけではなく、イタリアでもイングランドでもスペインでも大きな問題になっているが・・・。問題の本質が何なのかを日本サッカー協会がしっかりと示して、改善に努めなければならない。各チームのサポーターのイライラは頂点に達しようとしている。
ひとつ、レフェリングに関する対策案を挙げるとしたら、些細なことで選手が判定に文句を言うのをやめさせることが、必要だと思う。最近のJリーグでは、大勢に影響のない場所でのファールの判定に対しても、いちいち判定に文句を言うような選手が多くなってきているように思う。
プロのレフェリーと比較することが適切かどうかは分からないが、ボクも、最近、(嫌々ながら、)野球の審判をすることがある。セーフともアウトとも取れるような状況でもどちらかの判定を下さなければならないが、そのようなときに、不利な判定を下したチームから、野次を飛ばされたり、文句を言われたりすると、「やってられないよ。」という気持ちになる。
選手や監督の不満はマスコミから伝わってくるが、一度、レフェリーの本音も聞いてみたい気がする。
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