※ 2022年9月9日(金)の時点。
町田ゼルビア→ J2は34節が終了した。残りは早くも8節となったが町田は14勝13敗7分けで勝ち点「49」。9位に位置する。6位の大分との差は「3」なのでプレーオフ出場は十分に可能と言えるが開幕ダッシュに成功して8節を終えた時点では5勝1敗2分けだったことを考えるとやや不本意なシーズンになっている。9節以降は思うように勝ち点を得られておらず。13敗というのは上位15チームの中ではワーストの数字になる。
ポポヴィッチ監督になって3年目。「3年計画の3年目」となるがプレーオフ出場を逃した場合、ポポヴィッチ監督は退任となる可能性が高い。就任1年目の2020年は19位、2021年は5位と躍進したが今シーズンはここまで期待以下の成績と言える。就任3年目で行き詰まっていることを考えると「監督を交代させるべきタイミング」と言える。オフの補強はまずまず成功したがフォワード陣がゴールを量産できずにいる。
最大の誤算はFWヴィニシウス・アラウージョになる。山形で活躍して昨オフに町田に加入したが26試合で2ゴールのみ。期待を大きく裏切っている。2列目でプレーするMF平戸とMF太田修はともに十分な結果を残しているが、やはり、フォワードの選手のゴール数が伸びないようだとJ1昇格を勝ち取るのは難しい。FWドゥドゥは24試合で7ゴール、大ベテランの域に入っているFW鄭大世は27試合で5ゴールを挙げている。
MF平戸、MF佐野海、MF高江などは昨オフどころか、一昨年のオフにも流出する可能性があったがチームに残った。チーム愛は強いが年齢的にピークの時期の選手たちなので獲得に乗り出すクラブはたくさんあると考えられる。今シーズンもJ1昇格を逃すようだとこのあたりの選手は恰好のターゲットになるだろう。特にMF平戸は貴重なプレイスキッカーなので移籍となると争奪戦に発展するのは確実である。