■ 残留争いは稀に見る大混戦J1は今週末に23節が行われるが残留争いは大混戦になっている。22節を終えた時点で「残留はほぼ確実」と言えるのは7位のFC東京まで。8位の浦和よりも下の11チームは勝ち点「30」未満なので「降格ゾーン」を意識した戦いにならざる得ない。これだけ多くのチームが残留争いに巻き込まれているので、毎節、3試合ほどは残留争いをしているチーム同士の直接対決になる。「シックス・ポイント・マッチ」となる。
中断明けの23節もG大阪 vs 京都、磐田 vs 湘南、札幌 vs 名古屋、清水 vs 鳥栖の4カードが直接対決と言えたが土曜日に行われた試合の中でG大阪 vs 京都、札幌 vs 名古屋はともにドロー。終了間際に京都ならびに札幌が追いついて勝ち点「1」を分け合う形になった。磐田 vs 湘南は18位の磐田が勝ち点「3」を獲得したので混沌とした状態だった残留争いはさらに混戦になった。磐田はひとまず最下位を脱出した。
日曜日に行われる清水 vs 鳥栖でホームの清水が勝ち点「3」を獲得するようだとさらに混戦になる。清水は暫定ながら最下位に転落したので「勝たないといけない試合」になるが夏の移籍市場で積極的な動きを見せているのは清水・神戸・G大阪・名古屋あたりになる。清水はMF乾とMFヤーゴ・ピカチュウとFW北川航を獲得。神戸はFWステファン・ムゴシャとMF小林祐とDF飯野を獲得。名古屋もFW永井謙を獲得した。