■ 21位の愛媛FC、22位の山口例年と同じで下位2チームがJ3に降格するが勝ち点「34」で21位の愛媛FCと勝ち点「33」で22位の山口の2チームを多くの人が「有力な降格候補」に挙げるだろう。20位の群馬は勝ち点「49」だったので愛媛FCならびに山口との差は大きかった。愛媛FCと山口に加えて初のJ2昇格を果たしたSC相模原の3チームが(あくまでも現段階の話になるが)「有力な降格候補」と言える。今の段階でこの3チームは高評価しにくい。
愛媛FCは川井監督が退任してアカデミー・ヘッド・オブ・コーチングという役職だった和泉氏をトップチームの監督に据えて出直しを図ることになったが前途多難である。川井監督と同じアカデミーからの抜擢なので「似たサッカーを志向する。」と思われるがパスをつなぐサッカーで結果を出すには優秀な選手がたくさん必要。2020年も「パス数」と「ボール支配率」はJ2で8位だったが結果にはつながらなかった。
現時点で確定しているのはMFシシーニョ、FW有田、MF清川、MF竹嶋が契約満了になってDF西岡大輝が現役を引退するというニュースくらい。新戦力の加入のニュースは全く流れていない。同じような状態のクラブはJ2にはたくさんあるので、今後、いろいろな移籍情報が流れると思うが悪い流れを変えることが出来そうなニュースは流れていない。ずっとJ2で戦ってきたが「過去最大のピンチを迎えている。」と言える。