サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

最近のエントリー (20記事)

　2024/01/14 【J1：順位予想】 2024年の予想の受付を開始しました。 (現在の参加者：342名)
　2024/01/09 【J2：順位予想】 2024年の予想の受付を開始しました。 (現在の参加者：172名)
　2024/01/10 【J3：順位予想】 2024年の予想の受付を開始しました。 (現在の参加者：83名)

お勧めしたいエントリー (15記事)

【J2】全22クラブの補強ポイントを考える。 (栃木SC編/ザスパクサツ群馬編) (2020年の夏の移籍市場) | | |　

栃木SC

→　開幕前は多くの人に「降格候補の1つ」に挙げられた栃木SCだったが10節を終えた時点で4勝4敗2分けで勝ち点「14」。10位と好位置につけている。10試合で5得点というのはJ2で最少になるが、10試合で6失点というのも大宮に次いで2番目に少ない数字になる。ロースコアの試合がほとんどになるが4勝全てが1対0での勝利になる。複数得点はゼロ、複数失点は1回のみ。8節から3試合連続で無失点中になる。

田坂監督になって2年目となるが昨シーズンの秋に突如としてスタイルを大きく変更した。チーム全員でハードワークをするサッカーに切り替えたが今シーズンも同じサッカーを展開している。体力の消費が激しいサッカーなので「過密日程になると厳しいのでは？」とも感じたがこれまでは過密日程のときもクオリティは落ちていない。今シーズンのJ2は北九州がサプライズを起こしているが栃木SCの頑張りも目立つ。

オフにFW矢野貴やMF佐藤祥など新しいスタイルに合った選手を獲得したが新加入選手が早い段階でフィットした。大卒ルーキーのMF明本の活躍も光っているが普通に考えると十分な結果が出ているので今夏の移籍市場で積極的な動きを見せることはないと考えられる。資金力の豊富なチームではないので金銭的な余裕もないと考えられる。例年通りで夏の移籍市場では目立った動きを見せない可能性が高い。

ただ、やはり、10試合で5得点というのは寂しい数字である。得点力アップを目指して即戦力のフォワードやアタッカーを獲得できるとチーム内は活性化するだろう。フォワードはFW矢野貴が軸になっているが、FW韓勇太は出場機会に恵まれておらず、FWエスクデロ競飛王もほとんどチームに貢献できていない。計算の出来るCFが現状はFW矢野貴くらいなので「FW矢野貴の負担を少しでも軽減できる選手」が欲しい。

2列目はMF明本とMF森俊貴の大卒ルーキーコンビが定位置を確保している。ともに栃木ユース出身。大学を経由して栃木SCに戻ってきたが栃木SCのユース出身の選手がこれほどトップチームで出場機会を得るのはクラブ史上初と言えるのではないか。2人にかかる期待は大きいがともにまだ「J2初ゴール」が生まれていない。どちらも決定機にはほぼどの試合も絡めているのできっちりと仕留めないといけない。

キーパーはベテランのGK塩田が正キーパーとして活躍していたが怪我をして離脱中。最近はGK川田が起用されている。キーパー陣の活躍も目立つが、先日、GKオビ・パウエル・オビンナ(横浜FM)を獲得した。五輪代表にも何度も招集されている193センチの大型キーパーに出場機会が回って来るのか？否か？も注目点になる。まずは千葉から期限付き移籍中のGK大野とベンチ枠をかけて争うことになるだろう。

ザスパクサツ群馬

→　2017年以来のJ2復帰を果たした群馬はオフに大型補強を敢行した。2018年のJ2の得点王のFW大前を獲得するなど「クラブ史上最高」とも言える補強を行った。FW大前、MF宮阪、MF岩上、MF内田達、DF高瀬、FW進昂平など実績もしくは将来性のある選手をたくさん獲得して「ダークホース候補の1つ」に挙げられたが10試合を終えた時点で2勝8敗と低迷している。開幕4連敗を喫するなど最下位に低迷している。

期待を大きく裏切るシーズンになっているが注目のFW大前は7試合で1ゴールのみ。2対1で勝利した9節の千葉戦(A)でPKで移籍後初ゴールを決めたが力を出せていない。エースの復活は低迷打破のために不可欠な要素と言えるが明確な弱点になっているのはCFになる。FW高澤がオフにJ1の大分に引き抜かれてFW青木翔は怪我で出遅れた。東京VからFW林陵平を獲得したが9試合に出場してノーゴールとなる。

面白いのは1試合平均のクロス数がJ2で最多になる点。1試合で平均すると20.3本ものクロスが上がっている。右SBのDF岩上、左SBのDF高瀬はいずれもキックの精度が高い選手なので「彼らのアーリークロス」が攻撃の中心になっているがクロスがチャンスにつながるシーンは少ない。FW青木翔がようやく戦列に復帰して来たが期待に応えることが出来ないフォワード陣が奥野監督の悩みの種になっている。

「ゴール前で勝負できる長身フォワードを獲得する。」というのは今夏の移籍市場で考えられる行動パターンになるが、FW大前、FW林陵平、FW青木翔、FW進昂平がいることを考えると新たなフォワードを獲得するよりも彼らの調子もしくはコンディションが上がってくる方に期待するのがベターと考えられる。新型コロナの影響でクラブの収入が大きく減っていると考えられることも加味するとなおさらである。

1番の補強ポイントはやはりCBである。CBは開幕前から不安視されていたが10試合で22失点と結果が出ていない。大卒2年目のDF岡村大は身体能力が高くて10試合ともフル出場。定位置を確保しているがベテランのDF渡辺広は怪我で6節から9節まで欠場。CBは質も量も厳しかったので怪我人が出ると大変なことになる。ボランチのMF内田達をCBの位置で起用することもできるが出来れば即戦力のCBを獲得したい。

中盤は力のある選手は多いので「最適な組み合わせ」を早く見つけないといけないが期待が集まるのは、先日、加入が決まったボランチのMF天笠(関西大)になる。青森山田高のときはMF檀崎やDF三國ケネディエブスやMFバスケス・バイロンと同学年。冷静沈着なゲームメイクを見せて日本一に貢献。「影のMVP」と言っても過言ではない活躍を見せた。大学2年生ながらサッカー部を退部してプロ入りを決断した。

　・【J1】「今、ブレイクしつつある。」と思う若手プレーヤーは誰ですか？　→　222票
　・【J2】「今、ブレイクしつつある。」と思う若手プレーヤーは誰ですか？　→　286票
　・【J3】「今、ブレイクしつつある。」と思う若手プレーヤーは誰ですか？　→　107票

★　現在の投票数　→　77票

　　　→　最大で20チームまで投票することができます。
　　　→　「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)

YouTubeを始めました。
チャンネル登録よろしくお願いいたしますm(__)m

チャンネル登録をする。
再生リスト (全動画)