■ 残留争いの中心になるのは6チームか?14番手評価の岡山の平均予想順位は14.00位となる。13番手評価の山形は11.48位なのでこの差は大きい。13番手評価の山形までが「J1昇格候補」と言えるだろう。15番手評価の金沢は14.05位、16番手評価のFC岐阜は14.95位となるが、岡山・金沢・FC岐阜の差はごくわずかである。FW前田遼(FC東京)やMF富樫(FC琉球)などを獲得したFC岐阜は「2019年のJ2のダークホース候補の1つ」に挙げられる。
その下の17番手評価は水戸で16.05位となる。水戸以下の6チームが「現時点での降格候補」と言える。近年のJ2は熊本・讃岐・FC岐阜・群馬が残留争いに絡むケースが多かったが熊本と讃岐と群馬はJ3に降格。FC岐阜は大型補強に成功して評価がアップしたので残留争いに絡んでくると思われる顔ぶれは新鮮である。昨シーズンの新潟のようにあっと驚くようなチームが残留争いに巻き込まれることもあり得る。
18番手評価の京都は17.19位、19番手評価のFC琉球は17.48位、20番手評価の鹿児島は18.86位、21番手評価の愛媛FCは19.76位、22番手評価の栃木SCは19.81位となるが、水戸・京都・FC琉球・鹿児島・愛媛FC・栃木SCの6チームは「とにかくJ3に降格しないこと」が今シーズンの大きな目標になる。もちろん、チャンスがあればプレーオフ出場やJ1昇格を狙いたいが「J3に降格しないこと」が最優先になる。
■ フォワードが手薄になった水戸ホーリーホック水戸は2018年は10位と躍進した。近年の中では最もいい順位でシーズンを終えたがFWジェフェルソン・バイアーノ(→山形)、FW伊藤涼(→大分)、FW岸本(→徳島)、MF小島幹(→大宮)、MFジエゴ(→徳島)がいずれもレンタル終了でチームを離れた。さらに右SBのDF田向(→徳島)も抜けており、レギュラー格の選手が半数ほど抜けている。長谷部監督になって2年目のシーズンになるが低評価されるのも仕方がない。
中でもフォワードの駒不足は深刻なレベルである。FW清水慎(大宮)を獲得して、FWバティスタ改めFWジョーの残留は確定したが、合わせて20ゴールを記録したFWジェフェルソン・バイアーノとFW伊藤涼の穴を埋めるのはかなり大変である。得点源になれる選手を必要としているがMF志知(松本山雅)、MF森勇人(G大阪)、DF瀧澤(FC琉球)など面白い選手を何人も獲得できた点はポジティブに考えられる。
京都は18番手評価になる。中田一三監督が今オフの京都の話題を独占しているが危うい雰囲気を醸し出している。FC.ISE-SHIMAと比べると京都に対する注目度の高さは段違いである。先日、自身のツイートが原因でプチ炎上しているが、次、何かしらの不適切な言動があると今度は大炎上するだろう。いろいろなことを言われる職業なので言い返したくなる気持ちは分からなくもないが監督である以上は自重すべきである。
待望の新スタジアムの完成が約1年後に迫っているので「新スタ元年をJ1のクラブとして迎えたい。」という気持ちはあるとは思うが現時点での見通しは明るくない。ただ、それでもオフの補強は悪くない。MF岩崎(→札幌)とDF染谷(→柏)が流出したがアタッカーは層が厚いのでMF岩崎の穴は問題なく埋まるだろう。久々に復帰してきたMF宮吉(札幌)という選手は京都にとっては特別な選手なので彼に期待したい。
→ 2018/12/30 【炎上騒動】 中田一三監督(京都サンガ)はツイッターを止めるべき。■ 昇格組の評価はあまり高くないが・・・。昇格組はFC琉球が19番手、鹿児島が20番手の評価になる。どちらも高い評価は受けていないがどちらも監督が交代した影響は小さくないと考えられる。特にJ3王者のFC琉球は金鍾成監督のままであったならば11番手前後あたりに食い込んだと思うが監督が交代してMF富樫(→FC岐阜)とMF枝本(→鹿児島)が流出。MF風間宏希(群馬)など実力者をたくさん獲得したがチームは大きく変わりそうな雰囲気である。
金鍾成監督が率いた時期のFC琉球のサッカーならびに選手は本当に魅力いっぱいだったので「あのメンバーでJ2を戦うことが出来れば・・・。」と思うが仕方がない。幸いにして樋口監督もY.S.C.C.横浜のときはかなり攻撃的なサッカーを展開したので基本的なコンセプトは変わらないはず。MF中川風やMF小松駿やDF増谷などが引き続いて中心になると思うが「躍進する可能性はある。」と個人的には考える。
一方の鹿児島は主力級の流出がなかった。FW米澤(C大阪)、MF枝本(FC琉球)、DF堤(福岡)、DF砂森(沼津)、DF酒本(C大阪)を獲得したので「J3の22クラブの中では最も補強に成功したクラブの1つ」に挙げられる。懸念材料はストライカー。現時点での補強はFW米澤のみ。J3のC大阪U-23で12ゴールを記録した有望な選手ではあるがJ1やJ2での実績はない。ストライカーをもう1人は補強したいところである。
■ 守備陣の流出が目立った栃木SC愛媛FCが21番手評価になる。期限付き移籍だったGK岡本、MF神谷、MF野澤、FW藤本佳の4人の引き止めに成功。「主力の流出」と言えるのはMF安藤淳(→京都)とMF小池純(→東京V)の2人くらいなので例年と比べると穏やかなオフになっている。ただ、加入選手はMF長沼(FC岐阜)、MF川村(広島)、MF下川(松本山雅)あたり。実績の乏しい選手の補強にとどまったことが低評価の理由と考えられる。
課題の得点力アップに直結するような補強は出来なかったが昨シーズンの途中に川井監督が就任してからは28試合で10勝10敗8分け。監督交代後の戦い方には自信を持っていると思われるので「同じようなメンバー構成でもある程度はやれる。」という手ごたえは持っているだろう。そして、オフ期間に使用したお金はわずかだと思うので開幕前後にJ1やJ2の有力クラブの構想から外れた選手を狙える状況である。
栃木SCが22番低評価になる。3バックのレギュラーだったDF服部康(→松本山雅)、DFパウロン(→新潟)、DF福岡将(→徳島)の3人が流出したときはどうなることか?と思ったが、FW大黒とMF西谷和の引き止めに成功したことで攻撃陣は2018年と同じ程度のクオリティを出すことができるだろう。J3の福島を率いていた田坂監督は攻撃的なサッカーを志向するタイプなので面白いチームになる可能性は高いと考える。
後半戦はGKジョニー・レオーニに代わって正キーパーを務めたGK竹重(→横浜FC)も流出してしまったが、「GK竹重で1年間を乗り切るのは難しかったこと」ならびに「経験のあるGKユ・ヒョン(FCソウル)を獲得できたこと」の2点からGK竹重の移籍に関してはネガティブ材料とは言えない。CBの層が薄くなっているがC大阪U-23の守備の要だったDF森下怜(C大阪)がどこまでやれるか?CBはまだまだ手薄である。
→ 2019/01/12 【J2】 2019年シーズンの展望 (上) ~大本命の柏レイソル。自動争いは3強が中心か!?~
→ 2019/01/15 【J2】 2019年シーズンの展望 (中) ~躍進候補はアルビレックス新潟・レノファ山口・FC岐阜など~
→ 2019/01/15 【J2】 2019年シーズンの展望 (下) ~残留争いは栃木SC・愛媛FC・鹿児島ユナイテッドなどが中心か!?~
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2019年の順位予想バトル(J2編) ・・・ 新シーズンの受付を開始しました。 受付期間 : 2019年1月6日(日)~2019年2月21日(木)
→ 不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
→ 順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
→ 同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。
→ 早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
【質問内容】
(項目1) ハンドル名
(項目2) 年代
(項目3) 性別
(項目4) 地域
(項目5) 好きなJリーグのクラブはどこですか? (複数選択可)
(項目6) J2の全22クラブの順位を予想をしてください。
(項目7) その理由を簡単にお書きください。
(項目8) 2019年のJ2で注目するクラブとその理由をお書きください。(好きなクラブ以外で)
(項目9) 2019年のJ2で注目する選手とその理由をお書きください。
(項目10) 2019年のJ2でブレイクすると思う若手選手は誰ですか?
(項目11) 好きなサッカー漫画があればいくつか挙げてください。(省略可)
・投稿用フォーム (J1編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597
・投稿用フォーム (J2編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=1d0624440ac55df6
・投稿用フォーム (J3編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=855132f3d67e69b7
※ たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に順位予想バトルに参加してください。
※ シーズン終了後には「成績の発表」を行います。できるだけ私情を挟まずに予想することをお勧めします。
※ 誤字や脱字、クラブ名の間違い(=栃木FCなど)、言い回しの間違い等があったとしても、よほどのことがない限り、そのままアップしています。特にクラブ名の間違いにはご注意ください。
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