■ 2021年のJ2は大本命不在2021年のJ2は大本命不在と言える。磐田・長崎・山形・京都・松本山雅などが上位候補に挙げられると思うがいずれも決め手には欠ける。「多くのクラブにJ1昇格のチャンスがある。」と言えるがJ2に定着しつつある大宮と新潟の2チームにもJ1復帰のチャンスがあると言える。どちらも2018年からJ2に参戦しているが3年連続でJ1昇格を逃している。特に新潟は16位→10位→11位なので3年連続で2桁順位だった。
「2人の外国人選手の飲酒運転騒動」で是永社長と玉乃GM兼強化部長がチームを離れた新潟にとって2020年は激動のシーズンになった。「飲酒運転騒動」が発覚するまでは5位あたりをキープしており、自動昇格の可能性があった。それ故に中心選手であるFWファビオを起用し続けることを選択して大きな批判を浴びる結果になったがFW谷口海(熊本)、MF高宇洋(山口)、MF藤原奏(北九州)の獲得に成功した。
2020年のJ3の得点王に輝いたFW谷口海は「今オフの移籍市場の目玉の1人」だった。彼に対してはたくさんのクラブが関心を寄せたと思われる。「J1のクラブへの2段階昇格」も考えられたが新潟が争奪戦を制する形になった。FW谷口海だけでも大きいが五輪代表クラスの実力を持ったMF高宇洋の完全移籍での獲得にも成功。2019年のJ3でMVP級の活躍を見せたボランチのMF藤原奏の獲得にも成功した。