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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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岐阜県の中津川市議が、議長や議会を訴えた。
小池議員は、市会議員になった1期目の終わりにがんで声帯を失くした。
つまり、声をなくしたのだ。
2期めは、周囲の応援を得て当選。
しかし、議会での一般質問をさせてもらえない4年間だった。
質問を代読で との要求が通らなかったためだ。
議会の方も パソコンの音声変換を使用できるように
譲歩し、決定した。
しかし、代読についは認めなかった。
そのため、質問書自体を 議長が受け取りを拒否。
そんなやり取りが、4年間続いたのだ。
人の声でなければ、思いは伝わらないと 小池議員は言うけれど
本当にそうなのか?
では、障害を持つ他の議員さんは、一体どうしているのか。
鎌倉市議に 話すことも歩くこともできない重度の障害をかかえた議員さんがおられる。
鎌倉市では、議会事務局職員によって 代読を行っている。
この議員さんは、字を書くことができないので
再質問などは、一旦休憩にして 機械で代読者に意思を伝える。
何だか、無駄な時間が多い気がしたが、
障害者でなければわからないことや、障害者の視点で見ることの大切さもある。
社会的弱者が、行政の中に入ることは大切なのだ。
聾唖者の議員さんもおられる。
手話を入れてもらうだけでは、資料に目を向けた瞬間から
話がわからなくなるため、2年かかって要約筆記を入れたそうだ。
議会というものが、障害者の参加を予定していなかったため、
こんな争いが起こるのだろう。
小池議員と議会の争いは、私にはちょっと意地の張り合いに思えてならない。
パソコンであってもいいではないか。
代読であってもいいではないか。
頑なに拒む理由がわからないし、
ここに市民不在の気がしてならない。
自分を支持してくれた市民のために
充分な働きをするために 一般質問で行政を動かしたいのなら
まず、檀上に立つべきではないのか。
その中で 思いを投げかけていけばいいのではないか。
議会の方も どこかに「話もできないようなものが議員になるな」と
言わんばかりだ。
一部の議員も 「自分の声でやるのが本文だろう。それができないんなら 責任取れば」と言っていた。
まだまだ社会全体も 障害者が参加してくると そのための改善を「無駄だ」とか、「余分な労力」だとか、感じてしまう。
本当の意味でのバリアフリーは、まだまだなのだろう。
それはさておいて、小池議員は、3期めは立候補されなかった。
つまり、現在は、議員ではない。
我々、有権者も議会というもの、議員というもの、しっかりと観ていきましょうよ。
障害者は、議員になるな みたいなことを言う人を
議員として選出しているのも 有権者なのですから


テーマ : 議員って? - ジャンル : 政治・経済

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