「特別扱い」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 特別扱いとは

2024-12-11

悠仁親王受験について:皇居筑波大の間の地下道についての解説

筑波大の推薦入試は、非常に厳格な選考基準を設けた試験だ。皇族から特別扱いするというのは非常に考えにくい。経験ある人なら分かると思う。

仮に筑波大学学長が「特別配慮をせよ」という指令を出したところで、それに生物学類の入試担当教員全員が従うというのは現実的ではない。これらの教員はそれぞれ生物学に関する一流の研究者だ。こうした指令で別配慮強制するのはまず不可能だ。指令したところで、内部や外部にリークされるのは時間問題だろう。

推薦入試小論文は、生物学の専門知識論理的思考力が問われるそれなりの難易度試験だ。それは過去問を見れば一目で分かる。相応の能力がないと合格レベル得点は獲得できない。教員側の採点も厳格に行わざるを得ない。おそらく受験匿名で採点しているはずで、これも特別配慮はあり得ない。

個別面接は、親王が顔が売れている方なので面接官も意識せざるを得ないと思う。しかし、大学教員が採点で特別配慮をするというのは非常に考えにくい。受験生がどのように生物学に取り組んできたか入学後の学習意欲を深掘りされ、専門的な質問対応する力が試される。いろいろ揶揄されているが、国際学会の発表経験がある親王はやはり有利だろう。

可能性としてありうるのは、あらかじめ親王学力筑波付属高校学長の間で情報共有して、十二分に合格できる実力があることを確認した上で受験させた、というところではないかと思う。ただ、これは憶測の域を出ない。

皇居筑波大学を結ぶ地下道

なお、推薦入試受験日に親王筑波大学に姿を見せなかったことを訝しがる人が多いが、おそらく、皇居筑波大学を結ぶ地下道を利用しのだろう。この地下道は、筑波大では有名な話で、皇族が万が一の事態に備えて迅速かつ安全に移動できるよう設計されている。

筑波大学地下道は、万が一の事態に備え、皇族が迅速かつ安全に移動できるよう設計された秘密インフラだ。中央図書館付近石畳広場には隠された入口があり、その広場自体ヘリポートとしての機能を備えている。また、この地下道大学内を網の目のように走り、防空壕としても使用できる堅牢構造になっている。特に第二学群C棟のエレベーターは、地下道への直通ルートとして知られている。ボタンがなく普段動作しないが、特殊リモコンで起動する仕組みだ。筑波大学建物配置や迷路のような構造も、この地下道を隠しながら機能を最大化するための計画的設計だといえる。推薦入試当日、悠仁親王が姿を見せなかったのは、この地下道を利用したからだろう。地下道は厳重に管理されており、親王安全に移動し試験を受けたのだろう。この体制は、筑波大学教育機関としてだけでなく、「もう一つの皇居」として国家的な役割を担っていることを物語っている。

最後だけ参考:https://softether.hatenadiary.org/entries/2006/01/18

※前半は結構真面目

2024-12-05

妊婦様の神格化という錯覚

妊婦様は特別扱いされるべきか?

30代後半で妊娠した女性を、世間はなぜか過剰に持ち上げる傾向があるようだ。「妊娠」という行為女性としての一大事であることは間違いない。しかし、それは特権的存在になり得る理由になるだろうか?結論を先に言えば、答えは「否」である妊娠は確かに祝福されるべき出来事だが、他人生活社会の仕組みを超えてまで配慮を強いるのは違う。

高齢出産」の意義を考える

30代後半の妊娠は、医学的には「高齢出産」に分類され、リスクを伴うものだ。そのため、周囲が必要以上に気を使うことも理解できなくはない。しかし、問題はそれが妊婦本人の振る舞いにどう影響するかだ。「高齢妊娠した私はすごい」と思う気持ちが生まれると、態度が傲慢になり、周囲に不快感を与えることになる。謙虚さを持つ妊婦と、そうでない妊婦との違いは、周囲の反応を見れば明らかだ。

周囲に要求される「妊婦サービス

電車での席譲りは当然、重い荷物を運ぶ手伝い、職場での負担軽減……こうしたこと妊婦権利として主張する「妊婦様」が少なから存在する。もちろん、身体的な負担を考えればサポート必要だ。しかし、それを当然視する態度は、他人の親切心を踏みにじるものだ。「ありがとう」一言言えば済む話を、「当然でしょ」と受け取る態度が、周囲にどれほどのストレスを与えるか想像できているだろうか?

妊婦である前に、一人の人間であるべき

妊娠個人選択であり、社会全体に特別配慮要求する理由にはならない。もちろん、サポート必要な場面はあるし、妊婦自身健康を守る努力をするべきだ。ただし、妊娠理由特別扱いを求める態度は慎むべきだろう。妊娠しているからといって、他者負担を当然視して良いわけではない。一人の人間としての品位を保ちながら、周囲に感謝を示すことが、最も美しい妊婦の姿だと思う。

2024-11-24

anond:20241124052218

キラキラ」に対する批判や反感があるのは分かるし、自己顕示欲とか自己プロデュースの大切さも否定はしない。

ただ、それを「女性差別」に結びつけるのは、なんか違うんじゃないかと思う。

スイーツ(笑)」とか「インスタ蝿」みたいな表現が、女性揶揄する意図を持ってるケースがあるのは事実かもしれない。

でも、「キラキラ」している人への批判は、女性だけに向けられるものじゃない。

男性でも、目立ちたがりっぽい行動をしていると「イキってる」とか「ナルシスト」って言われる。

キラキラ」を嫌う感情自体性別とは関係ない普遍的ものなんじゃないか

それに、「キラキラへの批判女性差別」と結びつける考え方は、むしろ女性特別扱いするようにも思える。

性別関係なく、「自己アピールが強すぎる人は嫌われやすい」ってだけの話じゃないのか?

キラキラ」が嫌われる背景には、性別というよりも、「過剰なアピールに対する反感」や「見る人に疎外感を与える」といった要素であって、

それを無理に「女性差別」に結びつけることこそが「女性差別」じゃないのか。

2024-11-20

anond:20241120075925

店員を試すようなことしてる時点で普通の人ではないんだよ笑

百貨店に来たら必ず特別扱いされると思ってるバカ結構来るからスルースキル大事‼️

2024-11-19

著作権を「お気持ちルール」でオーバーライドするのが問題

[B! 特許] 任天堂「パルワールド」訴訟、爆速で“特許網”が構築されていた

コメント見解はこうだ。

任天堂著作権でパルワールドを訴えられないから代わりに特許権で訴える

以前から多くのゲーマーがこの認識で固まっている。

問題は、このような振る舞いを許すと著作権の上に独自お気持ちルールが築かれてしまうことだ。

例えば、フェミニスト v.s. 男性オタク文脈で考えてみよう。

フェミニスト管理する施設イラストレーターたちが訪れた。

しかしその中に、性的強調した萌え絵を描く男性絵師が紛れ込んでたとする。

憲法規定された表現の自由的には何の問題もない。

だが当然フェミニストは気に食わないので、彼を建造物侵入罪で訴える。

このような訴訟が横行すると、絵師たちはフェミペナルティを恐れて萌え絵が描けなくなってしまう。

今や表現の自由憲法は、「お気持ちルール」でオーバーライドされてしまった。

例えば、イラストサイト v.s. 生成AI で考えてみよう。

サイト利用規約ユーザー公序良俗を守るよう定められている。

しかし、実際には多くのユーザーが多めに見られてるとしよう。

そんな中で、サイト運営者がツイッターで生成AIお気に入りしてるユーザーを見つけた。

当然気に入らないので、彼のイラストサイトアカウントをBANする。

このような生成AI容認派だけを特別扱いしたBANが横行すると、ユーザー利用規約に明文化されてない、サイト外でも生成AIいいねしないという暗黙のルールを守らなきゃならなくなった。

今や利用規約は、「お気持ちルール」でオーバーライドされてしまった。

2024-11-14

エーミール少年の日の思い出を語る

 正しい人でありなさい。

 それが、僕に課せられた唯一にして最大の教条だった。

 幼い頃から、僕は常に「先生の家の子であることを意識させられてきた。両親は僕を品行方正な模範少年に仕立て上げることに腐心していたし、周りの人(大人子どももだ)は皆、僕の素行や成績の優秀さを褒めそやした。

 今思えば、僕は他人眼差しに見張られ、他人の期待に縛られて暮らしていた。だが、当時の僕は、それに不満や苦痛を感じることは(少なくとも意識の上では)全くなかった。むしろ、どんな時も「正しい人」として振る舞うことに、ある種の誇りすら感じていたように思う。

 友達をえり好みするのは「正しくない」ことだ、という両親の教えに従って、僕は誰にでも人当たり良く接していた。その甲斐もあってか、ほとんどの級友は僕に好意的だった。先生たちも僕を気に入っていたようで、贔屓と言われるような特別扱いを受けることも少なくなかったが、誰も文句を言わなかった。僕は何の迷いもなく、己に与えられた特権享受していた。それが自分の「正しさ」に支払われた報酬だと受け止めていたからだ。

 そんな僕が、一人だけ「友達」と呼べない少年がいた。隣の小さな家に住んでいた彼は、見た目も成績もパッとせず、不器用どんくさい、いわゆる劣等生だった。当時の僕にとって「優れていること」と「正しいこと」はほとんど同じ意味だったから、僕は「正しくない」彼のことをうっすらと見下していた(そしてそれを「正当な評価」だと信じていた!)。

 だが、もし彼がただの冴えない少年だったら、僕は彼とも親しくしようとしただろう。僕に「誰かを嫌う」という悪徳を犯させた(当時は本気でそう思っていたのだ)のは、彼の蝶に対する異常な情熱だった。

 あの頃の僕たちにとって、蝶の収集最大級の関心事だった。少年たちは蝶を捕まえては標本を作り、互いに自慢し合っていた。

 はじめのうち、僕はあまり熱心な収集家ではなかった。捕らえた蝶を完璧な標本に仕上げる作業は楽しかったけれど、蝶を捕まえること自体にはさして魅力を感じていなかったのだ。

 だが、彼は違った。彼は「蝶狂い」としか言いようがないほど、生活のすべてを蝶捕りに捧げていた。「蝶を探していた」という理由遅刻して先生に怒られるのは日常茶飯事で、彼の母親が夜に戸口の前で息子が戻ってくるのを待っているのを見たのも一度や二度ではなかった。

 それほど蝶に入れあげているにもかかわらず、彼は自分の標本を他人に見せようとしなかった。標本を級友たちとの「社交」の手段と捉えていた僕は、そんな彼に不気味さすら感じていた。こいつは一体何のために蝶を集めているんだ? 遅刻の罰として教室の前に立たされている彼の、何を考えているかからない顔を見るたび、僕は疑問に思わずはいられなかった。

 ある日、僕は虫取り網を片手に近所の森に出かけた。新しい標本を作るために蝶を仕入れに行ったのだ。あらかじめ目星をつけていた場所で狙い通りの蝶を捕まえ、さっそく家で標本にしようと帰りかけた時、近くでガサガサと物音がした。音の方を見ると、一人の少年が森の奥へ向かっていた。彼だ。彼は僕に気づくこともなく、上の方を見ながら歩みを進めていく。僕はほんの少し迷ったあと、彼の後を追いはじめた。誰かのあとをつけるなんて全く「正しくない」ことだと思いながらも、なぜかそうせずにはいられなかったのだ。

 十分以上歩いただろうか。少し開けた川べりで、彼はようやく足を止めた。僕は木の陰に隠れて、彼の様子をうかがった。彼は静かに網を構え、宙の一点を凝視している。彼の視線を追った先には、一匹のコムラサキがいた。生きたコムラサキを見るのは、これが初めてだった。

 彼はじっと、コムラサキの隙を狙っている。爛々とぎらついた瞳には、きっと蝶の姿しか映っていない。こんなにも獰猛空気を纏った人間を、僕は見たことがなかった。

 不意に、彼が動いた。突き出された虫取り網がひらりと宙を舞い、すぐに地面に伏せられる。彼はかがみこんで網の中を確認した。僕からは蝶の姿は見えなかったが、狩りの結果はすぐに分かった。彼が、長い安堵の息とともに、うっとりと微笑んだからだ。

 彼が立ち上がる前に、僕は踵を返した。早足はいつの間にか駆け足になり、何度も転びかけながら、それでも走り続けた。「逃げなければ」という言葉が、身体の中に繰り返し響いた。何が怖いのか、そもそも全身に満ちたこ感情が恐怖なのか、何もわからないまま、僕は家まで走り通した。捕まえた蝶がいなくなっていたことに気づいたのは、自分の部屋に戻ってからだった。

 それから二ヶ月ほど経った頃、紙箱を手にした彼が僕の家を訪ねてきた。彼が何か言う前から、僕には箱の中身が分かっていた。彼はあの日コムラサキを見せに来たのだ。僕は彼に気づかれないよう息を整えてから、紙箱の蓋を開けた。

 箱の中のコムラサキは、お世辞にも良い状態とは言えなかった。展翅には粗が多く、足も欠けている。褒められたものじゃないな、と思いながら顔を上げると、彼は得意げな笑みを浮かべていた。驚嘆と賞賛を欲しがっている顔だ。それに気づいた途端、胸の中にどす黒い感情が湧き上がった。

 せっかくのコムラサキがこんな不完全な標本になってしまたことへの落胆、その粗雑さに全く無頓着で恥じる素振りもないことへの呆れ、そして何よりこんなやつに一時でもおそれめいた感情を抱いてしまった自分への怒り。そういったものが渾然一体となった感情だったと、今にして思う。だが、子どもだった僕は、それらを「不快もの」として一括りにすることしかできなかった。そして、その不快感を、標本への批判という形で吐き出したのだ。

 僕は、彼のコムラサキ欠点を、ことさら辛辣な言い方で並べ立てた。彼の顔はみるみるうちに曇っていき、最後にはすっかり不機嫌な表情になった。

 紙箱をひったくって部屋を出ていった彼の後ろ姿を見て、僕はかすかな罪悪感を覚えた。人を傷つけるのは、明らかに「正しくない」ことだ。

 違う。僕は彼を傷つけたわけじゃない。僕はただ事実を述べただけなのに、彼が勝手に傷ついたのだ。直すべきことを指摘するのは「正しい」ことだから、僕は何も恥じる必要はない――

 僕は自分にそう言い聞かせた。都合の良い言い訳だと、心のどこかでは分かっていたけれど、気づかないふりをした。僕はただ、「正しい人」でいたかったのだ。

 彼のコムラサキの標本を見てから、僕は本格的に蝶の収集に取り組み始めた。少数の個体完璧に仕上げることで満足していたのが、より多くの種類の蝶を捕まえたいと思うようになったのだ。

 勉強友達付き合いに割く時間限界まで減らし、僕は蝶の採集に出かけた。珍しい蝶も、そうでもない蝶も、とにかく片っ端から捕まえた。両親は泥だらけの服で帰ってくる僕を見て顔をしかめ、級友たちは僕と遊べないことに不満げだった。採集自体も、楽しさより苦痛のほうが大きかったが、やめようとは思わなかった。

 僕の目的は、彼よりも優れた収集家になることだった。彼が捕まえるよりも多くの種類の蝶を、彼が作るよりも美しい標本にする。それは僕にとって、ほとんど初めての私的欲望だった。誰に求められたわけでもないのに、「正しい」ことでもないのに、せずにはいられない。自分でも理由のわからないまま、僕は取り憑かれたように標本作りを続けた。

 時折、蝶を探しに行った先で、彼の姿を見かけることがあった。彼はいつでも心底楽しそうに野山を駆け回っていて、その姿を見るたびに嫌な気持ちになった。僕が彼に声をかけることはなかったが、彼が僕に気づくこともなかった。彼はいつも蝶しか見ていなかった。その事実もまた僕を苛立たせていたのだが、あの頃はそんなことは思いもよらなかった。

 季節がいくつか過ぎる頃、僕は蛹の採集にも手を出していた。森に分け入って成虫を捕まえるよりも、自分の部屋でじっくりと蛹や繭を羽化させる方が性に合っていると気づいたのだ。時には予想外の成虫が出てくることもあったが、それもまた楽しみの一つだった。

 そんななか、とんでもないことが起こった。偶然手に入れた繭からクジャクママユが羽化したのだ。クジャクママユといえば、僕たちの間では秘宝のような扱いの、まさに幻の存在だった。ゆったり広げられた翅に浮かぶ特徴的な斑点を確認した時には、全身の震えが止まらなかった。

 何も考えられない興奮状態の後に、真っ先に頭に浮かんだのは彼の顔だった。彼が教室の片隅で、級友のクジャクママユの話に目を輝かせていたのを見たことがある。あの様子だと、きっと彼はまだクジャクママユを見たことがない、ましてや持っているはずがない。

 千載一遇の好機だと、僕は思った。このクジャクママユを完璧な標本にして、彼に見せるのだ。何が「正しい」標本なのか、誰が「正しい」収集家なのか、彼に見せつけてやるのだ。この思いつきは、僕をひどく高揚させた。

 僕はこれまでにないほど慎重かつ丁寧に、クジャクママユの展翅に取り組んだ。その出来栄えは、今までのどんな蝶よりも素晴らしいと自負できるものだった。もうしばらくすれば、非の打ち所がない美しい標本が仕上がるはずだ。僕はすっかり舞い上がっていた。

 常に地に足をつけていることこそ「正しい」。そう知っていながら、浮かれきった僕は級友にクジャクママユのことを話してしまった。噂はあっという間に広まり大勢少年たちがクジャクママユを見せてくれと押しかけてきた。

 僕は彼らの頼みを「完璧状態で見せたいから」と全て断った。それも嘘ではなかったが、一番の理由でもなかった。最初に見せる相手は彼だと、最初から決めていた。

 僕は実のところ、彼がどうしてもと乞うならば、未完成状態でも見せてやってもいいとさえ思っていた。にもかかわらず、彼は何も言ってこなかった。コムラサキの一件以来、彼が僕を避けているのは分かっていたが、彼の僕への嫌悪感クジャクママユへの興味を凌駕していると考えると、妙に胸がモヤモヤした。

 その日は、何ということのない平凡な一日になるはずだった。少なくとも、蝶の採集を終えて帰宅し、自室に入るまではそうだった。だが、そこで僕を待っていたのは、変わり果てた姿のクジャクママユだった。

 翅がもげていた。触角も片方取れていた。展翅板の上には、粉々になった翅の残骸が散らばっていた。

 どうして。何で。誰が。どうすれば。

 絶望的な言葉の断片が、次々と頭の中に浮かんではぼろぼろと崩れていく。早く直さなければ、と震える手で修復道具に手を伸ばす。今までの経験は「これは無理だ」と告げていたけれど、その声さえ聞こえなかった。

 日が落ちかけた頃、僕はとうとうクジャクママユの修復を諦めた。僕は絶望的な気持ちのまま寝台に倒れこみ、腕で目を覆った。このまま何も考えずに眠ってしまたかった。そして朝になって、すべてが夢だったと気づきたかった。

 そんな幼稚な空想を打ち砕くように、女中さんが僕の部屋の戸を叩いた。彼が来ていると言うのだ。僕はのろのろと起き上がり、玄関に向かった。

 僕の酷い顔を見て驚いたのだろうか、彼は何も言わずこちらを見ていた。僕は半ば操り人形のような心地で、クジャクママユが台無しになったことを告げた。すると彼は、それを見せてくれと言った。僕は頷き、彼と共に重い足取りで階段を上っていった。

 僕はクジャクママユの残骸を彼に示した。ろうそくの明かりでも、彼の顔に全く血の気がないのがわかった。彼はしばらくクジャクママユを凝視していたが、ゆっくりと僕の方を向いて、言った。「ぼくが、やったんだ」と。

 僕は耳を疑った。意味がわからなかった。彼が、これを?

 僕が凍りついていることに気づかず、彼は堰を切ったように喋り始めた。どうしてもクジャクママユが見たくて、僕がいない間に部屋に入ったこと。見ているうちに魔が差して、クジャクママユを盗んだこと。返そうとした時には、クジャクママユがつぶれてしまっていたこと。

 彼の話を聞くにつれ、僕は胸がどんどん冷たくなっていくのを感じた。同時に頭に浮かんだのは「彼は裏切ったのだ」という言葉だった。何を裏切ったのかはわからない、ただ彼が裏切り者だという考えだけが、強く強く繰り返された。

「そうか、そうか、つまり君はそんな奴なんだな」

 そう告げた声は、自分でも驚くほど平板だった。こんなに誰かを軽蔑するのも、こんなに誰かに失望するのも、初めてだった。

 彼は必死に許しを乞うてきたが、僕はありったけの皮肉を添えて彼の謝罪を切り捨てた。彼は一瞬、殺さんばかりの形相で僕を睨みつけた。そんな表情を誰かから向けられたのは初めてだったので、僕はほんの少したじろいだ。だが、彼はそれに気づくことなく、何も言わないまま、僕の部屋から出ていった。

 僕はろうそくを吹き消し、再び寝台に横たわった。毛布に繭のようにくるまると、両目から涙があふれだした。

 僕はどうして泣いているんだろう。当然、大事クジャクママユを失ったからだ。でも、本当にそれだけだろうか。僕は、何を失ったんだろう――嗚咽の合間にそんなことを考えながら、僕の意識ゆっくりと沈んでいった。

 次の日、僕は級友たちに、不手際クジャクママユが駄目になってしまったと話した。彼らは、ぜひとも見たかったのにと嘆き、僕らしからぬ失態に戸惑った様子だった。だがそれも一時のことで、しばらくすると彼らの興味は別のものへ移っていった。

 そして、その日以来、彼を野山で見かけることはなくなった。遅刻することもなくなり、真面目に授業を受けるようになった。ほどなくして、彼が蝶の収集を一切やめて、標本もすべて捨ててしまったらしいという噂が聞こえてきた。級友たちが、あいつとうとう正気に返ったのかとか逆におかしくなってしまったのだとか好き勝手を言っているのを聞き流しながら、僕は教室の隅でぼんやり座っている彼を盗み見た。

 彼は罪を犯した、言い逃れできないほど「正しくない」人間だ。彼の罪を糾弾し、正当な罰を与えることこそが「正しい」行いだ。そう考えながら、僕はそうしなかった。彼をかばうためでも、ましてや許すためでもない。僕はただ、逃げたかったのだ。

 あの夜、僕はまぎれもない被害者で、彼は明らかな加害者だった。誰もが、僕が彼を非難するのは「正しい」ことだと思うだろう。けれども僕はあの時、「正しい」ことをしようと思ったわけではなかった。正しいとか正しくないとかい基準から外れた場所あるむきだしの感情――「彼に裏切られた」という気持ちにまかせて、僕は彼を言葉で刺したのだ。

 思えば、彼に関わる時の僕は、いつも「正しい人」から遠ざかっていた。標本箱の中の蝶のように完璧優等生はいられなくなり、破れた翅で不格好に飛び回る、身も心も薄汚れた自分になってしまうのだ。そして、その先にはいつも彼がいた。僕よりはるかに劣っているはずの彼は、森の中では僕よりはるかに美しく羽ばたいていた。にもかかわらず、彼は自ら泥の中に墜ちていった。それらすべてが許せなくて、耐え難くて、そう感じる自分自身を認めたくなかった。だから、僕は彼との関わりを絶ち、自分が「正しい人」でいられる場所へと逃げ出したのだった。

 結局、僕は逃げ切れなかった。「正しい」ままで生きることな不可能だということを悟り自分の中の「正しくない」ものを受け入れて飼いならすことを覚えた。世間ではそれを「大人になる」と呼ぶのかもしれない。

 彼とは、学校卒業してから顔を合わせていない。今では蝶への興味もすっかりなくなって、作りためた標本はほとんど全て人に譲ってしまった。

 それでも、一つだけ手元に残したものがある。翅のもげたクジャクママユだ。痛々しくて不完全で、なのになぜかひきつけられる。そんなクジャクママユこそ、僕にとっての少年の日の思い出なのだ

2024-11-13

anond:20241113132543

労働で稼ぐのもファックで稼ぐのも同じだろ

強制されたとかでない限りどっちも被害者じゃねーわ

その稼ぎをホストキャバクラにつぎ込むのも愚行権だわ

なんで女だけ特別扱いされようとするんだよ

男と対等な大人になろうぜ

2024-11-11

anond:20241108224219

清々しいほど都合のいい妄想でヨシ!

男も女も基本の欲望はやっぱり変わらないんだなぁ

一応言っておくと、増田が女より男といたほうが楽だと思うのは、男が異性である増田特別扱いしてくれてるからだよ

でもその特別扱いは性欲とトレードオフなんだ

同性だったら忖度されない、ただそれだけ

未成年ならまだしも成人してもこれに気づいてないようだったらかなり痛々しいから、気を付けてね

2024-11-09

anond:20241109130717

女性10妊娠については、

臓器の発達 臓器の発達が不十分なため、妊娠高血圧症や常位胎盤早期剥離などのリスクがある

子宮骨盤 10代では子宮骨盤が十分に成長していないため、妊娠出産自体が大きなリスクを伴う

ホルモンバランス 20代以降の妊娠に比べ、ホルモンバランス不安定で、体調や精神面の管理も難しい

出産後のリスク 重症感染症産後うつ病になるリスク高まる可能性がある

新生児へのリスク 低出生体重児や早産児が生まれ確率高まるほか、新生児死亡も増える

などの様々なリスクがあり、病院でも35歳以上初産や経産婦の40歳以上妊娠などと同様にハイリスク群として特別扱いされるけど、

男性が早期に父親になることについては何のリスクも報告されていないんだよね…。

35歳以上になると精子発達障害の原因になりやすいという、高齢精子デメリットしか報告されてない。

2024-11-05

NHKが34年ぶりに赤字

まあ赤字なのはどうでもいいんだけど

もうNHK存在意義ってないよね

公営中立情報国民に届ける、みたいなの。

教育番組だの質のいいコンテンツはいくつかあるって見たい人は見たらいいとは思うけど

受信料強制徴収出来る根拠はない

そういうコンテンツ中立情報発信は分離して

中立情報の方は年間予算5億程度でネットだけで発信してたらいい

テレビ放送の方は特別扱いなくして民法になれ

2024-11-04

anond:20241103222904

お前が不勉強で知らないだけで1997年に同和事業は終了してるんだよなあ。特別扱いしてる行政はない。

2024-11-03

何故「女の敵は女」なのか

あなたが女だとしよう

そして、男たちが飲み食いしている間に、女だというだけで忙しくおさんどんをしなければならなかったとしよう

そんな時、楽しく飲み食いして自分命令してくる男の中に、一人だけ女がいたとしよう

あなたは、「あの人は女なのに、何故!」と思わないだろうか

そして、他の同じことをしている男たちのことより、その女のことが憎くならないだろうか

「同じ女なのに、あいつは何故!」

それが、「女の敵は女」の正体である

社会で成り上がってきた強者女性が、自分たちの頃より生きづらくない若い女性たちに嫉妬して女嫌いの名誉男性になってしまうのはよくあるらしい

女が生きづらい時代に生きてきた母親が、女が生きやす時代に生まれ自分の娘を「同じ女なのにずるい!」と妬み、息子だけ溺愛して娘をいじめることもある

そんな話を2つも見た

この時、母親はかつて自分を苦しめた男尊女卑モンスターとなってしまっている。

女のミソジニー根深

もし嫉妬が男に向かっていれば、「男はずるい!」という思考になり、息子だけ溺愛することもなかっただろうに

男の加害については、諦めてしまっているのだ

男のことは諦める

それこそがミソジニーの原因である

男の行動を変えるのは諦め女に自衛を促すのは枚挙にいとまがないだろう

かくいう私も、ミソジニーを憎んでいるが男のミソジニー発言はどこかで仕方がないと諦めてしまっている

だが、ミソジニー発言を繰り返す女を見ると、「何故!理解できない!」という嫌悪が激しくなる。その女がミソジニスト蔑視され叩かれているのを見るとざまぁみろと言いたくなる

自分の中にもミソジニーはある

多分、アンチフェミ男がフェミ男を「チン騎士」と呼んで蔑むのも似たような感情だろう

フェミにもミソジニーがある。アンフェにもミサンドリーがある




そしてもう1つ


ナチス政権下でユダヤ人を虐げる中にはユダヤ人もいた。他のユダヤ人と違って特別扱いをされていた。

そんな特別ユダヤ人たちも、しまいには他のユダヤ人と同じように殺された。

ユダヤ人自身からも、「ユダヤ人が虐げられたのは自業自得」という意見は出ていたのだ

彼らは「あなたは他の悪いユダヤ人と違う、いいユダヤ人だ」と褒められていたのだろう。そして、「他の悪いユダヤ人いるから私達ユダヤ人差別されるんだ。本当に迷惑だ。許せない」と思っていたに違いない

虐げられる方のユダヤ人も、特別扱いされるユダヤ人を憎んだに違いない

これってまるで、男に混じって女叩きするアンフェ女ではないか

Xではアンフェ女も「所詮こいつは女だフェミと同じだ」と蔑まれ断罪される流れが来ている

2024-10-31

anond:20241031134152

最初から非正規しか就職できない女性、それゆえに結婚出産もできない女性存在は、どうしてこうも無視されるのか。

男だとそういうタイプカスゴミとして打ち捨てられてるからな。

女性としての特別扱いをしなかったらそんなもんってことよ。

2024-10-29

維新の会関西で圧倒的な人気を誇る理由について、ひきこもりの僕が解説してみる

実家で親のすねをかじりながらTV番組ばかり見て暮らしているひきこもりとしては、なぜ維新の会が強いのか、その理由についてネット民見解イマイチまとまらないことを不思議に思う。

東京に対する大阪府民のコンプレックスだ」とか的外れ書き込みを見るたび、ま、まさかネットの人たちは本当にそう思っているの?って言いたくなる。

大阪維新の会日本維新の会関西圏で圧倒的に強いのは、テレビ(主にお昼のワイドショー)での露出度(出演時間)が圧倒的に多いからだよ。

特に関西ローカルのお昼のワイドショー

ほぼ毎日維新の会の動向を取り上げている。

まり維新の会ばかりを取り上げるので、橋下市長の時代に、野党共産党だった気がする)が苦情を入れた、と記憶している。

政治的話題を取り上げるときは、必ず維新の会議員最近吉村大阪府知事)の映像、または写真が挟まれる。

ディスプレイに表示された今日話題を司会進行役のアナウンサーが指さしてるときも、漫画フキダシ形式で誰かの発言を取り上げるときもそうだ。

おまけに関西圏で人気の吉本新喜劇(劇だがTVでの放送もある)に吉本大阪府知事が出演することも。

維新の会議員の扱いって、国会議員のようなお硬い感じというよりは、どちらかというとワイドショーに出演するコメンテーターに近い。

それも〇〇大学教授、みたいなお硬い感じではなく、吉本興業所属芸人コメンテーターみたいな感じ。

こういう解説をすると、他党の議員も同じなんじゃないの?関西人お笑い好きだから関西ローカルワイドショー政治お笑い番組のネタみたいに扱ってるんでしょ?と思う人もいるかもしれない。

……違うんだ。

まじで維新の会関係者だけ特別扱いなんだ。

大阪市市長橋下徹松井一郎日本維新の会の共同代表大阪府知事吉村洋文、最近馬場伸幸も。

こうなる兆候橋下徹市長をやってた頃に遡る。維新ばかり取り上げてるとテレビ局に苦情が入ったのもこの頃だったと記憶している。

それが悪化し、決定的になったのがコロナ流行だったというのが僕の認識

もうみんな覚えていないだろうけど、医療用のガウンや防護服が不足して、なにをどう思ったのか雨合羽寄付を募ったことがあったじゃん?普通はあれを批判的に報道するべきだとおもうんだけど、しなかったんだよね。

吉本新喜劇吉村知事ゲスト出演したり、開催を目指す大阪万博の苦境が週刊誌を通じて報じられるなか開催へ邁進する模様を肯定的に報じはじめたのもこの頃。

なんだか北朝鮮TVや、ウクライナへ侵攻したロシアプーチンのことを報じる現地のメディアみたいだよね。

そしてこれが維新の会が人気の理由の全てだ。

みんな必死維新政策の人気について分析したり、関西人メンタリティについて考察したりしてるけど、たぶんそれ、意味ないよ。

そんなことをするよりも、関西圏に、例えば大阪引っ越して朝から晩までテレビ番組を見ていたほうが、維新の会が支持される理由についてなんとなく察することができるはずだよ。

2024-10-23

anond:20241018065023

なんか「同一人認定できたか特別扱いします」って当然のこといってるけど、

俺が嘘ついてるかも(他のトラバもやってるかも)とは思わないのな。素直なタイプ人間っていいね

なお一日どころか1週間以上たって返信してごめんねwww

2024-10-18

anond:20241018121842

va1nchamber 「中近世に生きる人達は皆大変だった」を否定して遊女けが特別大変だったと言いたいなら遊女だけでなく同時代炭坑夫や百姓漁師歴史も調べて比較する必要があるはずだが、論理的に考えて

逆に売春関連だけ美化する風潮だろ

ダム開発で数十人死んだ話に文句つける人なんかほぼいないだろ

遊郭から出られないまま死んだ遊女の話には特別扱いだーって発狂する

可哀想なのは抜けないか可哀想な人はいなくてみんなセックス楽しんでたことにしたいんだろうな

anond:20241017122423

噛みつくの定義は知らんけど、「俺が噛みつく」=「相手犯罪者扱い」って認識なの?

じゃないと「全員に噛みついてる」=「全員犯罪者扱い」なんて発想にはならないよな・・・

でもさ、違うんだ。俺が特別扱いしてるのはこの場でただ一人、お・ま・え・だ・け♡

昨日は返信できなくてゴメンな

2024-10-16

推しに極端な愛を注ぐ人は、強い自己愛の裏返しっての

最近のX投稿で見かけたけど

まりこれって、

推しに狂ってる女さんは推しを愛したいんじゃなくて

強烈に自分が愛されたいってこと?

ちがう…?

自己愛って、自分が中心じゃないと気が済まないとか、自分だけ特別扱いがいいとかそういう感じなんかね

この言葉意味がうまくわからん

2024-10-15

anond:20241015181745

キモいにはキモいの、バカにはバカの、ブスにはブスの悪質性があるわけだが、

そうやってキモいだけを特別扱いするからキモいんだよ

2024-09-25

アドバイス求む

仕事手伝ってくれた友人(しっかり賃金こちから支払い済み)に成果物と一緒に何か菓子折りでもいれて贈ろうと思ったんだけど

よく考えたらそいつ好き嫌いを知らないので

アレルギーあったら先に聞いておかねばと思って連絡したら「もし何か贈ろうとしてるならいらない」と言われた

ついこの前別の友人に贈り物をしたときは楽しみにしちゃお!と乗ってくれたので

こちらも負担なく贈ったんだが

人によっては何かをもらうことは「貸し」だの「物で機嫌を取られている」「迷惑」と感じるのだろう。

特にコイツマイナス思考が目立ち、何度かコイツ自身のひねくれと思いこみで報連相を怠ったので喧嘩したことがあった。

(その日の仕事が終わってから今日仕事が遅い理由として実は熱があって・・・というような、なぜ事前に言わないんだ?案件

我慢しがちで何も相談しないかコミュニケーションが取れないのに、向こうは勝手に俺の行動や考えを「きっとこうだ」と思いこんだりする。

こういうやつにはこちらがまっすぐに物事を言い、「何も裏がない人間ですよ」と示さないといけない。

ある種の強引さが必要だと感じたので、自分もそう振舞ってうまくやっていた。

そんなこんなで話を戻すが、こうして食べ物の好みやアレルギーを聞いてしまったうえに菓子折りを贈ろうとしていることがばれている手前、贈らないとそれはそれで変だ。

ここに関しては何か見返りを期待する気持ちもなく、ただただ仕事を手伝ってくれた感謝をこめて贈りたいだけなんだ。

他の仕事仲間にも同様のことをするつもりだからコイツだけ特別扱いとかもない。

うるせーーーしらねーーーー俺がやりたいからやってるんだ腹の足しにしろ!というスタンス

ここでも強引さを発揮してこのまま変わらず贈っていいだろうか

2024-09-19

anond:20240913011757

繊細さんの行動原理を読んで、とある職場の同僚についての理解が少しできた。

きっと彼女もこうした行動原理があったのだろうと思った。

 

公平性を踏み越えてでも自分不快排除しようとする。

>繊細さんは自らが弱者であるという強い信念を持っている。

とあるトラブルで話し合いの際、他のチームメンバー見解に対し「自分はそう思わない、私はこう思う。逆の立場になって考えてみたら同じように思うのか」と言っていた。

チームメンバーとは入社歴も待遇も同じで、立場による差はない。

自身相手見解同意しないのは自由であるが、自身の主張は相手理解を求める。

事あるごとに傷付き、すごく辛くて、もう嫌なのだと言う。

彼女けが状況が特別悪いということはない。

なぜなのかと思ったが、“自身弱者である”という認識が強いのだと考えると、腑に落ちたところがあった。

配慮されることは特別扱いなのではなく、生存のための大前提なのだ

>だから常に配慮されている「べき」で、それが無いということは加害されているのと同義である

彼女にとって、何もしないということは加害と一緒なのだ。とんでもないな。

 

生存のための武器として、態度や間接的な言葉他人コントロールする術に長けている。

>罪の意識も無ければ、相手自由を奪っているということに気付くこともない。

彼女は「自分は人より出来る」「人の相談を受け、感謝されている」というような話を自ら伝えてくる。

事実、話しの中で矛盾が大いにあるが、彼女はおしゃべりで弁が立つ方だと思う。

その思考平等観点なら良いのだが、突き詰めると自身の主張を通すことが主題であったりする。

共同業務の中で効率的なやり方を提案した際、彼女ポリシーとは違ったようで、威圧的言動提案内容を詰めて来た。

別に提案しただけなので、彼女のやりたいようにして良いと思い身を引いたが、「私に理解できるように説明して、言ってくれれば良い」と大声で返してきた。

これは彼女とまだ知り合って間もなかった時であったので、私は萎縮してしまった。

結局私の提案は無かったことにして、彼女リーダー作業を終えたが、彼女は嫌な思いをしたようだった。

彼女人一倍できると豪語しており、私はまだ経験が浅かったので彼女を立てたのだが、どうするのが円滑であったのか分からなかった。何気なく提案してしまった自身言動を後悔した。

私自身、彼女に聞かれたことを教えたり、教える際も私も横で実践しながら親身にしていたのだが、こういった積み重ねというか、彼女は持ちつもたれつの考えが無いように思えた。

罪の意識相手自由を奪っていることも気付かないという認識ならば、理解できる。

 

>我々はもうすでに、あの人が恐ろしくなっている。

コミュニティに繊細さんが入ってきたとき自分が善人でいたいなら、そのコミュニティのことは諦めろ。

恐ろしく感じる感覚同意する。

私は現在もう彼女に完全に嫌われているので詰んだのだが、職場の同僚であるため、完全に関係を断てない。

過去チームメンバー間でトラブルがあり、その際に上司彼女特性について認識している。

一度お互いが円滑に仕事をするため、上司含む同僚全員と話しをする場を設けようとしたが、彼女は固辞した。するならば私抜きでと。

そのため、彼女気持ちが落ち着くまで一旦話し合いの場は延期になったが、その場がいつになるのかは未定である

 

彼女と一緒に居ると大変ストレスを感じる。彼女も居心地は良くないと思うのだが、仕事を辞めたくはないらしい。この職場はもう終わりだ。

2024-09-18

anond:20240918234253

ぼく「交通事故でも障害になる確率があるのになんで出産だけ特別扱いなんだ?普通に考えて障害になる確率も死亡率で比較するのは妥当。」

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん