はてなキーワード: ハハハとは
電車の中で名門私立小の制服を来た子どもが、まあガキらしいうるささで話していた。自分には最初は話し声だけ聞こえていたんだが、ふと気づくと向かいの座席に座っている百貨店帰りの奥様が眉をひそめて子どもの方をじろじろ見ている。
(確かに騒がしいけど、大声出したり走ったり度を越してるわけではないし、大人が静かに過ごしたいという理由で子どもにあまりマナーを押し付けるのも不当な権力の行使じゃねえのかなあ)
などと思いながらその視線を追うと、その名門私立小集団は車いすの優先スペースに溜まってバーによりかかり、そのせいで優先スペースに入れない車いすの乗客と介助者が、混み合うドア付近に心もとなさそうに乗っているのだった。
この場合、すぐに立ち上がって「君たち、ここは車いすの優先スペースだよ」と諭すべきだったんだろうが、おろおろしている間に次がもう降りる駅だった。
車いすの乗客も一緒に降りてしまったので、なんとなく「すみませんでした(注意もできなくて)」と謝りたい気分になりながら、それもどうなのかと思うと何も言えず、後味の悪さとともに改札を出た。
名門私立小に通う、東京生まれ東京育ちの経済力があり知的水準の高い親を持つ健常な子どもが、ご年配の母親と見える人に車いすを押されながら移動している、身体障害のある人がいるべきスペースを陣取り、ポケモンだかゲームだかの話をしてギャハハハと笑っているのである⋯⋯⋯。
こう言うと差別的だが近所の公立小に通ってるお子さんどもとまったく変わらないどころか、近所のガキどもの方がこまっしゃくれてなくて可愛らしいまである。
こうなってくると何をいうても、直ぐそこへ持ってくるので話がゆきつまってしまう。二人の内でどちらか一人が、すこうしほんの僅かにでも押が強ければ、こんなに話がゆきつまるのではない。お互に心持は奥底まで解っているのだから、吉野紙を突破るほどにも力がありさえすれば、話の一歩を進めてお互に明放してしまうことが出来るのである。しかしながら真底からおぼこな二人は、その吉野紙を破るほどの押がないのである。またここで話の皮を切ってしまわねばならぬと云う様な、はっきりした意識も勿論ないのだ。言わば未まだ取止めのない卵的の恋であるから、少しく心の力が必要な所へくると話がゆきつまってしまうのである。
お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。それでいわゆる足も空に、いつしか田圃も通りこし、山路へ這入った。今度は民子が心を取り直したらしく鮮かな声で、
「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵おおながさくへは一里に遠いッて云いましたねイ」
「そうです、一里半には近いそうだが、もう半分の余来ましたろうよ。少し休みましょうか」
「わたし休まなくとも、ようございますが、早速お母さんの罰があたって、薄すすきの葉でこんなに手を切りました。ちょいとこれで結わえて下さいな」
親指の中ほどで疵きずは少しだが、血が意外に出た。僕は早速紙を裂いて結わえてやる。民子が両手を赤くしているのを見た時非常にかわいそうであった。こんな山の中で休むより、畑へ往いってから休もうというので、今度は民子を先に僕が後になって急ぐ。八時少し過ぎと思う時分に大長柵の畑へ着いた。
十年許り前に親父おやじが未だ達者な時分、隣村の親戚から頼まれて余儀なく買ったのだそうで、畑が八反と山林が二町ほどここにあるのである。この辺一体に高台は皆山林でその間の柵が畑になって居る。越石こしこくを持っていると云えば、世間体はよいけど、手間ばかり掛って割に合わないといつも母が言ってる畑だ。
三方林で囲まれ、南が開いて余所よその畑とつづいている。北が高く南が低い傾斜こうばいになっている。母の推察通り、棉は末にはなっているが、風が吹いたら溢れるかと思うほど棉はえんでいる。点々として畑中白くなっているその棉に朝日がさしていると目まぶしい様に綺麗だ。
民子は女だけに、棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った。畑の真中ほどに桐の樹が二本繁っている。葉が落ちかけて居るけれど、十月の熱を凌しのぐには十分だ。ここへあたりの黍殻きびがらを寄せて二人が陣どる。弁当包みを枝へ釣る。天気のよいのに山路を急いだから、汗ばんで熱い。着物を一枚ずつ脱ぐ。風を懐ふところへ入れ足を展のばして休む。青ぎった空に翠みどりの松林、百舌もずもどこかで鳴いている。声の響くほど山は静かなのだ。天と地との間で広い畑の真ン中に二人が話をしているのである。
「ほんとに民子さん、きょうというきょうは極楽の様な日ですねイ」
顔から頸から汗を拭いた跡のつやつやしさ、今更に民子の横顔を見た。
「そうですねイ、わたし何だか夢の様な気がするの。今朝家うちを出る時はほんとに極りが悪くて……嫂ねえさんには変な眼つきで視られる、お増には冷かされる、私はのぼせてしまいました。政夫さんは平気でいるから憎らしかったわ」
「僕だって平気なもんですか。村の奴らに逢うのがいやだから、僕は一足先に出て銀杏の下で民さんを待っていたんでさア。それはそうと、民さん、今日はほんとに面白く遊ぼうね。僕は来月は学校へ行くんだし、今月とて十五日しかないし、二人でしみじみ話の出来る様なことはこれから先はむずかしい。あわれッぽいこと云うようだけど、二人の中も今日だけかしらと思うのよ。ねイ民さん……」
「そりゃア政夫さん、私は道々そればかり考えて来ました。私がさっきほんとに情なくなってと言ったら、政夫さんは笑っておしまいなしたけど……」
面白く遊ぼう遊ぼう言うても、話を始めると直ぐにこうなってしまう。民子は涙を拭うた様であった。ちょうどよくそこへ馬が見えてきた。西側の山路から、がさがさ笹にさわる音がして、薪たきぎをつけた馬を引いて頬冠ほおかむりの男が出て来た。よく見ると意外にも村の常吉である。この奴はいつか向うのお浜に民子を遊びに連れだしてくれと頻しきりに頼んだという奴だ。いやな野郎がきやがったなと思うていると、
「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。今日は御夫婦で棉採りかな。洒落しゃれてますね。アハハハハハ」
「ハア吾々なんざア駄賃取りでもして適たまに一盃いっぱいやるより外に楽しみもないんですからな。民子さん、いやに見せつけますね。余あんまり罪ですぜ。アハハハハハ」
この野郎失敬なと思ったけれど、吾々も余り威張れる身でもなし、笑いとぼけて常吉をやり過ごした。
「馬鹿野郎、実に厭なやつだ。さア民さん、始めましょう。ほんとに民さん、元気をお直しよ。そんなにくよくよおしでないよ。僕は学校へ行ったて千葉だもの、盆正月の外にも来ようと思えば土曜の晩かけて日曜に来られるさ……」
「ほんとに済みません。泣面なきつらなどして。あの常さんて男、何といういやな人でしょう」
民子は襷掛け僕はシャツに肩を脱いで一心に採って三時間ばかりの間に七分通り片づけてしまった。もう跡はわけがないから弁当にしようということにして桐の蔭に戻る。僕はかねて用意の水筒を持って、
「民さん、僕は水を汲くんで来ますから、留守番を頼みます。帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産みやげに採って来ます」
「私は一人で居るのはいやだ。政夫さん、一所に連れてって下さい。さっきの様な人にでも来られたら大変ですもの」
「だって民さん、向うの山を一つ越して先ですよ、清水しみずのある所は。道という様な道もなくて、それこそ茨いばらや薄すすきで足が疵だらけになりますよ。水がなくちゃ弁当が食べられないから、困ったなア、民さん、待っていられるでしょう」
「政夫さん、後生だから連れて行って下さい。あなたが歩ける道なら私にも歩けます。一人でここにいるのはわたしゃどうしても……」
「民さんは山へ来たら大変だだッ児になりましたネー。それじゃ一所に行きましょう」
弁当は棉の中へ隠し、着物はてんでに着てしまって出掛ける。民子は頻りに、にこにこしている。端はたから見たならば、馬鹿馬鹿しくも見苦しくもあろうけれど、本人同志の身にとっては、そのらちもなき押問答の内にも限りなき嬉しみを感ずるのである。高くもないけど道のない所をゆくのであるから、笹原を押分け樹の根につかまり、崖を攀よずる。しばしば民子の手を採って曳ひいてやる。
近く二三日以来の二人の感情では、民子が求めるならば僕はどんなことでも拒まれない、また僕が求めるならやはりどんなことでも民子は決して拒みはしない。そういう間柄でありつつも、飽くまで臆病に飽くまで気の小さな両人ふたりは、嘗かつて一度も有意味に手などを採ったことはなかった。しかるに今日は偶然の事から屡手を採り合うに至った。這辺このへんの一種云うべからざる愉快な感情は経験ある人にして初めて語ることが出来る。
「民さん、ここまでくれば、清水はあすこに見えます。これから僕が一人で行ってくるからここに待って居なさい。僕が見えて居たら居られるでしょう」
「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。あらア野葡萄えびづるがあった」
僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆りんどうの花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。帰りは下りだから無造作に二人で降りる。畑へ出口で僕は春蘭しゅんらんの大きいのを見つけた。
「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」
「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」
「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。矢切の百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸あかぎれの薬に致します。ハハハハ」
「あらア口の悪いこと。政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」
山の弁当と云えば、土地の者は一般に楽しみの一つとしてある。何か生理上の理由でもあるか知らんが、とにかく、山の仕事をしてやがてたべる弁当が不思議とうまいことは誰も云う所だ。今吾々二人は新らしき清水を汲み来り母の心を籠こめた弁当を分けつつたべるのである。興味の尋常でないは言うも愚おろかな次第だ。僕は『あけび』を好み民子は野葡萄をたべつつしばらく話をする。
民子は笑いながら、
「政夫さんは皸の薬に『アックリ』とやらを採ってきて学校へお持ちになるの。学校で皸がきれたらおかしいでしょうね……」
僕は真面目に、
「なアにこれはお増にやるのさ。お増はもうとうに皸を切らしているでしょう。この間も湯に這入る時にお増が火を焚たきにきて非常に皸を痛がっているから、その内に僕が山へ行ったら『アックリ』を採ってきてやると言ったのさ」
「まアあなたは親切な人ですことね……お増は蔭日向かげひなたのない憎気のない女ですから、私も仲好くしていたんですが、この頃は何となし私に突き当る様な事ばかし言って、何でもわたしを憎んでいますよ」
「アハハハ、それはお増どんが焼餅をやくのでさ。つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。僕がそら『アックリ』を採っていってお増にやると云えば、民さんがすぐに、まアあなたは親切な人とか何とか云うのと同じ訣わけさ」
「この人はいつのまにこんなに口がわるくなったのでしょう。何を言っても政夫さんにはかないやしない。いくら私だってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」
「実はお増も不憫ふびんな女よ。両親があんなことになりさえせねば、奉公人とまでなるのではない。親父は戦争で死ぬ、お袋はこれを嘆いたがもとでの病死、一人の兄がはずれものという訣で、とうとうあの始末。国家のために死んだ人の娘だもの、民さん、いたわってやらねばならない。あれでも民さん、あなたをば大変ほめているよ。意地曲りの嫂にこきつかわれるのだから一層かわいそうでさ」
「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」
民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。
「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」
花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。
「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」
「政夫さんはりんどうの様な人だ」
「どうして」
「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」
民子は言い終って顔をかくして笑った。
「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討あだうちという訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦よろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」
二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。さアとの掛声で棉もぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。
半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、木この間まから影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦そばの花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。
「民さん、くたぶれたでしょう。どうせおそくなったんですから、この景色のよい所で少し休んで行きましょう」
「こんなにおそくなるなら、今少し急げばよかったに。家の人達にきっと何とか言われる。政夫さん、私はそれが心配になるわ」
「今更心配しても追おっつかないから、まア少し休みましょう。こんなに景色のよいことは滅多めったにありません。そんなに人に申訣のない様な悪いことはしないもの、民さん、心配することはないよ」
月あかりが斜にさしこんでいる道端の松の切株に二人は腰をかけた。目の先七八間の所は木の蔭で薄暗いがそれから向うは畑一ぱいに月がさして、蕎麦の花が際きわ立って白い。
「何というえい景色でしょう。政夫さん歌とか俳句とかいうものをやったら、こんなときに面白いことが云えるでしょうね。私ら様な無筆でもこんな時には心配も何も忘れますもの。政夫さん、あなた歌をおやんなさいよ」
「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」
お互に一つの心配を持つ身となった二人は、内に思うことが多くてかえって話は少ない。何となく覚束おぼつかない二人の行末、ここで少しく話をしたかったのだ。民子は勿論のこと、僕よりも一層話したかったに相違ないが、年の至らぬのと浮いた心のない二人は、なかなか差向いでそんな話は出来なかった。しばらくは無言でぼんやり時間を過ごすうちに、一列の雁がんが二人を促すかの様に空近く鳴いて通る。
ようやく田圃へ降りて銀杏の木が見えた時に、二人はまた同じ様に一種の感情が胸に湧いた。それは外でもない、何となく家に這入はいりづらいと言う心持である。這入りづらい訣はないと思うても、どうしても這入りづらい。躊躇ちゅうちょする暇もない、忽たちまち門前近く来てしまった。
「政夫さん……あなた先になって下さい。私極きまりわるくてしょうがないわ」
「よしとそれじゃ僕が先になろう」
僕は頗すこぶる勇気を鼓こし殊に平気な風を装うて門を這入った。家の人達は今夕飯最中で盛んに話が湧いているらしい。庭場の雨戸は未だ開いたなりに月が軒口までさし込んでいる。僕が咳払せきばらいを一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。民子は指の先で僕の肩を撞ついた。僕も承知しているのだ、今御膳会議で二人の噂が如何いかに盛んであったか。
宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃そろうた時、母も奥から起きてきた。母は一通り二人の余り遅かったことを咎めて深くは言わなかったけれど、常とは全く違っていた。何か思っているらしく、少しも打解けない。これまでは口には小言を言うても、心中に疑わなかったのだが、今夜は口には余り言わないが、心では十分に二人に疑いを起したに違いない。民子はいよいよ小さくなって座敷中なかへは出ない。僕は山から採ってきた、あけびや野葡萄えびづるやを沢山座敷中じゅうへ並べ立てて、暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。誰一人それをそうと見るものはない。今夜は何の話にも僕等二人は除のけものにされる始末で、もはや二人は全く罪あるものと黙決されてしまったのである。
「お母さんがあんまり甘過ぎる。あアして居る二人を一所に山畑へやるとは目のないにもほどがある。はたでいくら心配してもお母さんがあれでは駄目だ」
これが台所会議の決定であったらしい。母の方でもいつまで児供と思っていたが誤りで、自分が悪かったという様な考えに今夜はなったのであろう。今更二人を叱って見ても仕方がない。なに政夫を学校へ遣やってしまいさえせば仔細しさいはないと母の心はちゃんときまって居るらしく、
「政や、お前はナ十一月へ入って直ぐ学校へやる積りであったけれど、そうしてぶらぶらして居ても為にならないから、お祭が終ったら、もう学校へゆくがよい。十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」
学校へゆくは固より僕の願い、十日や二十日早くとも遅くともそれに仔細はないが、この場合しかも今夜言渡いいわたしがあって見ると、二人は既に罪を犯したものと定められての仕置であるから、民子は勿論僕に取ってもすこぶる心苦しい処がある。実際二人はそれほどに堕落した訣でないから、頭からそうときめられては、聊いささか妙な心持がする。さりとて弁解の出来ることでもなし、また強いことを言える資格も実は無いのである。これが一ヶ月前であったらば、それはお母さん御無理だ、学校へ行くのは望みであるけど、科とがを着せられての仕置に学校へゆけとはあんまりでしょう……などと直ぐだだを言うのであるが、今夜はそんな我儘わがままを言えるほど無邪気ではない。全くの処、恋に陥ってしまっている。
あれほど可愛がられた一人の母に隠立てをする、何となく隔てを作って心のありたけを言い得ぬまでになっている。おのずから人前を憚はばかり、人前では殊更に二人がうとうとしく取りなす様になっている。かくまで私心わたくしごころが長じてきてどうして立派な口がきけよう。僕はただ一言いちごん、
「はア……」
と答えたきりなんにも言わず、母の言いつけに盲従する外はなかった。
「僕は学校へ往ってしまえばそれでよいけど、民さんは跡でどうなるだろうか」
不図ふとそう思って、そっと民子の方を見ると、お増が枝豆をあさってる後に、民子はうつむいて膝の上に襷たすきをこねくりつつ沈黙している。如何にも元気のない風で夜のせいか顔色も青白く見えた。民子の風を見て僕も俄に悲しくなって泣きたくなった。涙は瞼まぶたを伝って眼が曇った。なぜ悲しくなったか理由は判然はっきりしない。ただ民子が可哀相でならなくなったのである。民子と僕との楽しい関係もこの日の夜までは続かなく、十三日の昼の光と共に全く消えうせてしまった。嬉しいにつけても思いのたけは語りつくさず、憂き悲しいことについては勿論百分の一だも語りあわないで、二人の関係は闇やみの幕に這入ってしまったのである。
十四日は祭の初日でただ物せわしく日がくれた。お互に気のない風はしていても、手にせわしい仕事のあるばかりに、とにかく思い紛らすことが出来た。
十五日と十六日とは、食事の外用事もないままに、書室へ籠こもりとおしていた。ぼんやり机にもたれたなり何をするでもなく、また二人の関係をどうしようかという様なことすらも考えてはいない。ただ民子のことが頭に充ちているばかりで、極めて単純に民子を思うている外に考えは働いて居らぬ。この二日の間に民子と三四回は逢ったけれど、話も出来ず微笑を交換する元気もなく、うら淋しい心持を互に目に訴うるのみであった。二人の心持が今少しませて居ったならば、この二日の間にも将来の事など随分話し合うことが出来たのであろうけれど、しぶとい心持などは毛ほどもなかった二人には、その場合になかなかそんな事は出来なかった。それでも僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。
朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。外へ出る気にもならず、本を読む気にもならず、ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。僕はどうしてこんなになったんだろう。学問をせねばならない身だから、学校へは行くけれど、心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい。明日は早く立ちます。冬期の休みには帰ってきて民さんに逢うのを楽しみにして居ります。
十月十六日
政夫
民子様
学校へ行くとは云え、罪があって早くやられると云う境遇であるから、人の笑声話声にも一々ひがみ心が起きる。皆二人に対する嘲笑かの様に聞かれる。いっそ早く学校へ行ってしまいたくなった。決心が定まれば元気も恢復かいふくしてくる。この夜は頭も少しくさえて夕飯も心持よくたべた。学校のこと何くれとなく母と話をする。やがて寝に就いてからも、
「何だ馬鹿馬鹿しい、十五かそこらの小僧の癖に、女のことなどばかりくよくよ考えて……そうだそうだ、明朝あしたは早速学校へ行こう。民子は可哀相だけれど……もう考えまい、考えたって仕方がない、学校学校……」
独口ひとりぐちききつつ眠りに入った様な訣であった。
船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個ひとつにつめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。僕は民さんそれじゃ……と言うつもりでも咽のどがつまって声が出ない。民子は僕に包を渡してからは、自分の手のやりばに困って胸を撫なでたり襟えりを撫でたりして、下ばかり向いている。眼にもつ涙をお増に見られまいとして、体を脇へそらしている、民子があわれな姿を見ては僕も涙が抑え切れなかった。民子は今日を別れと思ってか、髪はさっぱりとした銀杏返いちょうがえしに薄く化粧をしている。煤色すすいろと紺の細かい弁慶縞べんけいじまで、羽織も長着も同じい米沢紬よねざわつむぎに、品のよい友禅縮緬ゆうぜんちりめんの帯をしめていた。襷を掛けた民子もよかったけれど今日の民子はまた一層引立って見えた。
僕の気のせいででもあるか、民子は十三日の夜からは一日ひとひ一日とやつれてきて、この日のいたいたしさ、僕は泣かずには居られなかった。虫が知らせるとでもいうのか、これが生涯の別れになろうとは、僕は勿論民子とて、よもやそうは思わなかったろうけれど、この時のつらさ悲しさは、とても他人に話しても信じてくれるものはないと思う位であった。
尤もっとも民子の思いは僕より深かったに相違ない。僕は中学校を卒業するまでにも、四五年間のある体であるのに、民子は十七で今年の内にも縁談の話があって両親からそう言われれば、無造作に拒むことの出来ない身であるから、行末のことをいろいろ考えて見ると心配の多い訣である。当時の僕はそこまでは考えなかったけれど、親しく目に染しみた民子のいたいたしい姿は幾年経っても昨日の事のように眼に浮んでいるのである。
余所から見たならば、若いうちによくあるいたずらの勝手な泣面と見苦しくもあったであろうけれど、二人の身に取っては、真にあわれに悲しき別れであった。互に手を取って後来を語ることも出来ず、小雨のしょぼしょぼ降る渡場に、泣きの涙も人目を憚はばかり、一言の詞ことばもかわし得ないで永久の別れをしてしまったのである。無情の舟は流を下って早く、十分間と経たぬ内に、五町と下らぬ内に、お互の姿は雨の曇りに隔てられてしまった。物も言い得ないで、しょんぼりと悄しおれていた不憫ふびんな民さんの俤おもかげ、どうして忘れることが出来よう。民さんを思うために神の怒りに触れて即座に打殺さるる様なことがあるとても僕には民さんを思わずに居られない。年をとっての後の考えから言えば、あアもしたらこうもしたらと思わぬこともなかったけれど、当時の若い同志どうしの思慮には何らの工夫も無かったのである。八百屋お七は家を焼いたらば、再度ふたたび思う人に逢われることと工夫をしたのであるが、吾々二人は妻戸一枚を忍んで開けるほどの智慧ちえも出なかった。それほどに無邪気な可憐な恋でありながら、なお親に怖おじ兄弟に憚り、他人の前にて涙も拭き得なかったのは如何に気の弱い同志であったろう。
僕は学校へ行ってからも、とかく民子のことばかり思われて仕方がない。学校に居ってこんなことを考えてどうするものかなどと、自分で自分を叱り励まして見ても何の甲斐もない。そういう詞の尻からすぐ民子のことが湧いてくる。多くの人中に居ればどうにか紛れるので、日の中はなるたけ一人で居ない様に心掛けて居た。夜になっても寝ると仕方がないから、なるたけ人中で騒いで居て疲れて寝る工夫をし
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その後fitボクシングを始めたことで体力を作るための体力がつき、家トレを始め、ブルガリアンスクワットができるようになり、とうとうパーソナルジムに通えるようになった。
すごい進歩だ。自信もついた。なんならパーソナルジムの入会体験に行く時などは「ちょっくら見せてやりましょうかね、あっしの美しいブルガリアンスクワットを」などと思ってすらいた。実際、最初は上々だった。理解のあるトレーナーが無理っぽく見えつつ実は無理のない上手なメニューを組んでくれ、おかげで楽しくスタートを切ることができた。が、特にトレーナーを指名せずランダムでやっていたら、ある日突然破壊神を引いた。
結論から言って、私の家トレはトレーニングのうちにも入っていなかった。ペーパーマリオが家でペラペラしてただけだ。そう思えてしまうほど、破壊神のメニューは過酷だった。
彼は柔らかく微笑む分厚いマッチョだ。その柔和な微笑みのまま、私の国の言葉で「では死んでもらいましょう」に近い意味の指示を出してくる。ロダンの考える人のようなポーズから可動域じゃない部分を上げ下げしたり、ハッピーセットのサスケみたいなポーズでひたすら静止したり、まな板の上のエビみたいにビチビチ蠢いたり、それがようやくひと段落ついて泥になっていると「今のを3セットやりましょう」などと平気で言ってくる。3セットもやったらアホになってしまわないか。世界のナベアツを知らない世代?
おかげでそのトレーナーの初日は大変な思いをした。階段で膝がカックンカックンになり、ゼペットじいさん無しで踊るピノキオのようにカックンカックンと無様に一段ずつ段を降りた。それから、「プロテインを飲んでくださいね」と言われていたのを思い出して近くで買い、勢いよく飲んだらバナナプロテインが胃の底をタッチしてUターンしてきた。こらこら。シャトルランじゃないぞ。ハハハ。オエーッ。
そのまま座席で平仮名の「て」みたいな姿勢になって電車に乗り、ジムの後に入れたのを後悔しながらその日の予定をこなし、また人間よりも平仮名に近い姿勢で電車に乗り、帰宅したあと崩れ落ちた。それから、同じトレーナーを指名予約した。仕方ない、いろんなアホのメニューを3の倍数やってアホになっちゃったから。
そして今日、再び筋肉破壊神と相対し、神の導きでつま先から尻までを破壊し、イトミミズのようになって家に帰ってきた。大変な日だった。死に物狂いでまな板のエビになりきったあと、ジムの床から動けないまま「すみません、死んだエビみたいになっちゃって……」と情けなく呟いたら「いえいえ!活きのいいエビでしたよ!」と褒めてもらえ、エビとしての自信が少し回復した。そのままエビみたいにちっちゃくなった脳みそでシャカシャカと手を動かし、ジムに履いてきた外靴を靴箱から出して、それまで履いてた上履きを間違えて靴箱に入れ、靴箱から再び上履きを出し、外靴を履いてよろよろと帰った。そんな哀れなエビの背にも、破壊神は変わらず優しい笑みを向けてくれた。
これを書き終わったら、また破壊神の予約を取る覚悟でいる。Googleカレンダーに「土曜日20:00-破壊神」と予定を入れ、アラームが終末のラッパのように響くのを待つのだ。だって誰にも迷惑の掛からない破壊は楽しい。神もそれを善しとしている。ありがとう石田彰、全ての始まりをくれた人よ。両膝でリンゴが潰せるようになった頃にまた会いましょう。
漫画家。デビューから6年目。小さな出版社のWEBで連載経験あり。そろそろ大きな連載でも一つ立ち上げないといけない年次だな〜とか思っている。
先に言っておくけど、「大きな連載」が立ち上げられなかったのはひとえに自分の実力不足である。そこを誰かのせいにするほど腐ってはいない。
子供の頃なんて、もちろん出版社で漫画を選んだりはしていない。
それなのに自分の人生に大きな影響を与えた漫画が全部同じ版元から出てるんだってことに
驚いた。
いつか自分はここで連載をするんだろうな、と本気で信じた。
最初の単行本が出てから、本格的に連載を目指して連載ネームを練り続ける日々。
その辺から「あんまりそこの編集者は評判良くないですよ」という話を他社や業界の方から耳にすることもあったが
うるせえ、俺の夢に余計な水を差すなという気持ちで神保町のオフィスに通った。
打ち合わせを無断でブッチする者、このネームを連載会議に持っていくと言ったまま連絡がつかなくなった者
「なんか編集長の考えと俺の考えが全然違って、ちょーっとイチから考え直しですね!」と
ヘラヘラしながら担当に伝えられた時は鼻先を思い切り殴ってやりたいと思った。
ただ全ては夢を叶えるための過程なのだと自分に言い聞かせ、また新しいネームを切った。
しかし企業の発表した声明文に「作家を守ります」と明言されていたので、その言葉を信じることにした。
複数誌の編集部に渡ってトータル8作くらい連載ネームを作ったけど、成果はゼロ。
編集者は色んな言葉で自分の作品が選ばれなかった理由を教えてくれたけど、
一言に集約するなら「俺の漫画が面白くなかったから」に尽きる。
ボツがなんだ、連載会議落ちがなんだ、全ての経験が血肉に変えてやるわ、という気持ちで頑張った。
いつか憧れの先生たちと同じ舞台に自分の作品を載せてやるんだ。
こんなに読者に対する誠実さを欠いた企業に自分の大切な作品載せたいとは思えないよ!!!!!!!!!!!
作家を粗末に扱うのにもモヤってたけど、それはさぁ、ちょっとはこっちも我慢すべき所なのかなと思ってたよ!!!!!!
そういう粗末さに当てられて、伸びたり化けたりするケースとかもあるんだろうなと思って踏ん張ったよ!!!!!!!!!!
(もちろん作家を自死させるのは違うけどな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
でももうあんたたちは読者を粗末にしてんの!!!!!!下に見ちゃってんの!!!!!!そんな奴らにもう出版の一角を担ってほしくはないの!!!!!!
「作家にとって作品は子供」とか言うけどさぁ、あれって比喩表現じゃないからな???????????
本当に子供なの!!!!!自分の作品が粗末に扱われたら、頭真っ白になるし、モンペみたいにもなるよ!!!!!!??
「ここで主人公殺すとかどうですかね?ハハハ」とかいう放言は「ここであんたの息子殺しませんか?」って言われてるのと同じに聞こえるの!!!!!!!
それくらい本当の意味で作品もキャラクターも「子供」だと思ってこっちはつくってんの!!!!!!!!!!!
そんな大切な子供をクソみたいな保育園に進んで預けたい親がどこにいんの??????????
今だってうちの本棚にはあんたらが出版した漫画ばっかり置いてるよ!!!
あんたらの雑誌に載せてる漫画家さんは相変わらず、どれも大好きな作家さんばっかりだよ!!!!
でももうこれでおしまい!!!!子供を子供としてちゃんと大事にしてくれる所に行きます!!!!!夢は敗れました!!!!!!!
ブラックバスっつーのはバカが勝手に捨てた外来種なんだがこれがうまい!!
しかし!
しかしだ!
つまりそれさえクリアーできればうまいということにほかならない!
現にあのサメだって取ってすぐ食えばアンモニア臭なんか気にならないのだ!🦈
あとサメの野郎はヒレを処理してフカヒレにできるんだぞ!半年以上かかるけどな!
おっと脱線しちまったぜ
黒いバスじゃないぞ🚌
魚のブラックバスだ魚
こいつぁ法律で生きたまま運搬しちゃあいけねえブラックダイヤモンドなんだ知っとこうな
ゆえにつったらまずは脳天直撃セガサターン🪐じゃなくて脳天突きだオラ!
そしてエラを切っちまうぞ✂️
バケツの水で血抜きだ!🩸🪣
それが終わったらキンキンに冷えてやがる!🍻
家に帰るぞお!うおおおん!🏠🚗💨
では調理だ🧑🍳
まずはウロコをとるぞ!魚鱗!竜鱗!ロマンシングサガ3!
お次はくさみをとるぞい!
もちろんこいつ!くさそう!って思うかもしれないが
正解だ!くさいもんはくさい!
ファブリーズだって消臭スプレーだってにおいを消しちまうんだ!
これ!実はとーっても簡単なんです!
オッス!おらお酢ぅ!
すると!ざらっざらした体になりました
おう先にシャワー浴びてこいよってノリだ🚿
ああ酢をぶっかけた後に汁がでてくっからこの液体はきちんと処理しておけよ
スピードワゴンだってゲロ以下のにおいがプンプンするぜーーーーー!ウリイイイとか言い出すレベルなにするダァゆるさん!🧛🤛🎩
処理が終わったらついに開けポンキッキ!🔪
怪傑ズバーーットの勢いで黄金バットのようにフハハハハハハハ!と不敵に笑って開くんだ💀🦯
頭と内臓もしっかりととるんだぞ!
道具を全て捨て!効果発動!
そうすると浸透圧とかいう俺には理解できねえけど塩が身の中にある水にでてけでていけ!と大家かよってくらいの勢いでガンガンでていく!
大体の15分くらい待て!🕰️
待て!待てができるやつはエライ!
俺もエライ!
うおおおおおおまた汁がでてきやがった!
そろそろ書くのめんどくさくなってきたな
くせえ汁は捨てた後にキッチンペーパーで巻け!
水気をとれ!
話は変わるがドラえもんブリキの迷宮のイート巻き巻きを思い出したがあの映画だけホラーだったぜ
そしてキッチンペーパーはペパーミントパティって覚えるとスヌーピーのペパーミントパティを覚えられるって姉ちゃんが言ってた!ってハルが言ってた!
竜退治はもう飽きた!どうだみんな!?
この増田読むの飽きた!
水気をとったら皮を剥ぐぞ!追い剥ぎだああ!
羅生門だああ!漫画太郎が羅生門で追い剥ぎされるババアを描いて欲しいぞ!
よーしこれで完成系だ
この後!?
下処理終わったらまた昔みたいに塩焼きしてえなあ!?
塩焼き善し!
冷蔵して善し!
廃棄せば善し!🗑️
ふっふっふ
これでようやく下処理が終わったぜ
まずは普通に焼いちまうぞ!🐟🔥
焼くだけだああああああああああああ
うああああああああああああ
じっくりグリルで焼くぞうおおおおおお!
ああああああああああああああ
実食うううううう!
うまあああああああああああああああい!
ああああああうまあああああああい!
うまああああああああい!
絶滅させちまうくらい乱獲したあああああお!
うおおおお!ひゃひゃひゃ!
またブラックバス釣らんとな🎣
ぐへへへ
俺が乱獲しちまうぞぐへへっへへ
END
自分は見分けつかない、と思う。そもそも見て区別つくのかどうかすらわからない。(詳しい人なら見るだけでわかるもんなんですか?)本物なんて見たことない…と思ったが警察官が腰から下げてるのはあれ本物か。それなら見たことあるけど、ホルダーに入ってるから中身は見たことはない。さすがに百均で売ってるような派手な色のプラの水鉄砲くらいなら「偽物だ」ってわかるんだけどね。モデルガンと本物を手に取らずに遠目にぱっと見ただけで見分ける方法があるのなら教えてほしい。
で、仮に自分が配達の仕事しているとして、配達先の家主がピストルを玄関から見えるところに置いていたら死ぬほどビビるけど一応平静を装って一切ピストルのことには触れないようにして無事に生きて帰れることを願うだろう。もし家主がこれみよがしにピストルをいじったり(手でも口頭でも)したら「わーすごいですねー」くらいは言うかもしれない。「ハハハ、モデルガンだよ」と言われても念のため通報はするかもしれない。こちらには見た目でどっちかなんてわからないし本物だった時に大変なことになる。「銃を見たな」と後から命狙われちゃうかもしれないんだしさ。