万城目学さんの「鴨川ホルモー」を読み終えました。
「あの作家に会いたい」でこの本のことを知ったのですが、その奇妙なタイトルが何とも気になる作品でつい手に取ってしまいました。
京大に入学した安倍は、新入生の勧誘に引っかかり京大青竜会なる訳のわからない集団と関わることになってしまいました。彼らはホルモーと呼ばれる競技をしているらしいのですが、そのホルモーがなんなのかさっぱりわかりません。気がつくと、安倍は友人の高村と共に、鬼を使役して戦うという現実離れしたホルモーの中に引き込まれていたのでした。
同じ設定でシリアスな展開の物語にすることもできたと思うのですが、コメディという形式で物語が進展するのが、とても面白かったです。ホルモーに関わる儀式など、けっこう緊張感があってもよさそうなものなのですが、そのどれもがギャグとしか見えない展開に大笑いしました。
その一方で、甘酸っぱい青春小説としての一面も持っていて、主人公の安倍の恋の行方もなかなか読み応えがありました。いろいろな登場人物が出てきましたが、何といっても印象に残るのはツンデレな楠木さんこと凡ちゃんですね。(^^;
「あの作家に会いたい」でこの本のことを知ったのですが、その奇妙なタイトルが何とも気になる作品でつい手に取ってしまいました。
京大に入学した安倍は、新入生の勧誘に引っかかり京大青竜会なる訳のわからない集団と関わることになってしまいました。彼らはホルモーと呼ばれる競技をしているらしいのですが、そのホルモーがなんなのかさっぱりわかりません。気がつくと、安倍は友人の高村と共に、鬼を使役して戦うという現実離れしたホルモーの中に引き込まれていたのでした。
同じ設定でシリアスな展開の物語にすることもできたと思うのですが、コメディという形式で物語が進展するのが、とても面白かったです。ホルモーに関わる儀式など、けっこう緊張感があってもよさそうなものなのですが、そのどれもがギャグとしか見えない展開に大笑いしました。
その一方で、甘酸っぱい青春小説としての一面も持っていて、主人公の安倍の恋の行方もなかなか読み応えがありました。いろいろな登場人物が出てきましたが、何といっても印象に残るのはツンデレな楠木さんこと凡ちゃんですね。(^^;
最終更新日 : 2022-10-30
著者:万城目学 鴨川ホルモー (角川文庫)(2009/02/25)万城目 学商品詳細を見る 2浪の末、京都大学に入学した安倍が、葵祭の帰り道、ふと手渡... …
2009/11/11 15:14 新・たこの感想文