時々の記録

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2018-07-06 (Fri)

十角館の殺人(新装改訂版)/綾辻 行人

十角館の殺人(新装改訂版)/綾辻 行人

綾辻行人さんの「十角館の殺人(新装改訂版)」を読み終えました。館シリーズの始まりとなる「十角館の殺人」を再読しました。この作品は、改定前に何度か読み返しています。犯人もトリックも覚えていますが、それでも十分に面白い作品ですね。九州の孤島・角島にある十角館。それは天才的な建築家・中村青司が作った屋敷です。半年前に、青司はその島で妻や使用人と共に焼死しています。その事件の真相は、いまだに明らかになってい...

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2012-02-23 (Thu)

奇面館の殺人/綾辻 行人

奇面館の殺人/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第9弾、「奇面館の殺人」を読み終えました。探偵役の作家・鹿谷門実は、自分とそっくりな作家・日向京助と出会いました。しばらくして鹿谷は、日向からあるお願いをされました。それは、自分の代わりに奇面館と呼ばれる屋敷で行われる集まりに参加して欲しいと言うのです。その屋敷は、鹿谷にとって因縁の深い、中村青司が建築したものでした。好奇心に誘われて、鹿谷はその申し出を受けました。そして彼...

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2010-12-23 (Thu)

アヤツジ・ユキト 1985ー1995/綾辻 行人

アヤツジ・ユキト 1985ー1995/綾辻 行人

綾辻行人さんの「アヤツジ・ユキト 1985ー1995」を読み終えました。この本は、作家の綾辻行人さんが小説意外に書かれた「あとがき」「解説」「エッセイ」などをまとめた本でした。この本では、綾辻さんが作家としてデビューされてからの8年間に書かれた文章が集められていました。その中には、これまでに読んだ館シリーズのあとがきなどもあったりして、懐かしさを感じながらも読みました。読んでいて気がついたのですが、この本...

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2010-02-20 (Sat)

Another/綾辻 行人

Another/綾辻 行人

館シリーズでおなじみの、綾辻行人さんの新作「Another」を読み終えました。その中学の3年3組には、26年前から1つの呪いがかかっていました。26年前に、ミサキという名のクラスの人気者が亡くなった後、クラスのみんなはその後もミサキが生きているかのように振る舞いました。そうして彼らが卒業する時、取られた写真にはミサキの姿も写っていたのでした。それ以来、3年3組には1つの呪いがかけられてしまったのでした。きち...

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2009-08-21 (Fri)

びっくり館の殺人/綾辻 行人

びっくり館の殺人/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第8弾、「びっくり館の殺人」を読み終えました。館シリーズの続編ですが、これまでのシリーズとは違い、「かって子供だったあなたと少年少女のための」ミステリーランドと呼ばれる作品群の中の1冊でした。そのため、子供でも読めるように漢字にはルビが振られて、活字が大きいのに驚きました。子供の頃に読んだ、子供向けの江戸川乱歩の作品やホームズ、ルパンなどのシリーズを思い起こしながら読みまし...

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2009-08-17 (Mon)

暗黒館の殺人(下)/綾辻 行人

暗黒館の殺人(下)/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第7弾、「暗黒館の殺人(下)」を読み終えました。(上)を読んでから、けっこうな時間がかかってしまいました。(下)も(上)と同じく600ページを越える分量があったこともありますが、これまでの館シリーズの中でもずば抜けて雰囲気が重い作品だったことも時間がかかった理由だと思います。そして、浦登家の秘密が玄児の口から語られそうになると、それはまたいずれという感じで、解説が先延ばしにされること...

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2009-08-10 (Mon)

暗黒館の殺人(上)/綾辻 行人

暗黒館の殺人(上)/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第7弾、「暗黒館の殺人(上)」を読み終えました。ようやく半分を読み終えたのですが、ノベルサイズで二段組みの上に600ページ以上の分量があったので、(上)を読み終えるだけで相当の日数を費やしてしまいました。(^^;今回の物語では、明治の頃に建造されたという通称・暗黒館と呼ばれる4つの館からなる邸宅を舞台にした物語です。館シリーズでお馴染みの中村青司は、そのうちの北館が焼失したために、そ...

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2009-07-24 (Fri)

黒猫館の殺人/綾辻 行人

黒猫館の殺人/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第6弾、「黒猫館の殺人」を読み終えました。今回は探偵役である推理作家・鹿谷門実が、過去に出版した「迷路館の殺人」で中村青司のことに触れたことを繋がりとして、火事で記憶を失った鮎田冬馬から殺人事件について書かれた手記の内容を調査することになりました。物語は、現在の鹿谷が調査を進める過程と、手記に書かれた黒猫館で起きた殺人事件の顛末が平行して語られてゆきます。前作の時計館がかな...

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2009-07-12 (Sun)

時計館の殺人/綾辻 行人

時計館の殺人/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第5弾、「時計館の殺人」を読み終えました。この館シリーズも、この作品で第1期完結となるだけに、これまでのシリーズを通して一番スケールの大きなお話でした。今回舞台となるのは、鎌倉にある時計館です。その館では多くの死者が出て、付近の住民からは彷徨する美少女の幽霊を見たという噂まで流れています。そんな館の旧館で、とあるオカルト雑誌の降霊会が開催されることになりました。メンバーは、...

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2009-07-06 (Mon)

人形館の殺人/綾辻 行人

人形館の殺人/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第4弾、「人形館の殺人」を読み終えました。この作品は、これまでの館シリーズと比べると、かなりの異色作です。作品の雰囲気も、これまでのシリーズとは違い、何となくサイコ・ミステリーっぽい雰囲気が漂っています。それなりに面白い作品ではあるのですが、館シリーズとしてみるとこれはちょっと反則かなあとも思えました。島田潔の友人・飛龍想一は、病を患った後で京都にある亡父の住んでいた屋敷に...

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2009-07-01 (Wed)

迷路館の殺人/綾辻 行人

迷路館の殺人/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第3弾、「迷路館の殺人」を読み終えました。毎回凝った構成の作品となっている館シリーズですが、今回は「迷路館の殺人」の中に、作中人物が書いた「迷路館の殺人」が登場してくるという込み入った構成です。推理作家として大御所である宮垣葉太郎は、屋敷の中が迷路になっているという迷路館と呼ばれる館に暮らしています。ある時、その屋敷に4人の推理作家と評論家、雑誌編集者夫妻に探偵役の島田潔が...

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2009-06-24 (Wed)

水車館の殺人/綾辻 行人

水車館の殺人/綾辻 行人

綾辻行人さんの館シリーズ第2弾、「水車館の殺人」を読み終えました。久しぶりに読み返した「十角館の殺人」が面白かったので、その勢いで館シリーズの続編にも手を出してしまいました。十角館と比べると、この水車館はトリックは弱いですが、ゴシックな雰囲気、過去と現在が交錯する構成は面白いと思います。作品の舞台となるのは、十角館と同じく中村青司の設計した水車館です。その館で1年前に、不思議な怪事件が起きました。...

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2009-06-19 (Fri)

十角館の殺人/綾辻 行人

十角館の殺人/綾辻 行人

「涼宮ハルヒの憂鬱」の孤島症候群を見たせいか、久しぶりに綾辻さんの館シリーズが読みたくなって、シリーズ第1弾の「十角館の殺人」を読み返しました。角島の十角館、そこはかって館の制作者でもあり、主でもあった中村青司が妻や使用人もろとも殺害された現場として知られていました。離れ小島で起こった事件ということもあり、その真相はいまだ謎に包まれています。そんな島に、K**大学の推理小説研究会のメンバー7人が訪...

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* by tom-yan
こんばんは。
綾辻氏の作品は読んだことがないのですが、小学生の頃に読んだ江戸川乱歩の「三角館の恐怖」という作品を思い出しました。
でもこの作品は孤島が舞台ではないんですけど。

孤島ものと言えば、やはりクリスティの名作「そして誰もいなくなった」を思い出します。
中学の頃に読んだのですが、終盤はページをめくる手が震えたものでした(笑)

「十角館」も面白そうですね。
綾辻氏の作品も物色してみようかな。

* by 横溝ルパン
こんばんは。いつもお世話になります。

江戸川乱歩の作品、そういえば私も小学生の頃に子供向けに書かれたものを何冊も図書館で借りて読みました。確か、いつも基本的に犯人は二十面相だったのに面白かったです。(^^;

クリスティの「そして誰もいなくなった」は、私もやはり中学生くらいの時に読んだと思います。これは本当に傑作ですよね。おかげで、その後しばらくクリスティの作品にはまっていたような・・・。(笑)

十角館ですが、クリスティの作品を思わせる内容で、とても面白いですよ。古典的なミステリがお好きでしたら、より楽しめる作品だと思います。かなりお勧めですので、機会がありましたら一読して損はないと思いますよ。(^^)

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* by 横溝ルパン
あすかさん、コメントありがとうございます。

あすかさんは、この作品の動機の部分がかなり気になったようですね。私は犯行のトリックの方に気を取られていたので、犯人の動機はあまり気になりませんでした。(^^;
というか、現実の事件でもそうですが、何が犯罪の動機になるかは、犯行を犯した犯人にしかわからないような気がします。周りから見たらささいなことでも、それが犯人にとってとても重要なことだったりすることは十分あり得ると思いますし・・・。

ただ、私はこの犯人はやはり狂気に取り憑かれていたように思います。犯行現場の用意、犯行の実行、どれをとっても普通の精神状態では実行不可のようなような気がしました。

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2008-05-10 (Sat)

霧越邸殺人事件/綾辻 行人

霧越邸殺人事件/綾辻 行人

綾辻行人さんの「霧越邸殺人事件」を読み終えました。綾辻さんの作品は、館シリーズの「十角館の殺人」など何冊か読みましたが、このところ遠ざかっていました。そんなわけで、久しぶりの綾辻作品でしたが、とっても面白かったです。信州の山の中で、劇団「暗色天幕」のメンバーは吹雪に巻き込まれてしまいました。そこで偶然にたどり着いたのが、霧深い湖の側にたたずむ豪邸・霧越邸でした。そこには彼らより一足早く、近隣の医師...

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