時々の記録

オクジーとバデーニの最期、そしてヨレンタにも危機が・・・。(;_;)

ノヴァクに捕まったオクジーは、バデーニから自白を引き出すために酷い拷問を受けていました。それでもバデーニは、あくまで資料はすべて燃やしたと言い続けます。しかしノヴァクは、そんなバデーニの言葉を全く聞き入れません。そしてついに、ノヴァクはオクジーの目を潰すと言い出しました！(;_;)

自らも片目を奪われたバデーニは、それを見て資料がある場所に案内すると言いました。バデーニは本当にすべての資料を燃やしたのではなく、その一部をまだ残していたのです。そしてノヴァクを、ラファウが残した石箱へと案内しました。そこでノヴァクは、それを残したのが12才の少年だったことをバデーニに教えました。さらにノヴァクは、ラファウが秘密を守るために自ら死を選んだことも教えました。それを聞いたバデーニは、さらに衝撃を受けるのでした。

証拠が見つかったことで、オクジーとバデーニの処刑が決まりました。処刑までの間に、バデーニは驚くべきことをオクジーに伝えました。なんとバデーニは、オクジーの書いた物語を複製してどこかに隠したようです。オクジーの物語は地動説を証明するものではありませんが、それを読み解いた者がいればそこにたどり着けることに希望を託したのです。

そしてオクジーとバデーニは、美しい夜空を見ながら殺されました。全く正反対に見えるこの２人でしたが、最期に同じ空を見て、同じ希望を信じて殺されたのが切なかったです。

これで教会の追求は終わったかと思いきや、なんと今度はヨレンタにも追及の手が伸びました。オクジーとバデーニと一緒だったことを知られたヨレンタの前に、若き異端審問官の２人が現れました。ヨレンタはバデーニに言われたように、すべてを否定しました。しかし若い審問官の上司が問答無用でヨレンタを拷問しました。

ヨレンタの命もこれまでかと思いきや、異端審問官のあり方に疑問を持っている若き審問官の１人がヨレンタを逃がしてくれました。彼は異端審問の名の下に、逮捕された者を拷問して自白させることに疑問を感じ続けていたのです。そして今回ヨレンタが捕まったのも、彼女が本当に異端だからというより、教会でのノヴァクの地位を妬んだ上司が自らの出世と権力のためにノヴァクを排除しようとしていたことを知ってしまったからです。

こうしてヨレンタは危機を脱することができましたが、教会がこのまま彼女を放置するとも思えませんし、彼女の父であるノヴァクにも何らかの影響がありそうです。

というわけで、今回は拷問の大盛りで見ていて辛いお話でした。(;_;)
宗教が権力と結びつくことの恐ろしさ、異端という名で問答無用で異なる考えをを排除する残酷さ、そんな宗教ならない方がましですね。そして、それは今はテロリストと名を変えて存在することを忘れてはいけないと思いました。
異なる考えを持つ者同士で殺し合うのではなく、お互いの考えをよく聞き考えて、どうすれば共に生きられるかを考えたいですね。