穴にハマったアリスたち

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(第12話/最終回)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「進べき未来」感想

2025年03月30日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第12話/最終回)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「進べき未来」感想

過去に浸るのも悪いことではない。未来に進む力になる。
とてもとても美しいまとめ方だった。

インタビューなどで「続編を望むのは、過去に執着しているからではないか?」と述べられていました。
実際それは否定できない。否定できないけれど、でもこうして前に進む。

元々まほプリは出会いと別れを扱っています。
前作では地理的に異なる存在との横方向の出会い。
今作では時間的に異なる存在との縦方向の出会い。

戦闘での演出も美しすぎます。
キュアモフルンまでは予想できても、春映画の強化フォームは全くの不意打ちでした。
一瞬「ここに来て新フォーム!?」となった後、「いやこれ見覚えあるぞ」と沸き立つ感じ。とても心地よい。
そしてこれ自体が「過去も悪くない。未来に進む力になる」に繋がってる。

意図したのかどうかわかりませんが、秋映画での複数フォームの同時戦闘と対になっていそう。
まほプリの特徴の複数フォームは、「世界には様々な人たちがいるように、私の中にも複数の私がいる」の現れだと思っています。
その同一時間の横方向の異なる存在を駆使したのが秋映画。
今作は異なる時間の同一存在(春映画、秋映画、本編の特殊フォーム)を駆使して戦った。

※オトナプリキュアも(テーマ上の文脈は違えど)「私の中にいる子供時代の私」を扱っていたと思ってます。

祖母の言葉「こうして子や孫に会えるなら、年を取るのも悪くない」は物凄く綺麗。
出会いと別れのまほプリのテーマに見事に沿っています。
私らも前作まほプリの時から確実に老いた。でもこうして続編に出会えた。年を取るのも悪くない。

あと「特殊フォーム(レインボーキャリッジ)」と「子との出会い」を決定打に使うのは、子供番組たるプリキュアの矜持を感じられるのも熱い。
この2つはプリキュア的には絶対正義だものな。

過去に執着している人の代表ともいえるヤモーが、ドクロクシー様への執着がきっかけで、グスタフさんに弟子入り(?)する未来を切り開いたのも、とても面白かった。
「過去も悪くない」をこれほど端的に表す描写はないとすら思う。
前回の不自然な裏切りも、ヤモーが相変わらず病的なまでに過去に執着していることを強調しておきたかったのかもしれない。

第1話や2話で、妙に強調されていた魔法ガール活動とルール違反も、ラストを見たら納得。
前作では「魔法にはルールがある」「ルールを守らねばならない」は繰り返し描かれていました(異なる存在とのコミュニケーションを成り立たせるには、共通のルールが必要、との理解)。

今作では守るだけでなく、ルールを作る側に成長していくといった意味合いだったんじゃないかな。学生から教師へ。その上で、当時の服装をするといったワクワクの遊び心も忘れない。

一時「黒幕は魔法ガールか?」との噂が出てきたのも、「ルール違反をしている魔法ガールには作品的にペナルティがあるのでは」のミスリードと、そこからの「ルールを作る(それが周囲に認められる)」の描画だったんじゃないかな。

あえて難も語るなら、視聴者側の混乱を、どこまで想定していたのかは気になります。かなりテクニカルなので。

冒頭の女の子ふたりは、前作50話で出てきた子たち。転生体ではない。
あのシーンは別の世界線のみらリコではなく、クロノウストの能力で見た過去の映像です。はーちゃんがはっきりとそう説明している。

「2人が出会った大切なシーン」の追体験なので、意図としては第一話の初めての出会いを回想させた方が、おそらくは分かりやすかったはず。
それでも50話の子たちでやったのは、ファンサービスと「もしも転生したとしてもまた出会える」という比喩的な表現かと思われます。前作の50話でも、そういう比喩として登場している。
繰り返しますが、転生体ではないし、別の世界線を垣間見たのでもない。

ただ、そういう風に受け取られかねないのも分かりはする。
前回の後の感想で、世界一巡エンドだと受け止めた方を、かなり見かけました。
過去を捨てて呪縛から逃れたのは彼女たちだけなので、輪廻転生に逃げ込むことは不可能なのは描写されています。なので公式サイドとしては予想外の受け取られ方…だったのか、それとも予想はしてたんだろうか。

時間ネタだと主には「平行世界。別の世界線がある」「世界は一つ。歴史が変わると未来が変化する」「未来は不変」の3パターン。
おそらく「平行世界」が一番人気で「未来不変」は想定すら拒否するレベルで人気がない印象があります。
まほプリ世界は、描写を見るに「未来不変」。ここが最初のハードルになってそうに思う。何をやってるのか分からない的な感想もそこそこ見かけました。
(ついでに、はぐプリも「未来不変」。こちらも、平行世界のみを想定して批判しているケースをかなり見かける)

個人的には「未来不変」ネタが好きなのと、子供番組としては失敗した世界線を許容して欲しくないので、プリキュアさんの方針は好み。
今後も妥協せずこの設定で行って欲しいです。

今後の方針ということでいえば、続編シリーズの方向性も今のものを強く支持します。
小説シリーズやオトナプリキュアでの、前作のテーマを反映した正当続編のスタイルは、プリキュアとしての確たる信念を感じて大好きです。
本編でもプリキュアさん達は様々な困難にぶつかり、続編以上の重い展開も経験しています。それらを忌避するのは釈然としない。
これからも今の方向を維持してくれることを、切に願います。

残された謎も幾つか振り返ってみる。

(1)
最初の戦闘で目撃されたエプロン姿のアイルの経緯が不明です。
アイルが過去に移動したとの発言をしていることから、第1話の戦闘に現れたアイルは未来から来たアイルで、この時間の本来のアイルがあのエプロン姿の彼(同一時間にふたりのアイルが居る)だったと思われます。が、そもそも過去移動できることがおかしい。

闇の魔法には過去に戻る魔法もある(小説版)。ですが「闇の魔法では(母に再会するという)望みをかなえることができなかった」と述べています。
アイルが過去移動の闇の魔法に気づけなかったとしても、不自然とは思わない。
また、過去移動に使われる砂時計をオルーバは紛失していますから、技術的に再現できないのかもしれない。

それは良いとしても、第1話の戦闘アイルが何者だったのかが、全く分からない。過去移動したとの発言とも矛盾。
これはもう賛否と好みが大きく分かれるところだと思いますが、アイルが最終回後にどうなったのかが伏せられていることから、解釈を任せてくれてるんだと思う。
例えば「魔法つかいに感謝したアイルは、現在ではなく第1話時点に復活することを選び、クロノウストの過去視・未来視の力を伝えた」等。
そもそもそんなことができるかが不明ですが(クロノウストは現在時制で過去を見せているのだから、過去移動に転用はできないはず)、闇の魔法に時間に関するものがあるので、どうとでも解釈やら妄想の余地はあります。

(2)
6話のアイルとの戦闘中に垣間見た、3人で映っている卒業写真。
例によって別の世界線や歴史改変も騒がれましたが、前後の流れからしても、おそらくは「こうだったら良かったのに」の連想によるイメージシーンというだけなんじゃないかな。写真を見ている朝日奈さんの表情が暗いので、「理想的な別の世界線」とは考えにくい。

ただ凄まじく分かりにくい。アイルが繰り返し「過去も未来も変えられない」とこの世界の設定を語ってくれてはいるものの、「実は変えられる」パターンが多いので鵜呑みにできません。
あまりにも分かりにくいので、(今回の50話の子たちと同様に)意図的なミスリードを狙ったのだろうか。

(3)
クロノウストは眷属ではない。と認識したのだけど、合ってるかしら。
眷属の力(香炉のアレ)を使い果たしたらクロノウストが出現したという流れですから、眷属がクロノウストを封印とかしていて、そこから解放したのだと思われます。

実際、デウスマストの「一つになる」の思想とは大きくかけ離れている。異なる記憶に閉じ込めて、混沌への回帰を阻止していますから真逆。
これが何で眷属なんだ?と頭を抱えたのですが、眷属ではなく別存在ならすっきりする。格的にもラパーパとデウスマストの共通の敵と見た方が、納得感あります。

ただこれも凄まじく分かりにくい。先ほどの卒業写真と違い、混乱したままでも特には支障はないので、設定上の自然さを優先したのかな。
眷属を出さないのは前作要素の取りこぼしになるとか、アイルが超越存在といきなりコンタクトを取れるのは不自然だと考えたのか…。

(4)
ひーちゃんはどうなったのか。
ラパーパとことはの関係と同じ。と明言されているので、遠い未来か何かではーちゃんが倒れた時に現れる次世代だと解釈してます。
「はーちゃんの中にいる」というのも、合体融合ではなく、次なる存在として内部にいるイメージ。
ひすいを犠牲にしてことはが復活したのではなく、ことはが窮地に陥ったので未来を一時的に先取りしていた感じか。

朝日奈さんたちが、また彼女と出会えるのかは分からない。ひーちゃんに会うということは、はーちゃんに致死的な何かが起きたということ。
それは悲しいことだけど、出会いもある。「子や孫と出会えたから、老いも悪くない」と同じ文脈です。

またこれにより、はーちゃんが無限の存在ではないことも示唆されます。そもそもラパーパが倒れてますから、はーちゃんにも死はあるのだけど、超越存在のイメージが強いものな。

今回のラストで地上に戻ってきたのも、ことは自身が過剰に超越存在を自負する必要はないと吹っ切ったからかもしれない。
これ意外と重要で「普通の女の子」に復帰できてる。

プリキュアではしばしば「伝説の戦士と言っても普通の女の子」は強調されています。
視聴者がそうなので、特に初期は一民間人を強く意識していました。

今では姫やらロボやら宇宙人やら色々いますけど、そうは言っても「普通の人」の印象は逸脱はしていない。はーちゃんを除いては。
何せ彼女は宇宙空間であらゆる世界を見守る超越存在として終わってる。
似たようなルミナスは戻ってきてるし、アースも人間ベースなのに対し、かなり異質です。

それが次世代ひーちゃんの存在により緩和されています。
いわば前作での問題点を解消してくれた。
もしかしたら、はーちゃんの救済も構想の発端にあったのかもしれない。


最後に全体的な感想でいうと、手加減なしの全力の続編だったと思います。
インタビューで繰り返し「構成が複雑だ」と語られていたのにも納得。
これを視聴者を信じて作り上げてくれたことに、心から感謝します。素晴らしい続編をありがとうございました。
他のシリーズの続編にも期待しています。

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(第7話)キミとアイドルプリキュア♪「心おどる♪キュアキュンキュンデビュー!」感想

2025年03月28日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第7話)キミとアイドルプリキュア♪「心おどる♪キュアキュンキュンデビュー!」感想

晴れてアイドルプリキュアに勧誘された紫雨さんでしたが、まさか伝説の戦士だとは夢にも思わず。心をへし折られて逃走しました。気の毒に。
せっかく作ったグッズの数々もしまい込み、忘れるべくダンスに打ち込むも、心は曇るばかり。

さすがに気の毒に思ったか、咲良さんたちのフォローが入り、とりあえずは紫雨さんも立ち直ってはみたものの。
そんな折、アイドルさんたちのライブが開催されることに。立ち寄ってみたら罠でした。
憧れのアイドルさん達の舞台が、人々を不幸にするために使われる。紛い物とはいえポスターやらステージが無残に壊れていく。
それを見た紫雨さん。心に火が付いた。

この流れはとても美しいな。
「プリキュアは誰かを守るために初変身する」との印象から、窮地に陥ったアイドルさん達を助ける…のかと思いましたが、もっと概念的な物だった。私が好きな存在を汚すことは許せない。
偉大なる先輩方の株を下げることもなく、紫雨さんの覚悟のほどが非常に強調される、素晴らしい展開。

素体となったダンスの先輩も何気に良い方です。紫雨さんのことをリスペクトしているのが端々からにじみ出ている。
後輩を惑わせるアイドルさん達には敵意を抱いても何ら不思議はないのに、純粋に「紫雨さんが好きなアイドルだから、ダンスの参考になるはず」で見に来てるのもポイント高いです。これで共通の話題を作ってあわよくば…とか、そんなことは一切考えてなさそう。

あと今回も妙な一コマが大変に良いです。すやー。

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(第11話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「みらいの決断」感想

2025年03月23日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第11話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「みらいの決断」感想

クロノウストと交戦。されど力及ばず、世界は時間停止しました。みんな過去に浸っていく。楽しかった過去に。

朝日奈さんらも過去を見る。魔法界での初めての夜、海水浴、etcetc。
3人で和気あいあいとあの時の1年を振り返り、そして決断する。過去を忘れて、先に進もう。

・クロノウストの攻撃は「過去に浸る」なので、過去を忘れれば破ることができる

・ひーちゃんを生み出すことで時間停止を脱した…というより、時間停止を破るために過去を捨てたら、ひーちゃんが生まれた。
過去(ラパーパとはーちゃん)を終えたら、未来(ひーちゃん)を先取りした?
今はまた過去(はーちゃん)に立ち戻ったので、未来(ひーちゃん)が一旦は引っ込んだ?

・まほプリ2は全体構成が前作のオマージュになっている。
前回は物理的に世界が融合した。今回は時間的に3人の世界が融合した。
そしてそれを切り離し、一時的にバラバラになる。私たちは一人一人違うのだから。

・49話で描かれ、今作でもたびたび出てきた離れ離れの過去。
そこを振り返り、受け入れる成長展開。バラバラであることに意味を見出す。私たちはそれぞれ違う。だから違う過去がある。

・過去を振り返るのは、前作のアーカイブを見返すことに酷似。
「あの頃」に囚われてしまう私達視聴者をメタ的に意識していそう。

複数の意味で納得の展開です。ちょっと頭おかしい。この展開をまず念頭に全体が組まれたんだろうか。
ドラマCDの映像化等、執念すら感じる気合が伝わってくる…。高橋李依さんの有名な「(思い出を奪われるのは)嫌です。ミデンを倒します」も意識されてそう。

※執念といえば、前作の魔法界=冷凍みかんの謎の描写の如く、クロノウストの球体=冷凍みかんに見立てた演出。狂気。

過去を捨てた一行がどうなったのかは、現時点では不明。
ただプリキュアコンテンツ的には「世界は一旦滅びて2巡目の新世界で仕切り直し」はしないと思う。
物語的にも、時間停止を破ったのは3人だけ。クロノウストも健在ですから、呑気に2巡目の世界が運行するとは考えづらい。

アナザーみらリコの如く登場した謎の猫と牛乳の女児ふたりは、前作50話で登場した子たちと思われます。
あの子たち自体が「もう一つの可能性」を示唆してはいますが、演出上の話で、劇中世界的には完全に別人。同じ世界に実在するモブです。
おそらく次回あの子たちがどうのこうの…という展開ではなく、出番はこれだけでもおかしくない。

※そうすると「3人で映っている卒業式の写真」も何か前作に元ネタがあり、あれで出番は終えてたりするんだろうか。

ここまで見事に構成を決められると、最終回では前作同様にホイップさんが出てきそうで怖い。キラパティでみらリコが再会…とかされても驚かない。いや驚くけど。
もしくは「次回作の客演」という意味では、ぷちきゅあのモフルンが出てきたりとかだろうか。

それとも過去からの決別という意味で、全然まっさらな展開なのかも。何にせよ楽しみです。
時間モノということもあり、結末を知ってから振り返れば色々と分かることもあるはず。とうとう次回、2度目の最終回がやってくる。

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(第6話)キミとアイドルプリキュア♪「心キュンキュンしてます!?」感想

2025年03月20日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第6話)キミとアイドルプリキュア♪「心キュンキュンしてます!?」感想

3人目こと紫雨さん。ダンスに真面目に打ち込み、だけど今は何故かキュアアイドルさん達に夢中。なぜ?自分でも分からない。

そこに遭遇したる謎生物・プリルン。よく分からんが分かった。極めて現実的に適応し、念願のアイドルさん達とも出会えました。
そして悟る。自分も彼女たちと同じ舞台に立ちたい。だからこんなにも恋焦がれた。

なので謎生物に問うてみた。オーディションとかやってますか?やってるプリ。合格プリ。おめでとう、今日から紫雨さんもアイドルプリキュアです。そして当然のことながら、即座に戦場に連れていかれた。

この一連の絶妙な認識の齟齬は素晴らしいです。
紫雨さん視点では職業アイドルとしか認識しようがない。プリルンおよび視聴者としては、プリキュアとは明らかに戦士の集団です。
誰も嘘はついていないし、説明を怠ったとも言い難い。ただただ認識に齟齬がある。

強いて言うなら、よくあるアイドルの闇とか、理想と現実の違いとも。
数年ほど前から「プリキュアはアイドルではない。戦闘集団だ」との声も見聞きするようになった覚えがあります。
メタ的にも色々と考えるところがある…。

結果的に、紫雨さんは戦意喪失。超絶やる気満々だったのに、何とも辛い…。
振り返るに、これまでのプリキュアさんは基本的に誰かを助けるために変身しています。
今回はそれがない。一応はマックランダーの素体にされた人がいるにはいますけど、「助けるぞ!」と思うには弱いものな…。
「誰かを助けるために変身するのがプリキュアである」と置いてみるなら、「キミとアイドル」のタイトルにも繋がりそう。

放送開始前に言われた「推し活を子供に勧めるのはどうなのか」にも関わってきそうです。
作中最大の推し活をしていた紫雨さんの本心は、自分も推しと同じ舞台に立つこと。
大人の感覚だとだいぶ違和感はありますが、お子様的には至極納得いく。プリキュアになりたい。それが番組を支えてきた。

※「大人だと違和感」も実際そうなのかは疑問もある。全プリキュアライブでの「お前たちのキュア名を叫べ!」は会場が沸き立っていました。みんな変身願望をこっそり持ってる。

定番展開で行くなら、次回はアイドル達がピンチに陥り、それを助けるために変身と思われます。
推しを救う最大の行動は、自分が推しと並んで戦うこと。このあたり、どう展開するのか楽しみです。

【その他1】
キービジュアル等から期待された缶バッジグー(Canバッチgood!)が遂に登場しました。確かプリキュア史上初。
推し活との相性は抜群だと思うので、今作のビーズメーカー枠として活躍して欲しいです。
(相性が抜群すぎて、版権を気にして使用が躊躇われてしまう気の毒な玩具とも…。何か救済されて欲しい)

【その他2】
「プリルンかわいそう」とかの一言が大好き。こういう無くても問題ない1シーンはとても嬉しいです。

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(第10話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻を追って」感想

2025年03月16日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第10話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻を追って」感想

魔法界のみんなが刻に囚われ、カタツムリニアまで石化。ナシマホウ界に帰る手段すらなくなった…と思ったのも一瞬。
唯一救い出せていたヤモーさんのイードウで、さっくりと戻ることができました。確かに前作では、ほいほいと異世界移動してたものな。闇の魔法の名誉挽回。

ヤモーさんはモフルンに問う。あなたはプリキュアとどういう関係なのか?ずっと気にしていたとのこと。
モフルンの原理や正体ではなく、関係性を謎に思っていたあたり、とてもヤモーらしいと思う。

そんなヤモーさん。亜空間に潜んでいたクロノウストの決戦の最中に、裏切りなさった。望みはドクロクシー様との過去に再び浸ること。
ヤモーらしいと言うべきか、らしくないと言うべきか。
そのドクロクシー様は幻影だと明らかなのだから、らしくない気もするのですが、前作でも似たような執着をしていたものな。
ただそれはそれとして、朝日奈さんらに語った、闇の魔法使いの矜持としての共闘も全くの嘘ではなかったと思いたい。

朝日奈さんらは今日も今日とて、過去を見る。今回は忙しかったある日のこと。リコ先生は徹夜で採点し、生徒に舐められまいと気を張っていた。魔法ガールはひったくりの逮捕に協力し、授業に急いだ。
如何なる意味があっての回想なんだろう…?楽しく愉快な回想というわけでもなく、過去に何があったのかの補足という感じでもない。「若返ったあと筋肉痛」みたいなノリでもない。「会えなくて寂しかった」を改めて強調したんだろうか?

今月のアニメージュでのインタビューによれば、「あの時のまほプリ」に焦がれるのは過去への執着。
はーちゃんが戻ってきてフェリーチェに変身した際に、「遂にまほプリが復活!」と感じたとしたら、過去に囚われているとも言える。
(なお、今回もフェリーチェは名乗り「魔法つかいプリキュア!」に参加していません。意図的らしい。あの頃と同じようでいて、変わっている)

では過去に浸るのが悪いことかといえば、それも違うはずで、インタビューでもそう述べられている。
リコも今回、そこに言及しています。
とはいえクロノウストが「正しい」のかといえばそうでもないはず。

序盤から繰り返し描写されている「老い」や、共に過ごせなかった高校時代。
色々あるけれど、それでも未来に進んでいく…という展開だとは思うのですが、朝日奈さんがそれを表明する流れがいまいち見えない。

中学2年のあの頃は楽しかった。それから離れ離れになって辛かった。でも今はこうしてまた出会えた。
もしも辛かった高校時代の当時、中学時代の過去に閉じこもって時間を止めてしまったら、大学時代の今の幸せはなかった。
だから未来に進もう。たとえ今が辛くても、きっと未来は拓けている…とかだろうか。

ただこれだと「老い」への回答としては弱い気がします。老いそのものは基本的には一方通行なので、後から解消されるものではない。
老いの当事者ではなく、遺されていく側としてならおかしくないのかな。お祖母ちゃんが他界して悲しいけれど、また出会いはあるの文脈。

アイルとの決戦時に、意味深に出てきた「3人揃っての中学の卒業式写真」は結局なんだったんだろう?
過去に戻って歴史改変、パラレルワールド等々も囁かれましたが、残り2話では大掛かりなことはなさそう。
クロノウストの能力は在りし日の過去を見せることなので、存在しない「こうだったら良かったのに」は該当しないように思うのですが、次回で急にそれをやってくるのかしら。
それともアイルの「戻りたい過去があるだろう?」の問いに、単純に「こうだったら良かったのに」を思い浮かべただけでそれ以上の意味はない?

あと、今週は遂にピンクトルマリンさんが復活なされました。「2」でも響き渡る「ピンクトルマリン!」。
ピンクダイヤが生成されたときに、ピンクトルマリンは分解されて取り込まれたとかでなくて、本当に良かった。
過去への執着だろうと何だろうと、それはそれで良いのです。おかえりなさい、ピンクトルマリン…!

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(第9話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「それぞれの世界」感想

2025年03月09日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第9話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「それぞれの世界」感想

ナシマホウ界で頑張っていらっしゃる旧・補習メイトの3人は、揃って魔法界にご帰還なされた。
巷を騒がす謎事件と魔法ガールを、朝日奈さん絡みではとあたりを付け、その彼女が魔法界に行ってそうだと推測したので。
そしてクロノウストの襲撃を受け、あえなく時間停止。カタツムリニアさんも停止。さっくり描いていますが、ナシマホウ界への帰還手段が失われた。

ケイたちの視点でも、魔法ガール=朝日奈みらいは容易に予想できます。朝日奈さんはナシマホウ界出身の魔法使いという超イレギュラーなので、ナシマホウ界で魔法騒動があったなら、第一容疑者に浮かび上がるのは仕方がない。

そこからプリキュアに繋がらないのは若干の謎。まぁそもそも「変身」の概念に思い至らなければ、髪も背格好も全然違うんだから同一人物とは思わないか。私らは「プリキュアに変身する」「変身前は誰なのか」の発想を持てますけど、ケイたちはプリキュアとは変身するものだという基本知識がない。
魔法は無から何かを生み出すことはできないのだから、「変身=自室からウィッグやコスチュームを転送」(?)だと思われるので、そんなもの選択肢として考えなさそう。

何はともあれ、魔法界は壊滅していました。
時を遡ること数時間前。校長先生に報告するべく魔法界に来ていたところに、クロノウストが襲来。
待ち構えていた闇の魔法使い一行と共に戦おう…としたものの、即効でヤモーが時間停止して、よりにもよってドクロクシー様もどきを召喚。何考えてるんですかね、この人たち…。

「もどき」といえば、クロノウストはフェリーチェのことを「ラパーパもどき」と呼称。何か良いですね、ラパーパもどき。
眷属からすれば「キュアフェリーチェ」と個体名を呼ぶより、「ラパーパもどき」と認識してる方がそれっぽい。前作はどうだったかな。オルーバは「キミたち」、他は「お前たち」と呼んでた記憶はある。あと「エメラルドのプリキュア」…は闇の魔法使いだけだったかしら。

クロノウストによれば、死は命の始まり。死ぬと混沌に戻り、混沌から命が生まれる。輪廻転生の世界観。今になってフェリーチェの技名が回収された。
その輪廻を時間停止するのがクロノウストの目的。クライアス社はこいつの存在に気づかなかったんだろうか。

とりあえず敵の攻撃がどうのこうのというより、呼び出されたドクロクシーのせいでセルフピンチ。混乱に陥っている内に、放たれた傀儡によって魔法界全土で時間停止。ヤモーは救出したものの、他の3人や校長先生たちも時間に囚われてしまいました。

本当に全員の時が止まったとなると、未来への恐怖や絶望とは、夢が叶わなくて悲しい云々だけでなく、根本的な死の恐怖だとかに作用していそうです。今までにも散々「老い」を描写してきてるし。さもなくば魔法界は、新生児に至るまで誰一人現状に満足していない常闇の国と化してしまう…。

「未来が怖いから時間を止める」のは、それがメインストーリーのはぐプリの他、ドキプリ映画・NS3・ミラクルリープなど割と頻繁に扱われてます。幼児番組なので、就学や子供時代の終わりが壁として思い浮かべやすい。

何にせよ、カタツムリニアもないので帰還はできず。
予告を見るに、ヤモーと何かを語らって、刻を追いかける?タイムトラベルなのか、若返りなのか、ただの回想なのか分かりませんが、今回あまりに良いところのなかったヤモーさんが、これで終わりではなかったのは素直に嬉しいです。忠臣は報われて欲しい。

あとサブタイトルの「それぞれの世界」。
魔法界とナシマホウ界のことかと思ってたけど、各自の過去の世界っぽい。人はそれぞれ歩んできた過去があり、人はみんな違う。その違いを背負いながら周囲と接していたのが、分断されて自分の世界に閉じこもった…といったフレーバーだろうか。

残りは僅か3話です。寂しい。
いまだに「まほプリ2は前作の展開をオマージュしている」説が、不思議と成り立ったまま。今回でいえば、闇の魔法使いの復活とか。
たまたまそうなっただけなのか、「本に書かれた、決まった展開をめくるようなもの」という時間観を組み込んだお遊び的なサービスなのか。
決戦を除くと、残ってるのはミトメールや追加玩具あたり?あとは正体の告白とかかしら(クリスマス回を一歩踏み込む感じ)。

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(第5話)キミとアイドルプリキュア♪「マネージャーさん、ついちゃった!」感想

2025年03月06日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第5話)キミとアイドルプリキュア♪「マネージャーさん、ついちゃった!」感想

マネージャーさんがつきました。通りすがりの田中さん。かと思いきや、正体は妖精のタナカーン。ビジュアルも名前も凄まじいまでの適当感。
キラキランドからはなみちタウンに出張していたとのことです。出張所の規模からみて、おそらく左遷。国家滅亡の瀬戸際の割にはテンション低いのも、そのせいかもしれない。

マネージャーとは言うものの、業務目的は文字通りの管理。兵器の運用は適切に。
だけど女子中学生ふたりは、聞きつけた依頼を受けたいと懇願。プリティホリックのCMに出演することになりました。

動画サイトにフランクにコメントしてCM依頼…。しかもスケジュールに全く余裕なし。
察するに、当然断られるものと思っての依頼だったのかもしれない。コメントするだけでも話題作りにはなるだろうし。
もしくは商品キャッチコピーがたまたま被ってしまったので、苦し紛れでせめてタイアップの形を取ろうとしたのかも。
お店の方も苦労されてる。

大人のマネージャーさんがいるので、割と堂々と出演交渉をしてお仕事をゲット。
前代未聞…でも何でもなく、まこぴーとダビィという前例がごく普通にいるあたり、プリキュアさんの層の厚みを実感する。
ツインラブとかどうしてたんだろう。なあなあで金は貰ってなさそう。

撮影はそれなりに苦戦。緊張するおふたり。でもお店の方も頑張って、緊張をほぐしてくれた。
この辺り、子供向けの写真館を想起します。というか、そのまんま。写真館のスタッフ様、いかにしてお子様を笑顔にして、カメラに顔を向けさせるかのスキルが凄まじいです。あれは保育士さん等とはまた違う分野での、対子供スキルのプロだと思う。

今のところ今作は、お子様の「わたし、かわいい!わたしをみてみて!」が中心にあるのかなと思っています。承認欲求の全肯定。父母に推してもらい、華やかに輝くお子様。
なので今回のこの撮影風景は既視感が物凄いです。緊張するお子様を乗せて写真を撮る。まさにあの光景。

そしてその頑張ったお店の人を救うべく、プリキュアさんも奮闘なさる。
通りすがりのレジェンドアイドル様からのお言葉も「一緒に働く人のため」。目の前で協力してくれてるママやパパに、まずは応える。そんな感じなのかなと。

もちろんメタ的には、「仕事仲間と共に、玩具を売るぞ」の意味も強いとは思いますけれど。今作は販促をめちゃくちゃに頑張っていらっしゃる。売ろう、玩具。プリキュアさんはそのためにいる。

なおタナカーンは、ちゃんと交渉をしたり、咲良さんのお店に雇われたりと、必要なことを成し遂げていく優秀な方でした。左遷なんて言ったら失礼だったかもしれない。実のところ超優秀なので、単独派遣されていたのかも。

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(第8話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「ことはとひすい」感想

2025年03月02日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第8話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「ことはとひすい」感想

チクルンがやってきました。OPに出た時には妙に嬉しかったのですが、本編にも登場された。
事あるごとに帰ろう、別行動しようとしてるあたりが、何とも切ないです。
彼(で良いのか?)の認識では、「自分は裏切り者」なんだよな…。一緒に過ごした時間の大半は、オルーバのスパイだったわけで、外様意識はありそう。

朝日奈さんらはなし崩しで賃貸生活を継続しているようです。ガスはない。頑なにない。だから銭湯にもいく。何らやましい要素はない。ガスが!ないんだから!銭湯に!行くのも!自然!!!
こうしておそらくはフレプリや小説ハトプリ以来となる入浴シーンが描かれました。ガスがないんだから仕方がない。

ただそれはともかく、執拗にガスがない状態を強調し、カップ麺やファミレス生活を描くのはなんだろう?
「鍋を食う」は、確か最終決戦間際に朝日奈父が提案し、そのまま決戦を迎えて離れ離れになっていたんだったと思う。10年弱の時を経て、あの時の約束が実った。最新家電ではなく、ガスコンロでですが。

魔法界における魔法は、ナシマホウ界では科学です。家電が機能していない現状は、魔法抜きで生活しているようなもの。何か意味がありそうで、よく分からない。
単純に「肩を寄せ合う賃貸のほのぼのした生活」を描きたいだけでもおかしくないので、あんま深読みしてもしょうがないのかも。

今回の過去視も、49話の背景を紹介してくれただけかしら。
どういった原理で世界がつながったのか不明でしたが、二つに分かれたダイヤを突破口にしたらしい。言われてみれば納得。
元々この世界の「プリキュア」とは、「二つに分かれてしまった世界が、再び会えるようにとのラパーパの願い」です。具体的な伝説の魔法使いではなく、抽象的な出会いの祈り。
それを使って世界を繋いだのは、物凄く筋が通ってる。前作の時点で設定としては存在していそうで、機会を得たので満を持して出した感じ。
(他、「桜はあの時期には咲いていない」等も回収された。他にも色々ありそう)

世界はふたつに繋がりましたが、はーちゃんは未だに謎に宇宙に浮かんだまま。
考えてみれば、過去への憧憬は、現時点ではリコと再会できている朝日奈さんよりも、はーちゃんの方が深刻そう。
と、クロノウストの攻撃を食らった瞬間には思ったのですが、特段にそのような意識はなかったらしい。さすがは人外。

はーちゃんの人格構造がどうなってるのか。人知の及ぶ領域ではないように思うのですが、とりあえず今は中にひーちゃんもいるらしい。
彼女はラパーパの力も受け継いでいます。前作の描写では、生まれ変わりとか分身ではなさそう。

この件は、デウスマストと眷属との対比に直結するため、ちょっと慎重に見た方が良さそう。
はーちゃんとひーちゃんを同一人格とみなし、合体吸収のような解釈をすると、そのまんまだとデウスマストと同じになってしまいます。
「私たちはそれぞれ異なる」(はーちゃんとラパーパは別人格である)が前作の主要テーマですから、相応の意味を込めてくると思う。

ルビーやサファイアといった別スタイルも、「私たちはそれぞれ異なる」からの派生「私の中にも複数の自分がいる」を反映したギミックだと解釈してます。
今回は時間ということで「過去現在未来で複数の私がいる」なのかなと予想しているのですが、はーちゃんに適用すると、「過去ラパーパ・現在はーちゃん・未来ひーちゃん」みたいな構成なのかなとも。
(なお「過去のラパーパの記憶を辿る」のは、かつてオルーバが闇の魔法で試みて、はーちゃんが拒絶した件。それが今回実現してしまったので、何気に重大事件)

何はともあれはーちゃんの力が復活し、フェリーチェも再臨されました。長大なバンクが妙に懐かしい。エコーワンドも販促CMを思い出して妙な興奮があります。
しかしながらピンクトルマリンはお預けでした。期待して待とう。

あと相変わらず朝日奈さんは別行動をなさる。
ご友人の失踪は普通に考えてクロノウストの可能性が高いのだから、リコと離れるのはどう考えても悪手です。
ただ前作から彼女たちは妙に別行動を強調しているので(「私たちはそれぞれ異なる」のテーマを反映している?)、その流れだとは思う。

また、ひーちゃんが居なくなってるにも関わらず日常生活を送っているのも、前回の回想でも描かれたように「意地でも日常生活を送る」の信念があるから。
(というか展開上の支障が出るので、前回の過去視をやったんだと思う)

ただパズルを解くようなサービス演出になってる気配はする。前作を踏まえると噛みしめるように味があるけど、忘れてると「この回は何をやってるんだろう?」と首をひねりそう。

次回は魔法界での全面攻撃のようです。
過去最悪の敵を出すソルシエール様と、過去最良の時を敵として出すクロノウスト。不毛な戦いをして欲しい。

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(第4話)キミとアイドルプリキュア♪「レジェンドアイドル!?響カイト」感想

2025年03月01日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第4話)キミとアイドルプリキュア♪「レジェンドアイドル!?響カイト」感想

本作のイケメン枠、カイトさんが登場なされた。レジェンドアイドルです。
そして咲良さんの御店に通りすがり、店番を手伝ってくれた。良い人だ。

果たしてレジェンドアイドル様が、何の用もなくその辺を通りすがるのか?

まぁ通りすがりそうな気もする。世界レベルの財閥だのトップモデルだのが、適当にほいほいと出歩いてる世界だものな。
民間人の師匠・ミユキさん枠なのか、異世界絡みのキーパーソン・ジョナサン枠なのか。
どちらもありそうですけど、今のところ前者かなと予想。

そんなカイトさんに咲良さんは対抗心をメラメラと。
2話の承認欲求の高さといい、彼女は割と競争意識が強いのかもしれない。
「ウインクより私の方が上」とか思ってて欲しい。

一方、蒼風さんは純粋に学ぶべきライバルとして接していたのが面白い。世界のアイドル様相手にも怯んでない。
というか蒼風さんのジト目が大変に健康に良いです。とても良い。すこぶる良い。

前回の感想で「微妙に薄い」と書きましたが、完全に騙された。
そもそもアイドルやろうという子が、引っ込み思案だったり弱気だったりするわけないんですよ。
思い返せば、合唱のピアノに即行で立候補してるものな。一定の自信と積極性がないとあの動きはできない。違和感はあったのに注目できなかったのが悔しい。
ピアノがスランプ気味だったので内気っぽく見えただけで、別にそんなキャラではなかった。

戦闘も積極的で好き。特に定番の「今だよ!」を、攻撃を放ってる最中に言うのが強気でよい。
相手の態勢を崩してから言うのではない。私の牽制でチャンスを作れると確信して(あるいは必ずそうするとの決意で)言うのだ。

蒼風さんはカイトさんに問う。アイドルとは何か?
返ってきた答えは「また会いたくなる人」。

これはストンと腑に落ちる素直な回答。実際にチョッキリ団は、アイドルさんとの再戦を楽しみにしていらっしゃる。
今回のゲストお姉さんも、またお店に行くよと述べています。
メタ的にも納得感高い。またイベントに行きたい。また玩具が欲しい。また来週も見たい。それがアイドル。

これが物語上どう展開されるのか。また、アイドルが「また会いたくなる人」だとして、プリキュアは何なのか。とても楽しみです。

あと細かな話ですが、冒頭のスマホを連打してるの、何か可愛い。
携帯電話を持てなかった時代が遠い昔のようだ。当たり前のようにネットを活用なさってる。

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「episode31:暗黒のワルツ」ぴちぴちピッチ aqua(なかよし2025年2月号)感想

2025年02月26日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode31:暗黒のワルツ」ぴちぴちピッチ aqua(なかよし2025年2月号)感想

囚われのるきあさん。ローランにプロポーズされた挙句に謎の幻術にかかり、忘我の果てに飛び立っていきました。
そして始まる暗黒のワルツ。るんたったーるんたったー。小躍りしてるローランがいじらしい。

るきあさんが見ているのは、黒砂くんと踊る幻影とのこと。それでいいんだろうか、ローラン…。
自分に惚れさせるような洗脳術はなかったのか…。

その様子を見ていたイズールさん。

イズール:
「ローラン様はいったい何をお考えなのだ!?」

まぁそうだよな。何考えてるのか分からないもの。というか、見ちゃいけないものを見てる気がする。
想い人の幻覚を見せてる小娘と小躍りする様か…。痛ましすぎる。

尤もイズールはイズールで、ガクト様の子孫の存在を知り、小躍りなさってた。大変に痛ましい。
誰か一人くらい真っ当に幸せな人はいないのか…。

そんな目も当てられない中、ローランはダメ押しとばかりにるきあさんに接吻をなさ……ろうとして殴り倒された。気の毒。
正気に返ったるきあさんは、ダッシュで逃亡。走るんじゃない。るきあさんのアイデンティティは人なので、焦ると人間っぽい仕草が出るんだろうか。
あと、ローランは何気にショックだったようで、あからさまな逃走にも目をそらすばかり。気の毒。

とりあえずは逃げ出せたるきあさんですが、すぐにイズールに捕捉されました。
歌えばどうとでもなりそうな気はするものの、何せるきあさんだものな…。見敵必殺の精神に乏しいので先手を取れなさそう。

【今月の星羅】
1コマのみの登場です。台詞のみなら2コマ。

星羅:
「ローランは幻術が得意なの」
「相手の見たい夢を見せてまぼろしであやつるのよ…」

まるで自分もそれにやられてましたと言わんばかり。
どう見ても自由意志にしか見えませんでしたが、とにかく「操られてた」で押し通したいらしい。

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