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2021.06.02

Thankyou GUMMA 115 ep.15 終幕

D0074.jpg
2018/3/21 新前橋駅
回9749M 115系高崎車T1032編成
NikonDf AF-S50/1.4G


高崎駅まで最後の乗客を無事送り届けた115系は、寝床である高崎車両センターに戻ります。
引き上げ線に入り、そのまま一旦停止をしたか怪しい速度でずるずると進んでいきます。
最後の最後に撮りたかった新前橋駅にしかなかった2種類の惜別ポスターと絡めることにしました。
ピン甘&微ブレという『イベント時に駅先でとりあえず参加してみた』程度の意志の弱い一枚になってしまいましたが、現像でそれらしく気取ってみます。。。

実はこの写真の中に115系が6編成写っています。探せますでしょうか。
このポスターは10日くらい前から掲示されていましたが、引き上げ線に入る運用が存在しなかったためラストランでしかチャンスがありませんでした。
信越線コースの出区の方がじっくり撮影できたらしいですが、読みが甘かったです。
何度もしつこく書いて申し訳ないのですが、最終日は本当に実力の半分も発揮できず読みも外れてダメダメでした。
現像で遊べるデジタルに助けられました。ポジとデジでハイブリッドに撮影していたのは理に適っていたと思います。
回送幕の方がそれらしい一枚になった気がしますが、おそらく一日限りの復活種別幕故、切り抜いたものを貼り付けたのでしょうね。

この後ももちろん駅を出て跨線橋に行き、裏にまわって乗客の目が届かないところまで見学に行きました。
残念ながら障害物が多く露出も厳しいため写真に残すのは難しいと判断し、長居はせず一礼をして現地を立ち去りました。
同行した友人らは電車で帰るそうなので新前橋で解散し、私は単独で家に戻ることに。
当日の気疲れや今まで溜めていたであろう疲れがどっと溢れ、途中のSAなどで3,4回ピットインを繰り返し仮眠をとりました。
なんと家に戻ったのは24時を大幅に超えてそろそろ辺りが明るくなるような時間帯でした。
「ああ、終わってしまったんだな」・・・そう考えるだけでハンドルを握る力が入らず、アクセルを踏み込む力もありませんでした。
自分でも笑ってしまうくらい、体の自由が効いてませんでした。
明日からの自分はカメラを握っているのか、当時は何も考えられませんでしたね。
それだけ熱中していて燃焼しきった証でもあるのですが、それは3年経った今だから客観的に言えるものでしかありません。



惜別シリーズ『Thankyou GUMMA 115』の公開は以上となります。
たった数日分の写真に3ヶ月も掛かってしまいましたが、末期の姿を画と文で伝えられ、何より振り返ることができて満足です。
次の章は廃車回送のまとめに移ります。

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Posted at 08:00 | 高崎車 | COM(0) |