■ ハンス・オフトのケースオフトジャパンは、完全にメンバーが固定されていた。特に、FWカズ、MFラモス、DF堀池、DF柱谷、DF井原、DF都並らは、絶対に代えの利かない選手であった。
MF沢登(清水)、DF大嶽(横浜F)、MF山田(横浜M)ら、若手選手もメンバー入りはしていたが、なかなか出番はなかった。
当時は、Jリーグのチームが誕生したばかりで、チーム数は10チームのみ。特出した選手はいたものの、選手層は薄く、1人の選手の怪我(=都並)で、すべてが狂ってしまうほど、脆弱な一面もあった。
オフトは、マツダ(サンフレッチェの前身)で指導をしていたこともあって、完全に無名だった、MF森保一(広島)を代表に抜擢し、FW高木琢也(広島)を我慢して使い続けたことで知られる。
■ ロベルト・ファルカンのケース黄金のカルテットの1人であるファルカンは、94年に、ドーハの悲劇で傷心していた日本代表の監督に抜擢された。
選手起用は、非常に大胆で、ドーハ組は、FWカズ(V川崎)、DF井原(横浜M)、DF柱谷(V川崎)ら、ごく一部の選手を除いて、一度も召集されなかった。
その一方で、若手の発掘には熱心で、FW小倉(名古屋)、MF前園(横浜F)、MF岩本(平塚)、MF山口(G大阪)、DF名塚(平塚)ら、次代の日本代表を背負って立つことが期待された若手選手を次々と代表デビューさせた。
特に、当時、オランダへの留学中だったFW小倉を、Jリーグのデビュー戦よりも前に代表に召集してFWとして起用したことと、浦和でもレギュラーではなくて、ポテンシャルはあるもののパッとしない存在だった、長身FW佐藤を、いきなり代表のスタメンに抜擢したことには驚かされた。
■ 加茂周のケース94年のアジア大会で惨敗したことでファルカン監督は解任された。そのあとを受けて代表監督に就任したのが、横浜Fの監督だった加茂周である。
加茂周が始めに行ったのは、ドーハ組の復帰だった。GK松永、DF堀池、DF都並、MFラモスら、ベテランを続々と復帰させて、ファルカン監督を巡って混迷を極めていた日本代表の建て直しに入った。
しかしながら、インターコンチネンタルカップでアルゼンチンとナイジェリアイに大敗。すると、徐々に、ドーハ組を構想から外していった。
その一方、Jリーグで存在感を発揮し始めていた、MF藤田(磐田)、MF名波(磐田)、MF森島、DF相馬(鹿島)、DF柳本(広島)ら若手選手を、積極的に代表に抜擢した。
彼らは、まだ確固たる実績を上げていたわけではなかったが、代表の試合とJリーグの試合をタフにこなしていくうちに、日本代表にふさわしい実力を備えていって、ドーハ組を完全に隅に追いやった。
■ 岡田武史のケース97年秋のフランスW杯予選途中に監督に就任し、見事にフランス行きの切符を手に入れた岡田武史は、世界と戦うために、新戦力の抜擢に躍起になった。
目に止まったのは、ユース代表で活躍していた、FW柳沢敦(鹿島)、MF中村俊輔、MF小野伸二、DF市川大祐ら。当時、小野はルーキー、市川はユース所属、柳沢と中村は、チームでもレギュラーポジションを獲得していなかったが、4年後の自国開催を見据えて、才能ある若手を探し続け、結局、小野と市川がフランス行きの切符をつかんだ。(市川は最終的には、バックアップメンバーとなった。)
今でも、賛否両論のあるFWカズの落選だが、カズのコンディションは、明らかに悪かった。シビアに選択すれば、カズの落選は、ありえない話ではなかった。
■ フィリップ・トルシエのケーストルシエには、4年という時間が与えられた。したがって、彼には、若手の成長を待つだけの時間があった。そのため、ユース世代や五輪世代の若手を積極的に起用した。
もともと、黄金世代と呼ばれて、各選手のポテンシャルは高かったが、ワールドユースやシドニー五輪を経験することで、若手が期待通りに成長を遂げた。そのため、トルシエの申し子といえる、中田浩二や稲本潤一を、代表の中核として起用し続けた。
トルシエは、に「ラボ」と称し、様々な選手を代表に抜擢した。スター選手を冷遇したといわれるトルシエだが、その一方で、MF戸田(清水)、MF明神(柏)、FW鈴木(鹿島)、MF波戸(横浜F)ら、地味だが、しっかりとした仕事のできる「戦士」を多く代表に抜擢した。
■ ジーコのケースジーコも、これまでの代表監督とは、少し事情が違った。ジーコの与えられたチームは、W杯でベスト16入りを果たした若き集団であり、ある程度の駒は揃っていた。海外リーグに所属する選手もいて、スターの数では歴代トップだった。
すべての選手がJリーグに所属していた時代とは大きく異なっていたため、ジーコは、「海外組」と「国内組」というふたつの存在に苦しんだ。
ジーコは、海外リーグでベンチに座っているスター選手と、国内リーグで活躍している若手スター候補生のどちらが上なのかという難しい判断に迫られた。
■ イビチャ・オシムのケースさて、オシム監督だが、選考は比較的オーソドックスで、Jリーグで活躍している選手、将来性のある選手を優先してメンバー選考を行っているように見える。
さて、あなたは、オシム監督のメンバー選考に満足していますか?またまた、ご意見を募集します。
・今回の選考に満足ですか?その理由は何ですか?
・新加入の6人の中で、期待するのは誰ですか?その理由は何ですか?
・今回、メンバーに選ばれていないけれど、今後、代表入りを期待する選手は誰ですか?その理由は何ですか?
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ジュビロ磐田
【 今回のメンバー選考に満足ですか? 】:ある程度満足。
【 その理由をお書きください。 】:
これまでと変わらずJリーグで結果を出している選手を選んでます。
【 新加入選手の中で期待する選手は誰ですか?(複数選択可) 】:
DF内田篤人(鹿島)
MF柏木陽介(広島)
MF太田吉彰(磐田)
【 その理由をお書きください。 】:
僕がジュビロサポということ抜きにしても代表で見てみたいですし、もっと早く呼ばれると思ってました。
内田と柏木はプレーそのものよりも、個人的に同い年がA代表に選ばれるようになったんだな~という感慨があり頑張ってもらいたいです。
【 今後、代表に選出して欲しい選手は誰ですか?その理由もあわせてお書きください。 】:
前田遼一。
テクニックがあってポストプレーもでき点も取れる。
ケガから復帰すればFWの軸になれる可能性もあると思ってます。
高原との2トップが見てみたいです。
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【 今回のメンバー選考に満足ですか? 】:かなり満足。
【 その理由をお書きください。 】:
30歳以上、U22世代を除いた素材系アタッカーの選出としては完全に満足。よく見ている。DF不足は連携を深める合宿と考えると納得。
【 新加入選手の中で期待する選手は誰ですか?(複数選択可) 】:
MF柏木陽介(広島)
MF太田吉彰(磐田)
【 その理由をお書きください。 】:
全員期待しうるが、即戦力としての問題で。
太田は代表のサッカーに適合するか否かが問題。下がり目FWの即戦力として代表の軸になりうる素材と考える。
柏木は適合性に問題はないだろう、将来のエースになれる素材。時期尚早と考えられなければ、未来を考えて使い続けてほしい。
【 今後、代表に選出して欲しい選手は誰ですか?その理由もあわせてお書きください。 】:
谷口(川崎F) どの位置で使いこなすか見てみたい。
根本(大分) 左SBはやはり不足。中田浩二が使えるとしても、バックアップとして呼ぶ価値があると思う。
【 当サイトに、ご意見やご要望があればお書きください。 】:
【 ハンドル名 】:ボブ夫
【 ホームページURL 】:http://bobuo-bobuo-bobuo.seesaa.net/
【 年 代 】:20~29歳
【 性 別 】:男性
【 地 域 】:関東
【 好きなチームはどこですか?(複数選択可) 】:
浦和レッズ
ジュビロ磐田
ガンバ大阪
【 今回のメンバー選考に満足ですか? 】:ある程度満足。
【 その理由をお書きください。 】:
Jリーグで活躍している選手がしっかり選出されてるのでジーコ時代より公平さを感じるから。
【 新加入選手の中で期待する選手は誰ですか?(複数選択可) 】:
DF内田篤人(鹿島)
MF森勇介(川崎)
MF太田吉彰(磐田)
【 その理由をお書きください。 】:
右サイドの加地を脅かす存在になってもらいたいから。
【 今後、代表に選出して欲しい選手は誰ですか?その理由もあわせてお書きください。 】:
清水の市川
個人的に好きな選手であるのも理由ですが、クロスの精度の良さと動きのよさは代表レベルだと思います。
浦和の田中
はやく本調子になって欲しいという願望。
ル・マンの松井
次のW杯では中心選手としてがんばってもらいたので。
バーゼルの中田浩二
ボランチ、サイドバック、センターバックができるユーティリティー性はきっとオシム好みだと思うから。
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