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【読エ】浦和の横断幕問題に負けない応援する気持ち | | |　

■ 問題点は2点

筆者は、残念ながら他のホームスタジアムで行われるアウェーゲームには数回しか行ったことがない。スカパーや中継などで聞こえる雰囲気でしか観戦したことがないので偉そうなことは言えないが、ひいきにしているチームのゴール裏には、ほぼ全試合応援に行っているのでゴール裏に座る（正確には立つ、跳ねる）人たちの気持ちは分かっているつもりだ。

今回の浦和レッズの横断幕問題に関して要点を整理してみると、問題点は2点に集約されているだろう

・ゴール裏の観客に対しての統制
・外国籍選手に対して（今回の場合は外国籍というわけでもないが）

■ ゴール裏という場所

初めて観戦したのはバックスタンドで、応援というよりもサッカーのゲームを見ているという感じだった。また、初めてゴール裏で観戦した時は、好きなアーティストのライブに来ているように自然に歌い、応援し、跳ねていたと記憶している。

どうであれゴール裏の席にいたら応援するのが当たり前という価値観は分かる。例えば、観光客や初めて来場した人がゴール裏で座って観戦したり、盛り上がりに欠けていたりする場合は、いわゆるコアなサポーターたちは（統制だとか、排除するという言い方は不穏当だが）場違いな観客だなという気持ちになるだろう。

野球と異なるのは野球のバックネット裏は、サッカーのメインスタンドであり、野球の外野席はゴール裏である（バスケットボールも同じ）。野球のバックネット裏で飛び跳ねて応援したり応援旗を振っていたり、大声で応援していたらどうだろう。

純粋な気持ちで選手をサポートしよう、応援しようという集団がゴール裏であり、スタジアムの雰囲気を左右するのもゴール裏の応援席であるという自負を持っている。

■ 初観戦者、観光客に対して

クラブがやることでもないような気がするが、ゴール裏での応援する人たちだって誰しもが初めて足を踏み入れた日があったはず。初観戦者や観光客だって、ゴール裏の盛り上がりは体験してみたい。

初観戦者に向けた、ゴール裏応援講座のようなことをやることで、マナー雰囲気・楽しさを体験させてみてはどうだろうか。自分にあっていればゴール裏で応援につながるだろうし、体験者を増やすことでゆくゆくはJリーグの観戦者数の増加につなげられると思う。

■ リスペクトするということ

応援に違和感を感じることもある。それは執拗なブーイング。

文化やスタイルと言ってしまえば、仕方ないことかも知れないがホームスタジアムはともかく、アウェースタジアムの観客席の雰囲気を壊すような応援スタイルはどうかと感じてしまう。これは相手チームに対してのリスペクトが足りないのではないか。

国籍がどうであれ、出自がどうであれ、一喜一憂しながら選手のプレーに対して賛辞を送るのが、自分の応援する選手や相手選手に対してのリスペクトだと思う。

■ サッカーの応援の楽しさを伝えよう

政治・宗教・人種。この3つに寄らず、正々堂々と戦い、結果を求めるのがスポーツの醍醐味だ。

今回の場合は、Jリーグ屈指の人気チームであり、また観客動員数も多く、2006年には英BBCで世界のビッククラブとしてアジアで唯一紹介され、何かとこれまでも問題のあった熱い応援で知られるクラブだったことから問題が大きくなった。

もちろん、今回のはまったくいただけない。相手チームの○○選手が嫌いとか、あの選手はいけすかないというのは正直言ってどのチームにもいるだろう。しかし、今回は報道で見る限りは自分たちが応援するチームの選手、応援する側も含めて、人種的な理由で揶揄したり誹謗するのは世界的に見ても、もはやありえない。

Jリーグの各チームのサポーターは今回の問題は決して対岸の火事ではない。危ういなと思った人もいるであろう。バイトテロではないが、いつかこんなことが起きてもおかしくない場合もあるだろう。でも我々は純粋にサッカーと自分がひいきにするチームの応援を楽しんでいる。こんなつまらないことでサッカーを見る目が変わったり、サッカーファン以外から何かを言われることは望んでいない。

スタジアムで観戦、応援する楽しさを回りに伝えて、いかに多くのサポーターでスタジアムを満員にさせるかを考えていくなら、もっと楽しい応援ができるようになると思う。

(ライター紹介)

【ハンドル名】：作務衣の江藤
【年　代】：30〜39歳
【性　別】：男性
【地　域】：甲信越
【自己紹介文を150文字程度で記述してください。(省略可) 】：

2013年の11月時点ではJ1順位予想ランキングで1位でしたが、最後に失速。今年は既に予想と大きく外れており、シーズン終盤が楽しみです。

【管理人にメッセージがあればお書きください。 (省略可) 】：

ワールドカップイヤーで後半戦は盛り上がること必至！寝ずに観戦になると思いますが頑張ってください。

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