■ J1は19節が終了した。J1は19節が終了した。優勝争いは3強(横浜FM・鹿島・川崎F)が中心になっており、残留争いは神戸・清水・湘南・磐田・G大阪・浦和などが巻き込まれている。ACLの出場権争いも熾烈を極めるが今年のJリーグの第2登録期間(ウインドー)は7月15日(金)~8月12日(金)となる。J1の場合は7月16日(土)と7月17日(日)に行われる22節から夏の新戦力を起用できるが下位チームがここまで積極的な動きを見せている。
中でも積極的な動きを見せているのはG大阪と神戸の2チームになる。G大阪は4連敗を喫するなど残留争いに巻き込まれているが争奪戦の末にFW鈴木武蔵を獲得した。MF食野亮の復帰もほぼ確実となった。CFはFWパトリックやFWレアンドロ・ペレイラなど実績のある選手を擁しており、U-19日本代表のFW坂本一もいるがゴールを量産できる選手はおらず。補強ポイントだったのでFW鈴木武蔵の獲得は大きい。
FWパトリックとFW鈴木武蔵を併用することも考えられる。一方、MF食野亮についてはポジション争いのライバルがたくさんいる。MF山見、MF倉田、MF小野瀬、MF中村仁、MF石毛、MFウェリントン・シルバなどなど。アタッカーのポジション争いは熾烈なので「G大阪に戻ってきてどこまで出場機会を得られるのか?」は分からないがFW鈴木武蔵とMF食野亮が加入すれば攻撃的なポジションの厚みはぐーんと増す。
移籍市場で久しぶりにG大阪が積極的な動きを見せているが「後方からの組み立てが上手くいかない。」という問題点を解決できる可能性があったFW山岸祐(福岡)の獲得には失敗した。「加入は決定的!」と報じたメディアもあったので昨オフに取り逃がしたDFエドゥアルドに次いで肩透かしを食らう形になった。組み立ての部分が改善されないと浮上は難しいがFW山岸祐の代わりとなる選手の獲得はあるのか?