■ キーパーの移籍が多いオフになるのでは?Jリーグは終盤戦に突入した。J1は2位争いとACLの出場権争い、J2は昇格争い、J3は2位争いが熾烈を極める。目の離せない展開になっているが新型コロナの影響で今シーズンは「第3登録期間(2020年10月2日(金)~10月30日(金))」が設定されたのでこの期間中に新戦力を獲得したチームは多い。MF遠藤(G大阪→磐田)、FWエジガル・ジュニオ(横浜FM→長崎)、GK高丘(鳥栖→横浜FM)の移籍が話題になった。
即戦力クラスの選手を獲得してラストスパートをかけたいが11月に突入したのでオフのストーブリーグがそろそろ開幕する。11月7日(土)に行われるルヴァン杯の決勝が終わるとオフの補強に関するニュースも流れ始めると思うが、当然、例年と比べると「オフ期間」が短いので慌ただしい展開になるだろう。J2の最終節(=42節)とJ3の最終節(=34節)は12月20日(日)に予定されているので年末までリーグ戦は続いていく。
イレギュラーなオフになると思うがポジション別に考えると「キーパーの動きが活発になるのでは?」と思われる。GK西川(広島→浦和)の移籍をきっかけにGK東口(新潟→G大阪)やGK林卓人(仙台→広島)などたくさんの主戦キーパーが移籍を決断した2013年-2014年のオフの移籍市場は「キーパー大移動」と言われて話題になったがそのときに匹敵するほど「キーパーの移籍が多いオフになるのでは?」と考えられる。
その理由としては以下の5つが挙げられる。
・若手キーパーの台頭によって出番が減った実力派のキーパーがたくさんいる点。
・2021年は五輪イヤーなので代表候補のキーパーは出場機会を得ないといけない点。
・J1は30代中盤に差し掛かっている主戦キーパーが多い点。
・横浜FMがキーパーをたくさん保有している点。
・価値観が大きく変わってフィードのできるキーパーの価値が高まっている点。