はてなキーワード: 退職金とは
母方のじいちゃんの話。
定年退職後も外部アドバイザーのような形でバリバリ働いてたが、
年金も満額支払い済みで悠々自適の隠居生活の始まり・・・のはずが問題発生。
なにせ、いままでが仕事人間だったもので毎日が休日となるとどう暇を潰していいのかわからない。
前述の体を壊したというのが消化器関連の事だったので食関連の趣味も駄目。
周りが色々勧めてみるものの成果は今一つ。
そんなこんなで、当時高校生だった私にも一応・・・という感じで話が回ってきたので、
旧世代機として埃かぶってたニンテンドー64をいくつかのソフトと一緒に進呈することにした。
じいちゃんは、ゲームセンターが不良のたまり場として扱われてた世代の直撃なので
まあ、ダメもとで気に入らなかったら返してもらってもいいよーという感じで、まあ期待はしてなかった。
それで、3日ほどたったところでじいちゃんから家に電話、母が取り次いでゲームの事で話があると。
「やっぱり駄目だったかなー、それとも今初めて使うことになってつなぎ方とかわからないとか?」
「大乱闘スマッシュブラザーズっていうゲームの事なんだけど」
この時点で、ん?と思いつつ次の一言
はあ!?と思いましたとも。
ちなみに、あげたスマブラは2代目で、初代はちょっとへまして壊れ、
買いなおしたはいいけど、隠し要素解禁がだるくなってほぼ初期状態のまま放置してたもの
つまりじいちゃんは、この3日で隠し要素解禁するまでやりこんでたわけだ。
いや、じいちゃんあんた3日前までゲーム自体をやったことなかったよね!?
しかも、わざわざ孫に電話までして内容聞きに来るってどれだけハマってるんだよ!?
と、内心でツッコミまくりつつ質問に答えると、嬉しそうに「早速試してみる!」
といって電話終わりました。
それで、先日じいちゃんが100に近い大往生で亡くなりました。
みんなに慕われてる人だったので、すごい大勢集まった大きい葬儀になったんですが
親族、仕事関連の関係者、同じく年配の友人に混じって明らかに場違いな若い人たちの集まりが。
じいちゃん、とある有名FPSで個人スコアの二ケタランカーだったそうな。
彼の勤めていたゼネコンには、ダークスーツの一団が乗り込んできた。
一人だけ、やたらと高そうな腕時計をした男がいた。
弁護士バッジを光らせたその男が、祐介のいた会社の再建を「請け負った」のだった。
名は柿谷剛。
東京の一等地に事務所を構える、当時“倒産処理のゴッドハンド”と呼ばれた男だった。
噂では、ひとつの再建案件で数十億円の報酬を受け取るとも言われていた。
事実、祐介の会社の案件では、報酬総額は100億円にのぼった。
社員の年収を半分に削っても、役員の退職金をカットしても、彼のギャラは揺るがなかった。
「この金は、お前ら社員の生き血なんだよ」
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安い弁当をかきこみながら、司法試験に受かったばかりの若手たちが雑談していた。
「いまは倒産か、交通事故か、刑事事件くらい。しかも全部薄利多売」
「やっぱり、柿谷みたいに国策案件取ってこなきゃ儲からないんだよな」
だが仕事は限られていた。
景気の冷え込みと共に、大企業の法務部門は内製化され、案件は都市部の大手に集中した。
本気でそう呟いた者がいたが、誰も笑わなかった。
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「構造改革は不可避であり、法の力で経済を健全に立て直す。それが私の使命です」
テレビのインタビューでそう語る彼は、まるで救国の英雄だった。
だが、祐介の目には、廃墟の上に立つ火消し屋にしか見えなかった。
企業を切り刻み、社員を切り捨て、株主に“最小限の損失”を保証する。
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やがて、祐介の周囲でも自殺者が出始めた。
どれも報道されることはなかった。
代わりに報道されたのは「ゼネコンの浪費体質」と「構造改革の成功」だった。
祐介は思う。
あれは本当に“失敗した企業”だったのか?
それとも、“失敗させられた企業”だったのか?
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歳月が流れ、祐介の会社はかろうじて再編されたが、社員数は当初の5分の1になった。
建設現場は下請けと外注だらけになり、技術の継承は寸断された。
若い弁護士たちは、結局“法の名を借りて誰かを切る役割”しか与えられなかった。
だが祐介には、それが正義だとは到底思えなかった。
公共工事の代金を国が踏み倒し、
現場を知る者が黙って血を流し、
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ある日、祐介は役所のロビーで、過去に現場で一緒だった若者と再会した。
「いまは、外注で点検会社の契約職員です。…結局、同じ土の上に戻ってきた感じです」
その言葉に、祐介は小さく頷いた。
どんな肩書きを持っていても、命を守る現場に戻ってこなければ意味がない。
法は人を救うはずだった。
だが、それは一部の者にとっての話だ。
昔色々思う所があって、前の夫の貯金を衝動的に引き出した後、出奔してしまった事がある。
別に大きな不満があった訳では無いけど、専業主婦という自分が嫌だったんだと思う。
そのまま2、3年は自由に遊び回って、お金が少なくなったら適当にバイトしてお金貯めて、
その間、元夫は長女の世話を懸命にしていた様だった。
旅先で今の夫に出会って、離婚のケリをつける為に元夫の所に戻った。
私は娘の親権を主張したんだけど、元夫も譲らなくて裁判になりかけた。
それから1年ぐらいして、面会の時に上手い事両親の家に連れて行って、
そのまま転校手続きなんかも済ませて、実質的な育児要件を作ってしまった。
元夫は抗議してきたけど、あっちは独身で両親も普通の家、一方夫は会社経営でそれなりに裕福だし
こちらの両親のサポートもあったし、親権については女性側が有利で家裁も味方してくれて
無事、元夫が養育費を支払う事で決着した。
そこまでは上手くやれて、新たな幸せなを得れたと思った。
けれど娘が10歳も過ぎた頃から、どんどん反抗的になっていった。
私は大好きなパパを一緒に暮らせなくさせた悪い人だし、夫はママをパパから奪った悪者だってさ。
まだ小学生ぐらいの頃は、私と夫でシメる事で何とか収まってたんだけど、
中学に上がり、悪い友達なんかも引き連れて来る様になると、立場が逆転してしまった。
例えば娘が遅く帰って、私が怒鳴って夫がシメると、
その次の日の夜ぐらいに、娘の友達とやらが押しかけてきて、部屋で大騒ぎしたり…
注意しても向こうは大勢で怒鳴り返されるから、どうしようも無かった。
高校にも上がったら、どっかのチーム?の彼氏という人が入り浸る様になり、
ついでに私と夫に暴力を振るう様になった。
夫は次第に自宅には帰って来なくなったけど、
私には帰る場所は無く(両親との二世帯住宅を建てて貰っていた)、
ひたすら今までの恨みを返してやると、殴られ蹴られる毎日で地獄だった。
夫もさすがに我慢の限界で、学費はもう一切出さないぞ!と告げたら、
娘はあっさり高校を中退して、元夫がいる県に出奔してしまった。
既に高校は卒業していたという彼も、娘について行ってしまった様だ。
元夫の所に乗り込み、未成年誘拐と通報したら、夫は逮捕された。
娘が色々上手くいったらしく、釈放はされたけど、
夫はその事が原因で会社クビになったみたい。
それじゃ一緒に暮らせないよね、大人しく戻って来なさいというと、
痛みにうめいている私に娘はツバを吐いて立ち去っていった。今でも頭には傷が残っている。
でも私は一回も孫の顔を見ていない。
実家の両親宛に、写真は送られた様だけど、私は見せてもらえなかった。
「お前のせいで、あの子(娘)は出て行き、ひ孫を抱く事も出来ない。この疫病神が!!」
と二人に責められ、私は適応障害のノイローゼになってしまった。
父はそれから程なくして亡くなったけど、母は未だに生きている。
母に対しては、娘から数ヶ月に一回ほど、近況の連絡が来るらしい。
でも孫を会わせたり、母に会いに行く気は無い様だ。
「お婆ちゃんにはお世話になったけど、顔を見るとあいつの事を思い出すから無理、ごめんね」
と言われたと。
「お前なんか産むんじゃなかった、私より早く死ね」と、ハッキリと母には言われてしまった。
私は夫が経営する会社の社長夫人兼取締役、という事になっている。
夫は私には優しくしてくれてるけど、会社の若い子に愛人がいる事は知ってる。
私の名前を勝手に使って、私からの発案だと従業員に不利な給料改革(年俸を多少アップする代わりに、
退職金を0にする制度。トータルではマイナスになるという)を行ったり、
私が○○と言っていると、気に食わない部下を追い込んで辞めさせたり、
逆に私から庇う形で若い子に優しくして…とか、私を使って上手い事やってるのも知っている。
でも夫と喧嘩して離婚となると、追い出されて路頭に迷うのは私と母。
それだけは避けたいし、表面上は優しい夫だから、幸せだと思いこむしかない。
長男は、まだ就職したばっかぐらいの歳なのに、母が「早く結婚しろ、ひ孫を見せてくれ」と
しつこくせがむので、すっかり家に寄り付かなくなってしまった。
偽りの幸せを幸福だと思い込みながら、寂しい余生を送るしか無い私の人生は、まさに修羅場というより地獄。
そこらの一般人みたいに、平凡に生きてれば良かったのだろうか。
それとも増田みたいに、世間を見下しながら堂々と生きていけるメンタルがあれば良かったのだろうか。
そんな事ばっかり考えてる。
ヒューチャーという大手ITグループ企業(以下F社)が新卒年収600万円以上にするというニュースがあった。
一見JTCには難しい高給条件だが、実態はどうか同社の採用サイトの記載や転職サイトの口コミなどを見て検証してみたら、昨今の新卒待遇アップの典型例と言える内容だったのでここに置いておく。
なお、増田は別にF社とは何の関わりも恨みもないことを付記しておく。フラットに見ている。
600万の中には賞与4ヶ月分が含まれているが、夏ボはもらえないので実質2ヶ月分あるかどうか、が真である。この時点で75万のマイナス。
なお月給は37.5万と初任給にしては破格に見えるが…
案件が決まるまで最大6カ月間は月給が2.5万ずつ減らされて35万になる。半年決まらなかったら15万マイナスだ。
それでもまだ初任給にしては高く見えるが…
定時が7.5時間なので1日10時間、月200時間労働が標準。朝9時出社なら20時までは帰れない。これは研修期間も同様。
この条件で時給換算してみたら1785円(160時間超過分は25%割増で2240円)と、初任給としては平均よりやや高めくらいにまで落ちてくる。
これは結構キツイ。有給休暇に関しては合法な範囲で最も少ない制度になっている。あっという間に有休使い切って欠勤になり給与や賞与が減らされる社員が女性中心に多発してると思われる。というか女性が入れる会社ではない。
他社との比較だが、例えばNRI(初任給27万円)は有休付与は17日で、夏休みが別途5営業日ある。これが大手標準だがF社は大きく見劣りする。
時給換算で5%くらい劣後することになる。これを前述の1785円から差し引いたら、時給換算1700円。
JTCなら標準装備されているこの2つがF社にはない。独身こどおじなら無影響だが、下宿者には辛いし、家族持ちなら年収100万以上変わってくる。
他社と比べて待遇面が10%くらい劣後してることになるので、これを前述の1700円から差し引いたら、時給換算1530円。もはや「並の部類」である。
F社には退職一時金も、確定給付企業年金(DB型)も、401kもない。
これも他社と比べて5〜20%(制度次第)劣後することになるので、8%として前述の時給換算1530円から差し引いたら、時給換算1400円。
もはや「低い部類」に入ってくる。
健保料率は従業員負担が3.98%とやや低い部類で、会社負担のほうが少し高めだった。はてなユーザーお馴染みの「関東ITソフトウェア健保」より0.8%くらい低い。年収500万なら手取りが4万円くらい増える計算。
今回はF社を取り上げたが、昨今の初任給アップ(の見せかけ)は実に多彩なカラクリが仕込まれている。
本件ではない他社の事例だが、ひっそり定時を30分延長するとか、健保の会社負担率を下げて従業員負担率を上げるという事例もある。また、退職金制度をDB型から401kに変えて、会社側の退職金積立負担を下げて基本給アップに回す事例がかなり多い。増田の会社もこれをやった
よくよく募集要項や求人票の内容を吟味し、不明点は素直に会社に聞いて、「高給のはずだったのにこんなはずでは…」とならないようにしよう。また、ぱっと見安く見えるJTCの初任給も、実は他の手当や福利厚生を含めたらかなり高いことがわかるはずだ。
赤字に転落してからの人員削減は「経営陣何してんねん」って叩かれるのは分かるけどそうじゃないでしょ
全社的に増収増益傾向で、セグメントの整理で人員削減して経営をスリム化するだけでしょ?
業績好調のうちに人員削減するからちゃんと希望退職者に退職金が出るし
やることがない会社で死んだように仕事するよりも、成長の見込みがある他企業へ転職するのは普通に良いことでしょ
「パナソニックの社長が報酬返上して決断」とかも意味不明で、返上する必要一切ない
人材を抱え込んで停滞させるようなクソ経営陣が多い中でかなり優秀だと思うし
いずれも事例を見聞きしたものだ
ニュース記事にもなっていた酷い事例。氷河期世代は本当に報われない。
「前払い制度に変えた」と言い張ってその分マイナスαを調整手当としてに上乗せするパターン。または「企業型DCに変えた」ということにして、雀の涙ほどの会社掛金+調整手当を払うパターン。新卒だけでなく全社員が対象。労働組合がない会社で散見された
2番を25入社新卒以降入社組にだけ適用するパターン。労働組合があり退職金制度廃止に障壁がある会社で散見された。
ネット系企業によくあるパターン。残業数十時間分を基本給に見せかける悪質性の高いもの。
所定労働時間が1日8時間未満の企業で散見されるパターン。基本給は上げたが代わりに7時間を7時間30分に延ばした大手企業の事例を耳にしている。
会社の健康診断を人間ドックから法定健診にランクダウンさせて原資を稼ぐ。従業員1000人の会社なら3500万円くらい確保出来るので初任給アップには十分。
大企業にちらほらあるパターン。これまで従業員4:会社6だったのを従業員5:会社5にする、などの形。これも「ステルス賃下げ」とニュース記事になった。
会社はあの手この手で人件費抑制を図っている。見かけの初任給アップに騙されず、その影で多数の先輩社員(特に氷河期世代)が泣いているのは覚えておこう。本当に企業業績が明るければこれらの手口に走る必要はないはずだ。