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記者たちが目撃したウクライナ軍の妨害行為、ザポリージャ原発を急襲したが失敗

<記事原文 寺島先生推薦>
Journalists Witnessed Ukrainian Saboteurs’ Failed Storming of Zaporozhye NPP

出典:INTERNATIONALIST 360°

2022年9月4日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年9月12日



 ラファエロ・グロッシー事務局長が率いる国連のIAEA(国際原子力機関)の査察団が9月1日、ザポリージャ原子力発電所に到着し、現地を視察した。この原発はロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦が始まった最初の月から、ロシア軍の統制下に入っている。

 ロシア国防省(MoD)の発表によると、9月1日にウクライナの町エネルゴダルに到着した記者たちが、ウクライナの妨害工作員がザポリージャ原子力発電所(ZNPP)の襲撃に失敗したのを目撃したという。 国防省は日曜日(9月4日)の声明で、記者たちは防空壕に隠れながら、ウクライナの大砲による原子力発電所の領域とエネルゴダールの住宅地に対する大規模な砲撃を、自らの目で確認したと述べている。


 その声明によると、ロシア側は、国際原子力機関(IAEA)事務局の要請により「60名を超える記者が安全に原発施設へ到着できるよう、その安全に万全を尽くした」という。 記者たちは、フランス、米国、中国、デンマーク、日本、ドイツ、トルコ、カタール、アラブ首長国連邦、韓国、ベトナムなどから来ていた。

 さらにロシア国防省の声明によると、ウクライナ、米国、そして英国の特別に選ばれ、訓練を受けた「ジャーナリスト?」たちは、60名を超える各国からの記者団に対してザポリージャ原子力発電所(ZNPP)をウクライナ当局の管理下に置くことについて記者会見をすることになっていた。それも、ウクライナ政権とウクライナ政権を支援する西側が、IAEAの代表団がいる面前でZNPP奪取作戦をいろいろ準備する真只中でのことだ。

 さらに同省は、9月1日にザポリージャ原発に向かっていたIAEAの車列に、ウクライナと西側の記者たちが乗った車を許可なく入り込ませようとする動きがあったことも伝え、これらはウクライナ当局による挑発行為だとした。

 「ウクライナ当局が挑発行為を行おうとする動きがありました。 これは、IAEAの事務局や国連の安全保障理事会の同意のもとでIAEAの査察団が決めた行程を妨害しようとするものです。同意に基づく詳細な文書に従って、ザポリージャ州内でロシアが管理下に置く領域への移動は、ロシア国防省が事前に国連安全保障理事会に提出した詳案に基づいて実行されることになっていました」と同省は強調した。

 この声明が出されたのは、ロシア国防省が、ウクライナ軍(AFU)の2隊の妨害組織を撃退した、と発表したあとのことだ。その妨害組織は今週(9月第1週)始めに、ザポリージャ原発付近3キロ(1.8マイル)のところに上陸していた。ザポリージャ原発は、エネルゴダール市近郊のドニエプル川の左岸の土手に位置するが、原発設置台数とエネルギー出力において、ヨーロッパ最大の原発である。


 ウクライナでのロシアによる特殊軍事作戦が行われている間、この原発とその周辺地域はロシア軍の統制下にある。ロシア国防省によると、エネルゴダール市と周辺諸村落とザポリージャ原発は、ウクライナ軍からの激しい砲撃の標的にされ続けている、とのことだ。 いっぽうウクライナ当局は、その砲撃の責任はロシア側にあると非難している。ザポリージャ原発周辺の現状は、当地域で原発事故が起こる可能性があるとして、国際社会から懸念の声が上がっている。

 2月24日、ロシアはウクライナの「非武装化」と「非ナチ化」を求めて特殊軍事作戦を開始した。これは、ドンバス人民共和国からの要請に応えて、ウクライナ軍の攻撃から防衛を求めたものだった。
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