■ 出場試合数は自己最多のMF中村充(鹿島)J1で上位争いに絡んでいるチームになるとアタッカーのポジションは質も量も豊富である。有力選手を多数抱えているクラブが少なくないので必然的に「出場機会に恵まれない実力者」は少なくない。また、今オフ、DAZN効果で激増した賞金を手に新たに有力選手を買い求めるクラブが多くなると思うので「来シーズン、出場機会が減少しそうな選手」にいいタイミングでアプローチできるとゲットできる確率は高まる。
最初にピックアップするのはMF中村充(鹿島)になる。MFレアンドロやMF三竿健などと同様で大岩監督が就任した直後の時期にスタメンに抜擢されて結果を残したことで評価が急上昇。出場機会に恵まれなかった昨シーズンまでとは違ってレギュラーを確保した時期もあった。ここまで20試合に出場して1ゴール5アシストを記録。J1での出場試合数に関しては鹿島に加入した2013年以降では自己最多の数字となる。
一定の評価を得ているが最近はベンチスタートも増えており、絶対的な存在になりつつあるMFレアンドロやMF三竿健と比較すると評価自体も今一つである。昨オフも他クラブからオファーを受けながら鹿島にとどまったので「鹿島で成功したい。」という思いの強い選手であるが鹿島のサッカースタイルに合った選手ではない。テクニックやアイディアを存分に披露できそうなチームに移籍するのも1つの道である。
MF中村充はキープ力が高くて周囲に味方がたくさんいる環境になると決定的な仕事が出来る選手である。J1の中規模以下のクラブであれば「攻撃の中心」になって活躍しても不思議はない。他には昨オフに福岡から鹿島に完全移籍したもののJ1ではわずか5試合の出場にとどまっているリオ世代のMF金森もJ1の中規模以下のクラブにとっては狙い目と言える。独力でチャンスを演出できる選手はやはり魅力がある。